奉仕の誓いを新たに 他【新千葉新聞】
- 2024/11/27
- ニュース
新千葉新聞2024年11月27日発行
奉仕の誓いを新たに
木更津ライオンズクラブ 60周年記念例会
ライオンズクラブ国際協会333―C地区10RIZ 木更津ライオンズクラブ(会長・高橋啓二、以下LSでは、23日(土、祝)午後3時から東京ベイプラザホテル(木更津市)でクラブ結成60周年記念例会の式典(実行委員長・栗田秀芙)を開催した.
60年前(1964年)に創設を呼びかけた市川LC、姉妹クラブの前橋東LCと台北市仁愛LC(獅子會)、兄弟クラブの富津・上総・木更津中央・袖ケ浦・君津・君津中央・君津プラチナの各LCの幹部メンバーら105人が集い、結成以来の誓い、《われわれは知性を高め 友愛と相互夘解の精神を餐い 平和と自由を守り 社会奉仕に精進する》(『WE SERVE』ウィサープ、我々は奉仕する)を確認した。
来賓を代表して大瀧勝明地区ガバナー(君津LC)、高橋浩県議、森岳県識(木更津LC)が祝辞を述べた。
例会の中では、台北市仁愛LCの黄聖諺会長から、能登半島地震復與義援金が大瀧ガバナーに託された。
また、木更津市青少年補導員太田中学校区より、公益財団法人麻薬覚せい剤乱用防止センターへの寄付があり、同協議会の安藤順子副会長より、高橋会長に贈呈された。
木更津LCからは、アイバンク協会と、かずさ地域のLCでつくる青少年健全育成棊金に寄付金が贈られた。
また、クラブ結成周年記念事業として直近二期合計で1,000万円を超える金銭奉仕活動をしたこと、昨年7月に千葉市を会場に開催された第59回献血運動推進全国大会における血液事業用車両寄贈への貢献から千葉県赤十字血液センターから表彰されたこと、今年4月の台湾花連地方地震災害の義援金に対して、花蓮県知事より表彰を受けたことなどが報告された。
木更津LCは、ライオンズ子ども食堂かずさやの運営、少年少女主張大会や木更津市少年野球大会の協賛、薬物乱用防止教室の開催、ライオンズガーデンの花壇整備、そして継続的な献血活動など、地域に根差した多彩な奉仕活動を展開している。
心静かに一服のお茶を
爽やかな秋の風情いっぱいに感じて
木更津茶華道の会 茶会といけばな展
爽やかな秋を迎え、木更津茶華道の会(会長・天内翠紫)では、「木更津茶華道の会茶会・いけぱな展」(木更津市文化祭参加)を、24日(日)午前10時~午後3時まで、かずさアカデミアホールで開いた。
木更津市文化協会協賛、木更津市・木更津市教育委員会後援。
茶会の会場には多数の和服姿の女性などが訪れ、しばし日ごろの喧騒の日々を忘れ、こころ静かに一服のお茶を楽しんだ。
今回の席主は、▽足立宗町さん(裏千家、薄茶、102室、君津市)、▽協賛席・汪雲さん(中国茶、覚茶道・家元、103室)、▽天内翠紫さん(東阿部流、煎茶道、104室、木更津市)。
このうち、足立社中では、「薄茶点前」が披露され、1回に25人が座れる立礼席。
お菓子は紅葉した色の「しぐれ葉」(秋元菓子舗製)を戴き、茶銘「千代乃昔」(緑芳園詰)の緑色の「抹茶」を心豊かに味わった。
短冊の掛け物、香合とともに、志野焼の花入れには、桃色の椿「西王母(せいおうぽ)」が「はしばみ」と共に清々しく生けられていた。
浜田靖一衆識院議員や森岳・高橋浩両県議、鶴岡大治市議会議長、野口義信観光協会長、滝口君江社会福祉協議会長などの来賓をはじめとして、大勢の客が訪れ、一席から二席、三席までそれぞれで、秋の風情いっぱいのしつらいの中で、お抹茶(薄茶)や中国茶、煎茶が振舞われ、お客は心癒される「侘び」の世界に浸った。
今回は、入室の時間(午前10時~、正午~、午後2時~)が決められており、部屋の外で順番を待つほどの盛況だった。
また、1階ホワイエでは、『いけぱな展』が開催された。
出展の流派は、小原流、龍生派、池坊、草月流、大和池坊など。
作品は10社中から30人による、心を込めた大小の作品が出瓶され、色やバランスなどを考えながら、見事に生けられ、来場者は、色鮮やかな秋色を鑑賞していた。
会場では、秋を象徴する、つる梅もどき、烏瓜、紫式部、野バラ、柿、みかん、柘榴など赤や黄・紫色の実物、紅葉したツツジなどの枝物、今が盛りの大小の菊やリンドウ、吾亦紅、またカサブランカ、ランの洋物などが、花材としての存在感を示し、花や木のさまざまな表情や姿が表現されていた。
ランドセルが教えてくれたこと
木更津市倫理法人会 講師は中谷昌文氏
親子で参加大歓迎!
