地区振興や災害対応等 他【新千葉新聞】
- 2021/11/10
- ニュース
新千葉新聞2021年11月10日発行
地区振興や災害対応等
木更津市の富来田地区まちづくり協議会
協議会等10人出席 渡辺市長に要望書
木更津市の富来田地区まちづくり協議会(会長・石井恵一)は、4日、市に対し「令和3年度富来田地区要望書」の提出を行った。
市役所駅前庁舎での提出には石井会長、副会長の鈴木達也区長会会長、池田守一社福協会長、小倉秋男武田堰土地会長区理事長、渡邉義明青少年健全育成会議会長、佐久間ひろし富来太商工会会長、佐久間登交通安全協会富来田支部長、事務局の山口歌子さんが訪れ、三上和俊・佐藤修一両地元市議が同席した。
木更津市からは、渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、伊藤浩之総務部長、鶴岡賢一健康こども部長、江尻益男環境部長、土屋文孝都市整備部長、渡邉雅彦市民部長、阿津直人市民活動支援科長・同課職員などが出席。
石井会長から渡辺市長に要望書が手渡され、趣旨説明が行われた。
同地区まちづくり協議会は、平成21年に木更津市が制定した「木更津市協働のまちづくり条例」を受け、平成28年4月1日に地域の各種団体代表が集い発足した。
以降、「地域にできることは地域の力で」を合言葉によりよいまちづくりに住民が力を合わせて取り組んでいる。
石会長は同地区の現状説明で、~少子高齢化の進展は否めず、地区人口は20年間で約2500人減少、高齢化率も42%と、対前年比1ポイント増加、小中一貫校の富来田学園は市の小規模特認校に、鳥獣被害も深刻~などを報告すると共に、今回の要望は、今より少しでも安心・安全なまちとなる様、住民相違の要望である、~として理解と指導を願った。
三上市議も、「是非、将来的な全体像で富来田地区を捉え、総合的に地域課題に取り組んでほしい」などと要望した。
これに応え渡辺市長は、コロナ対策やタブレット端末を活用した情報発信など氏の施策を紹介すると共に、同要望書については関係部署を連携を図り課題解決に努めるなどと話し、日ごろから様々な姿勢への協力に感謝した。
市では、来年2月ごろ同地区に対し、各部署から詳細説明を対面で行うことを予定している。
要望内容は次の通り。
【継続要望】
①2級河川小櫃川水系河川の整備・維持管理、崩落個所の補修・川床の浚渫
②農業振興対策・有害鳥獣対策
③企業誘致
④参拝施設計画及び残土埋め立てに係る注視・巡回
⑤児童・生徒の通学路(歩道)工事の促進
⑥都市計画道路等の早期整備促進
⑦JR馬来田駅前への「交番設置」と駅ボランティアへの女性
⑧自家用有償旅客運送の運送先拡大
【新規要望】
①指導141号線富来田橋~今間橋の路面(通学路)の拡幅及び舗装
②新型コロナウイルスに係るワクチンの接種会場として富来田公民館を指定すること
③風水害による架線への倒木と予防伐採の予算措置
地元の投票率
衆院選県内53.64%
10月31日(日)にお紺われた「第49回衆議院議員選挙」における投票率は次の通り。
君津地域4市等の12区(7市1町)は、木更津市は選挙当日有権者数112,529人、投票者数56,446人で、投票率は50.16%、前回より2.08ポイント増、君津市は同70、993人、同37,695人、同53.10%、同1.20ポイント増、富津市は同37,773人、同19,951人、同52.82%、同0.97ポイント減、袖ケ浦市は、同53,606人、同27,902人、同52.05%、同1.48ポイント増。
12区全体では投票率52.20%で前回より1.63%増、県内では53.64%(戦後初めて5割切った前回49.64%)で3.75%上回った。
税を考える習慣をPR
イオンタウン木更津朝日で税の作品展示
木更津税務署管内「くらしを支える税」
国税庁主催、11月11日~17日(火)までの「税を考える週間」に因み、木更津税務署(署長・信本務)管内では、毎年様々な広報活動を実施して、税についての関心、tだしい理解などの啓蒙を図っている。
今年のテーマは「暮らしを支える税」。
今年はコロナ禍の影響から「新しい生活様式」の定着が求められており、例年通りの行事ができない状況になっている。
納税表彰式(税務署、税務懇話会共催)なども中止に。
