国産ジビエ施設を認証 他【新千葉新聞】
- 2021/5/29
- ニュース
新千葉新聞5月29日発行
国産ジビエ施設を認証
KURKKU FIELDS「オーガニックブリッジ」
木更津市の食肉処理施設 農水省が千葉県初で
木更津市矢那の(株)KURKKU FIELDS(江良慶介代表)が運営する食肉処理施設「オーガニックブリッジ」(岡田修施設長)が27日、農林水産省で定める『国産ジビエ認証施設』として、千葉県で初めて認証された。
ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)。
同施設はm平成30年度「農林水産省鳥獣被害防止総合対策交付金」を活用して整備したもの。
設置以来、自治体(木更津市)及び地元駆除隊(同市矢那、富来田地区の有資格者・被害を受けた人・被害防止を願う人等34人で構成)と連携し、捕獲から食肉加工まで徹底した品質・衛生管理を行い、新たな地域資源として、安心・安全なジビエ製品を消費者に提供している。
取り扱い獣類はイノシシ及びシカで、令和2年度はイノシシ537頭、シカ38頭、合計575頭を処理している。
加工されたジビエ製品は、KURKKU FIELDS内での加工品販売や、都内飲食店への精肉販売、百貨店にて加工品ギフト販売されている。
同施設の特徴的な取り組みとして、
①駆除隊は個体が罠で捕獲されると直ちに岡田施設長に連絡、常に止めさし30分以内に沿う施設に搬入することを徹底している。
②独自の衛生管理マニュアルに基づき、4人の専任従事者が作業等を管理し、全頭に個体番号を付与し、QRコードで個体情報を可視化している。
③猟,
解体処理、食品加工も自ら手掛ける職人が多彩なジビエ加工品=シャルキュトリー、肉から作られる加工食品の総称。フランス語=を提供している。
「国産ジビエ認証」を取得したことは、
▽同施設は国が定めた衛生管理や基準を厳守している事業者であることを、国が指定した認証委員会により審査・登録された認証機関が認証したことを意味する。
▽認証マークの表示により商品の差別化が図れる。
▽国産ジビエ認証は、円国共通のルールで運用されているので、全国的な取引には特に有利せる。
▽第3者機関による年1回以上の監査で、衛生管理体制が定期的にチェックされる。
同認証を受け岡田施設長は「3年目でようやく苦労が報われた。感無量です。これからも資源(ジビエ)を有効活用を推進し、より質の良いジビエ肉が提供できるよう誠心誠意努める」などと喜びとともに決意を語っていた。
聖火リレー取り止めに
千葉県内3市で 無観客・点火セレモニー
県内21市町で7月1日~3日に実施が予定されている東京五輪の聖火リレーについて、熊谷俊人知事は27日、全区間で公道でのランナーの走行を中止すると発表した。
ラン愛が県内各地を走ることで人手が増え、新型コロナウイルス感染を拡大させる恐れがあるとしや。
また県内の一部(12市)が「まん延防止等重点措置」の対象になっていること等も踏まえた判断。(6月20日まで延長になった)
代わりに無観客で点火セレモニーを実施する方針で
▽山武市の蓮沼海浜公園第2駐車場(7月1日)
▽千葉市の幕張メッセ駐車場(同2日)
▽松戸市の松戸中央公園(同3日)の3か所でそれぞれ開催する予定。
希望するランナーに参加してもらうという。
大会組織委員会と協議しながら代替案の詳細を決定する。
田中靖大君優勝 祇園小学校6年
小学生柔道大会県予選 全国大会出場決める
千葉県柔道連盟主催「第18回全国小学生学年別柔道大会・千葉県予選会」が16日に、千葉県武道館で開催された。
木更津市からは、「至真館柔道倶楽部」所属の田中靖大(せいだい)君(祇園小6年)が、6年生男子65キロ以下級に出場し、4試合中、3試合で1本勝ちという内容で見事優勝し、8月に行われる全国大会出場を決めた。
靖大君は4歳から柔道を始め、父の田中良明さん(高校教諭、全国高校100キロ級優勝監督)の指導の下、兄の裕大(ゆうだい)君(国士舘大学2年、全国日本柔道強化選手、平成31年度全国高校選手権73キロ級王者)も出場した全国大会を目標に練習に励んできた。
コロナ禍の中、週2回しか練習は出来なかったが、体感トレーニングを兼ねて、トランポリンやスケートボード、また自宅前では、トラックタイヤに綱引きロープを通し毎日ひいては体力強化に努めていたという。
日頃、指導している父の良明さんは、「靖大の方が柔道センス・潜在能力など、兄の裕大より持っているものは上である」と言い。鍛え方次第では、今後大いに期待の持てる選手になると、活躍に夢が膨らむ。
全国大会は、8月29日に大阪府堺市立大浜体育館で開催される。
木・君・富で各2人ずつ
27日県発表コロナ 2市クラスター関連
県によると27日、君津地域では木更津、君津、富津の3市でそれぞれ2人ずつ、計6人の新型コロナウイルス感染が確認された。
発表済みのクラスター(感染者集団)2件では新たな感染者が計3人確認された。
木更津市内の障碍者福祉サービス事業所では利用者1人が新たに感染し、同事業所での感染者数は計6人となった。
富津市内の高齢者施設での新たな感染者は利用者2人。
同施設での感染者は計8人となった。
県が発表した新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【木更津市】
▽40代女性(無職)②25日=市内のクラスター関連
▽10歳未満女児(未就学児)①不明②26日
【君津市】
▽20代男性(会社員)①不明②25日
▽90代以上女性(無職)②25日=富津市内のクラスター関連
【富津市】
▽80代jyp製(無職)②25日=市内のクラスター関連
▽50代女性<無症状>(無職)①その他②25日
地元4市の同日現在の累計感染者数は、木更津市が536人、君津市が181人、富津市が86人に増え、袖ケ浦市209人は変わらない。
県内では3人の死亡と121人の感染が判明。
同日現在における県内の累計感染者数は36749人、死亡者数は676人に増えた。
変異株の感染者は過去最多の87人が新たに確認され、累計1416人となった。
避難所開設訓練
木・八幡台公民館
木更津市の八宇万代公民館避難所開設訓練が、今月31日(月)、午前9時30分から実施される。
渡辺市長、田中副市長、廣部教育長等も参加する。
社会福祉にと
ヒラノ商事(株)寄付
ヒラノ商事(株)(木更津市潮浜1-17)は21日、社会福祉事業にと、6822円を木更津市社会福祉協議会に寄付した。