【らづ-Bizニュース】地域をまたいだ商品開発や販路拡大で地域事業者の支援強化を実現!木更津・狭山・国立3市で連携
- 2021/12/18
- 生活サービス
千葉県木更津市、埼玉県狭山市、東京都国立市)の関東地方の3つのビズモデル相談所は、地域を跨ぐ商品開発・販路拡大に向けた「関東Bizネットワーク」を、令和3年12月より始動します。
木更津市では「中小企業の売り上げ増や創業支援の体制強化を図るため」、平成30年2月関東地方初のビズモデル型経営相談所として「木更津市産業・創業支援センターらづBiz」を開所。
これまで3年9カ月で6000件以上の相談に対応してきました。
その後関東地方では埼玉県狭山市、東京都国立市にも拡大し、現在全国25か所に広がるビズモデルでは、近畿、中国・四国、東北・北海道と、続々とエリア内での連携が進んでいます。
新型コロナウイルス感染症拡大により、中小・零細企業は大きな困難に直面しており、まさに今売上アップ・利益アップを通じた収益力の改善が不可欠な時期にあるのです。
そこで、売上アップに特化した支援拠点であるビズモデル型支援拠点では、プロフェッショナル集団として、多様なビジネス分野で高い実績をもつセンター長らの地域を超えた連携により、中小企業や創業希望者への支援の強化・高度化を図り、さらなる地域活性化への貢献を目指します。
これまで2020年11月の近畿、2021年の中国・四国、東北・北海道と地域連携を行っており、具体的な成果事例も生み出されています。
■全国のBizネットワーク
■Bizネットワークを活かした支援事例
近畿Bizネットワークの一員である大阪府岸和田市のKishiBiz(キシビズ)では、岸和田市の桐たんす製造販売事業者から、販路拡大についての相談を受けました。
同社の職人(伝統工芸士)の技と、上質桐材の調湿・防虫・耐火性に優れているという特徴から、KishiBizでは「百貨店の上顧客をターゲットにした新たなコンセプトの保管ボックス」の開発を提案。
ブランディングに関しては、世界的に有名なブランドの日本の旗艦店で店長経験のある池内精彦氏(中国・四国Bizネットワークの一員である広島県福山市のFukuBiz(フクビズ)所属)のアドバイスを受けました。
1年がかりで開発し、発表間近です。
らづBizでは、これまでも2020年4月前田プロジェクトマネージャーが就任しブランディング支援力を高める等、支援力を年々高めてまいりました。
今後はZoom等のオンライン会議システムを活用し、3ビズで定期的に共通課題を議論して相談対応力を高め、またそれぞれの人材の得意分野の知識を活かした商品開発・販路拡大等にも対応して参ります。
この度の関東Bizネットワーク始動は全国Biz連携への足掛かりとして、関東3拠点間での支援強化はもちろん、全国25か所のビズモデル型経営相談所の資源を活かしたサポート強化を行ってまいります。
■ビズモデルとは
全国27自治体に広がる自治体主導の中小企業支援の取り組みのことで、売上アップに特化した無料のビジネスコンサルティングを地域の中小企業や起業家に提供しています。
お金をかけずに知恵を出してビジネスの流れを変えることは、資金不足、人手不足の中小・小規模事業者支援において求められるポイントであり、地域企業が持っている可能性を引き出し、地域を元気にする地域活性化の新しい取り組みとして、注目されています。
■ビズモデル型経営相談所のセンター長・プロジェクトマネジャーの特徴
センター長・プロジェクトマネジャーは全国公募で選ばれた様々なビジネスエリアのトップランナーです。
ビズモデルと呼ばれる公的支援拠点・経営相談所のセンター長、プロジェクトマネジャーの募集と選定方法は特徴的で、全国公募で行われます。少なくとも100名、多いときには400名もの応募者から選抜されます。
ビズモデルのもつ意義に共感し集った、様々なビジネス分野で高い実績をもつトップランナーが各地で支援を行っています。