木更津市倫理法人会11月度・特別モーニングセミナー『ランドセルが教えてくれたこと』が今月30日(土)午前6時から7時まで、拓大紅陵高校11階(木更津市桜井)で開かれる。
参加費無料。
講師はNPO法人国際コンサルティング協会理事長の中谷昌文(なかたによしふみ)氏。
~命の時間の大切さと、その使い方に気づく!大転換期の今だから親子で聞いてほしい~
「社会貢献活動家」中谷氏の渾身の特別講演。
伝説的な熱血教師《なかよし先生》こと中谷氏は1967年広島出身。
広島県広陵高校ではバスケットボール部主将として活躍。
中京大学体育学部に進学し、全日本選手権や天皇杯・皇后杯などに出場。
中学・高校の保健体育教師となるものの渡米。
渡米時には《バスケの神様》マイケルージョーダン氏から直接指導を受ける。
帰国後、NIKEのエアマックス現象を創る。
渡米から帰国後、国際ビジネスホールディングスクループを創立。
30年以上にわたり、児童養護施設や難病の子どもたちにランドセルを届ける活動を続け、多数の著書も出版。
2017年、東久邇宮文化褒賞受賞。
2018年、東久邇宮記念賞受賞。
誰でも参加可能。
多くの来場を歓迎。
みなと囗歴史文化財巡り
おらほ木更津みなと口 中心市街地を歩こう
木更津市協働のまちづくり事業「木更津みなと囗 歴史文化財巡り」が、今月30日(土)午前9時から正午まで開かれる。
中心市街地への関心を集めることで活性化を図り、ウォーカブルなエリアとするためのまち歩き事業に取り組む団体「おらほ木更津みなと囗」主催。
木更津みなと口には、歌舞伎・与三郎に代表される、木更津船による江戸文化の流入華やかなりし頃の文化財が数多く存在する。
また地形的にその歴更を辿ると実に面白く、興味深い。
集合場所はJR木更津駅西口前の「逆さ狸 きぬ太くん」前(観光案内所前)。
申し込み・問い合わせは加瀬さんへ(℡O90-9313-6547)。
オオムギのゲノム解読
DNA研究所など ビール醸造に有用
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2ー6-7)が参画した国際研究クループは、最新のロングリード技術によってオオムギの高精度なゲノム解読を行い、ビールの醸造や病害抵抗性に関わる遺伝子などの構造が品種間で変化していることを明らかにした。
発表内容は次の通り。
オオムギはビールの醸造や、麦飯などの食用、麦茶などに用いられている重要な穀物の一つである。
しかし、オオムギのゲノムは約50億塩基対と巨大で、ヒトの1.7倍、イネの13倍もある。
したがって、オオムギの品種によるゲノムの違いを明らかにすることは、時間的・経済的にも容易ではなく、多くの品種のゲノム配列を高精度に解読する技術の開発が求められていた。
本研究では、国内外にある76種類のオオムギのゲノムを最新のロングリード技術によって解読し、高精度なゲノム情報を取得した。
得られたゲノム情報を相互に比較した結果、醸造に必要なデンプン分解酵素遺伝子の数がビールの醸造に関わる酵素の働きと関連していることや、病害抵抗性に関わる遺伝子構造の違いが明らかになった。
この結果から、ビール醸造に有用なオオムギの選抜や、病原菌の集団などに対する作物の適応が、オオムギがもつ遺伝子の構造変化と関連している可能性があることがわかった。
今回の成果により、世界の異なる環境で生育する様々なオオムギのゲノムの多様性が明らかになった。
これを利用することによってオオムギの品種育成にかかる時間的・経済的なコストが削減され、新品種の育成が加速することが期待される。