木更津税務署懇話会(会長・平野雅美)では、11月3日に潮浜公園で開催された「木更津オーガニックフェスティバル2021」で、税を考える週間をPRする「街頭キャンペーン」を実施した。
木更津青色申告会は、11日~17日に併せて管内各所で、広報車による巡回を行い、税を考える週間のPRや青色申告普及月間をPRしている。
また、納税貯蓄組合連合会主催の中学生の「税についての作文」や、木更津税務会主催の小中学生の「税の兵庫」、木更津税務署等の高校生の「税に関する作文」の入賞作品があす11日~17にちまで、イオンタウン木更津朝日1階・ノースコートに展示される。
その後、18日(木)からは、木更津市役所、君津市役所、富津市役所、袖ケ浦市役所を巡回して展示される。
かずさFMでも、今月12日(金)、午前10時~同11時(再放送午後7時~同8時)、放送のラジオ番組「TOKOTONかずさ~あの人に会いたい~」に税務署や税務懇談会共催で出演。
「税についての作文」も、本人による朗読放送が、きょう11日(水)今月19日(金)に放送される。
(13日と14日は除く)
13日(土)には木更津意法人会青年部により「やさしい税金クイズ大会」がイオンモール木更津(同市築地)で開かれる。
このほか、税理士会木更津支部による「税の無料相談」が17日(水)にイオンタウン木更津朝日1階ノーズコートで実施される。
19日(金)には午後6時から公益社団法人木更津法人会主催の税を考える週間メイン行事、「古舘伊知郎講演会」(演題『常識を疑え!』)が君津市民文化ホールで開かれる。
県内4人感染
コロナ地元はゼロ
県によると8日、君津地域4市で新型コロナウイルスの新規感染者は確認されなかった。
10月29日以降、感染者は出ていない。
千葉県内では20歳代から50歳代の男女4人の感染が新たに判明した。
1日の感染判明数が10人を下回るのは2日連続。
死者はいなかった。
海外最優秀賞パラリンピアンと
清見台小学校 オンラインで交流
9月5日に閉幕した「東京2020パラリンピック」閉会式で、国際パラリンピック委員会(IPC)主催の「I’m POSSOBLE アワード」開催国最優秀賞を受賞した、木更津市立清見台小学校(校長・高橋等、児童数540人、23学級)に、同賞の副賞として、同賞の海外最優秀賞を受賞したパラリンピアンをゲストに迎えて、オンラインで交流する『学校訪問プログラム』がプレゼントされた。
同プログラムは、2日午前8時30分から同校体育館で実施され、6年生91人が参加した。
ゲストはポーランドのクロスカントリースキー選手で経済学者のカタジナ・ロゴヴィエツさん(44)。
トリノ2006冬季五輪の黒須間tリースキー15キロや5キロで金メダルを獲得するなど、様々な国際大会で輝かしい記録を樹立してきた。
現役引退後は、ICPアスリート協議会やICPアンチドーピング委員会などで要職を務めた。
ポーランドと日本の時差はマイナス8時間で、同プログラム開催現地では深夜中だが、児童の学習時間に合わせた開催に感謝して開会。
通訳を介して進行。
先ずカタジナさんの協議に挑む姿が映像で紹介された後自己紹介、3歳の時収穫機会に両手を巻き込まれて腕(肘から下)を失ったことや、成長とともに人との違い、偏見などに辛い思いもしたが、スポーツとの出会いで様々な可能性を与えてもらったことなど~を話した。
質疑応答では「生活上大変なこと?その解決法は?」に対し、「皆さんが多分想像するほど大変ではない。文字を書くこと、裁縫、靴の紐が結べない、ないどは困るが、自分でできないことは誰かの助けを借りる。声に出す」ことが大事と話し、「すぐにできなくても何度も練習すれば、できるようになる。腕が短くてできないことは口・歯・芦屋危惧を使えばできることもある。毎日、より良い方法を考えている」などと常に前向きな生活が紹介され、児童たちに「いつでもポジティブで、いいことを考えよう!出来ないことにもチャレンジしよう!」などのメッセージが贈られ、児童たちは拍手でこれに応えた。
話しを聞いて児童たちは、「すごい前向きな姿勢が勉強になった」「中学でもきょうの経験を生かしたい」などの感想を話し合っていた。
最後にカタジナさん(映像)と一緒に記念写真に収まり、思い出多いひと時を共有した。