(例)
広島県福山市・福山ビジネスサポートセンター/FukuBiz(フクビズ)
プロジェクトマネージャー 池内精彦氏:元外資系ラグジュアリーブランド日本法人CEO
京都府福知山市・福知山産業支援センター/ドッコイセ!biz(ドッコイセビズ)
センター長西山周三氏:現役酒造会社社長
岐阜県大垣市・大垣ビジネスサポートセンター/GakiBiz(ガキビズ)
センター長 正田嗣文氏:元旅行代理店パリ支店責任者
■関東Bizネットワークメンバー紹介(開所順)
木更津市産業・創業支援センター/らづBiz(ラヅビズ 平成30年2月開設)
センター長:瀬沼健太郎(せぬまけんたろう)
2002年、株式会社フィッツコーポレーションに入社し、当時日本ではニーズの少なかった香水の市場拡大、そして「MadeinJapan香水」の開発と国内・海外への販路拡大に取り組む。営業ゼネラルマネージャーを経て、2012年に取締役営業統括に就任。
2015年にJETRO(日本貿易振興機構)から「輸出有望案件企業」に選出されるなど、年商14億円(2002年)から62億円(2017年6月期)への事業拡大に貢献。
プロジェクトマネージャー:前田正浩(まえだまさひろ)
都内アパレル企業のマーチャンダイザーからブランドマネージャーとなり20代後半までに百貨店インショップ展開15店舗15億円を達成、渋谷で単位面積あたりの年間売上1位、その後、企画デザイン・ブランドマネージャー・セレクトショップディレクター・バイヤーを兼ね5つのブランド作る。
企画デザインでスポンサー付の新規ブランドでは1年目で5店舗の直営セレクトショップ展開と全国80店との取引を開始。独立後は自社ブランドのデザインやバイヤーを兼任しつつ、他社約50ブランドの商品企画やセレクトショップのコンサルティング、北欧ブランドの総代理店などの経営を行う。
狭山市ビジネスサポートセンター/SayaBiz(サヤビズ平成31年4月)
センター長:小林美穂(こばやしみほ)
一橋大学商学部卒業後、マスコミ業界を経て経営コンサルティングファームで事業変革手法を習得、建築資材・産業用資材・食品製造などBtoB企業において、売上増・製造コスト削減等の実績を残す。
近年は新規事業創出支援や中小企業・創業向けワークショップも年間数十件以上経験、SDGs関連事業やソーシャルビジネスの知見も深い。関東地方Bizモデル初の女性センター長。
プロジェクトマネージャー:渡部暁子(わたなべあきこ)
大学卒業後、外資系コンサルティングファームに入社。
製造・情報通信・金融業のDX、CRM戦略、グループ経営管理等、多岐に渡るプロジェクトの立上げ・推進に従事。
近年はくらしの豊かさにつながるライフスタイル領域を中心に、共創マーケティングの知見も深い。縁ある埼玉西部地域で、資本×地域のプレイヤーを橋渡し、地域の資産を事業価値向上につなげていく。
くにたちビジネスサポートセンター/KuniBiz(クニビズ令和3年11月開設)
センター長:小島和敏(こじまかずとし)
青山学院大学卒業後、ソフトバンク株式会社に入社。
営業・商品企画・技術部門等を経て、経営企画として財務やITなどの高度な専門知識を活用し、国内でも動きの速い同社にて多様な事業転換・ビジネスモデル開発・プロジェクト推進に携わる。
令和3年に行われた全国公募にて応募総数約300の中から選ばれ、都内自治体初のKuniBizセンター長に就任。
■木更津市産業・創業支援センター らづ-Biz
住所:木更津市潮浜1-17-59 木更津商工会館1階
利用時間:月曜日~金曜日 午前9時~午後5時
休業日:土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始
(休日、夜間相談会、土日セミナーの開催も予定しています)
予約方法は2つ
電話:0438-53-7100
→ インターネット予約フォーム