食料品を安定的に供給 他【新千葉新聞】
- 2024/11/23
- ニュース
新千葉新聞2024年11月23日発行
食料品を安定的に供給
新鮮で安全な品を届ける5人と2法人
木更津市公設地方卸売市場 優良出荷者に感謝状
木更津市公設地方卸売市場(市場長・滝沢諭)による「優良出荷者感謝状贈呈式」が21日、市役所駅前庁舎で行われ、5個人と2法人へ感謝状を贈り敬意を表した。
同市場は昭和44年開設の県南唯一の公設卸売市場で、生鮮食料品の集荷・分配の場てあり、出荷品の全量を引き受け、生産者の利益を守り、消費者には新鮮で安全・安心な食料品を安定的に供給する重要な役割を担っている。
感謝状は、長年にわたり品質の良い生鮮食料品等を多く出荷し、今後も継続して出荷が見込める優良出荷者に対し、市長から贈呈しているもの。
滝沢市場長が司会・進行役を務めた式典には、来賓として市場から、木更津魚市場(株)の吉田一由紀取締役(荒井弘導代表取締役代理)、碓井宏大一木更津青果(株)代表取締役が出席、木更津市からは渡辺芳邦市長、大岩房之経済部長、桑田智恵同部次長などが出席した。
渡辺市長(施設開設者)は、「食糧を取り巻く環境は厳しく、流通も大きく変わってきている現状の中、市場の老朽化問題もあり新しい施設の建設を予定しているが、経営を安定させていくことが今の課題で、しっかりとした生産品が集まることが大切である。今後も市域を越えた豊かな食材の供給への協力を願う」などと挨拶。
受賞者を代表して、十河哲朗(株)FRDジャパン代表取締役CEOが、2018年に、海に頼らない魚の陸上養殖を木更津市のかずさ鎌足地区で始めたが、最初の3年間は苦労の連続だったと振り返り、「現在は養殖サーモン『おかそだち』に成功して市場に提供することが出来ている。木更津魚市場の応援も得でこれまでやってこれた。今後は地元にも貢献できるようにしていきかい」などと謝辞を述べた。
同市場では、「優秀な出荷者」と「買受人及び功労者など」を交互に隔年で顕彰しており、出荷と購買意欲の増進、安定的需要の確保等を図っている。
今年度は出荷者が対象で、
▽品質優良、規格が統一され、内容量が正確で荷造り等も良好、
▽出荷数量も多く、今後も継続して出荷が見込めるもの、
▽10年以上同市場に出荷実績があること等が基準。
感謝状贈呈者は次の通り。(敬称略)
【青果部】
▽(株)アグリアドバンス代表取締役 鈴木剛(君津市、「愛彩畑」、水菜・糸三つ葉、ハープ類他)
▽緒方孝男(袖ケ浦市、大根・とうもろこし)、
▽鶴岡正寿(君津市、なめこ)
▽泉類隆(木更津市、レタスープロッコリー・とうもろこし)
▽島田佳幸(袖ケ浦市、さつま芋・里芋・人参)
▽荒畑信光(袖ケ浦市、大根・さつま芋・人参)
【水産物部】
▽(株)FRDジャパン代表取締役CEO 十河哲朗(木更津市、養殖サーモン)
谷本豪輝選手太田中2年優勝
千葉県中学校バドミントン新人大会
県小中体連 男子シングルスでV
「第50回千葉県中学校バドミントン新人大会」(千葉県小中学校体育連盟主催)が今月10日(団体戦)と16日(個人耿)、大網白里アリーナで開催され、男子シングルスで、小中体連木更津・袖ケ浦支部の太田中2年、谷本豪輝選手(佐貫クラブ所属)が優勝を飾った。
木・袖支部からは谷本選手のみ出場。
6シードの谷本選手は決勝で第1シードの木幡大河選手(西武台)を2対1(9-21、21-10、21-16)で破り、優勝を決めた。
君津支部からも、団体戦に男子は大佐和中、女子は富津中・天羽中合同チームが出場したが、何れも1回戦で敗退。
個人戦男子ダブルスでは山口侑太・佐久間勉太組(大佐和)が健闘し、五位に入賞した。
その他の君津支部の出場者は次の通り。
いずれも1回戦敗退だったが、次年度に向けての貴重な体験となった。
地域防災訓練
木更津第一中学校で
木更津市の中央地区まちづくり協議会(会長・高木厚行)の「地域防災訓練」が、あす24日(日)午前8時30分から正午まで、木更津第一中学校で開催される。
避難所開設訓練の見学や設備、装備の確認、簡易トイレの組み立て実習など。
一中学校区の住民対象。
児童たちの夢叶う!
木更津市立真舟小学校 学校に山羊2頭
今月18日(月)木更津市立真舟小学校(校長・北岡由佳、児童数・927人)に山羊2頭が到着した。
「学校で山羊を飼いたい」と発案したのは、児童会計画委員会の12人。
「真舟小では平成26年の創立以来、一度も飼育小屋で生き物を飼ったことがない。ぜひ飼育小屋で生き物を飼って、世話をしてみたい」という児童たちの願いを職員たちが後押しした。
担当職員は「子供たちの夢を応援したい」「生き物を飼育することによって生き物と触れ合い、命の大切さを学ぶことができる貴重な機会になるのではないか」と考え、山羊の飼育に向けた動きがスタートした。
まず行ったのは、牧場から山羊を貸し出してもらうための募金活動。
保護者に協力してもらうために、ポスターを作り、校内の一斉連絡メールで配信。
また、運動会の昼食休憩時には、放送で呼びかけ、募金箱を持って協力をお願いした。
このような経緯を経て、18日昼休みに山羊を迎え入れ、牧場の人から直接、世話の仕方などを教わった。
大勢の児童たちが飼育小屋の周りを取り囲み「私、募金したんだよ」「かわいい!」「触りたい!」と喜びの声が聞かれていた。