60周年を「初志貫徹」で 他【新千葉新聞】
- 2025/1/30
- ニュース

新千葉新聞2025年1月30日発行
60周年を「初志貫徹」で

~かずさの歴更と伝統を未来へ継承する
かずさ青年会議所 2025年度定時総会
「奉仕・友情・修練」の3つの信条のもと、明るい豊かな社会の構築を目的に、幅広い実践活動に取り組んでいる一般社団法人かずさ青年会議所(理事長・山口貴成、以下JC)の『2025年度定時総会』が28日、エルシオンKISARAZU(木更津市富士見)で開かれた。
来賓として、梅津真至2024年度OB会会長、和田啓2025年度OB会会長、地元新聞社などが出席した。
開会に先駆けJC物故者会員に黙祷を捧げ冥福を願った。
開会式典で山口理市長は、「昨年度は元日に発生した能登半島地震に対しての募金活動からスタートし、人と人との繋がりや新たな出会いや活動機会があり、自分自身を成長させてもらった」などと会員の多大な協力に感謝した。
議事では、2024年度事業報告・決算報告、2025年度事業計画案・予算案などが審議され、全会一致で承認された。
褒賞式では、活発に活動したメンバーに対し、最優秀活動賞、優秀新人賞、優秀活動賞などが贈られ、今後も一層の活動の展開を期待した。
バッジ交換では、「理事長バッジ」が、2024年度(第59代)山口理事長から、2025年度(第60代)原啓新理事長に引継がれ、「直前理事長バッジ」が金見代雄2024年度直前理事長から山口前理市長に、金見代元理事長に「理事長経験バッジ」が贈呈された。
続いて原新理事長から山川直前理市長に感謝状が贈られた。
来賓を代表して和田OB会会長が、「JCは20歳から40歳までのメンバーが集い、自分を成長させてくれる組織。地域の発展に貢献できるよう、自分も一緒に成長し、今年の六十周年を祝いたい」などと開会を祝した。
また監事講評では能城匡彦監事が、「JCの会員でいられる期間は人生で一番学び・成長できるとき。原理事長と共に一丸となってメンバー増強を図り、60周年の節目の年を一層充実させよう」などと決意を示した。
また席上、粕谷智浩袖ケ浦市長、森岳県議の祝電も披露された。
原新理事長の今年度のスローガンは『初志貫徹』~かずさの歴更と伝統を未来へ継承する~。「今年1年、今より少し背伸びをして、共に今の自分より少し成長しよう!」と呼びかけた。
JCでは、令和7年度新人会員を募集している。
対象はかずさ地域四市に居住、又は勤務している満20歳以上40歳未満で、入会後2年以上活動できる品格のある青年。
人種・国籍・性別・職業・宗教・思想は問わない。
詳細はかずさ心年会議所事務局(木更津市請西1-9-6、℡0438-36-2609)へ。
新理事長に原啓氏就任

かずさ青年会議所 2025年度組織体制
かずさ青年会議所の2025年度組織体制は次の通り。
【執行部】
▽理事長=原啓(合同会社新昭和グリーンパワーテック)
▽直前理事長兼監事=山口貴成
▽副理事長兼会計担当理事=曵田遼輔
▽副理事長兼国際担当理事=佐藤達也
▽副理事長=藤本貴大
▽専務理事=月輪綾乃
▽監事=能城匡彦
【委員会】
◎総務委員会
▽委員長理事=河野景
▽副委員長理事=木嘉成
▽委員=カレン・ロバート、藤井照大
◎広報渉外委員会
▽委員長理事=舂口有紀
▽副委員長=松田梨沙
▽委員=丸山智英、新井聡太
◎60周年実行委員会
▽委員長理事=上野竜輔
▽副委員長=川内留美
▽委員=鈴木智博、岸大樹
(敬称略)
国際交流基金に貢献と

能登半島地震災害義援金にも送金
木更津市に寄付 (有)エムジーの茂木氏
有限会社エムジーの茂木俊徳取締役は24日、木更津市の国際交流基金に10万円、能登半島地震災害義援金として3万円、計13万円の寄付を木更津市に寄付した。
これは、令和六年10月25日(金)~27日(日)開催の、東京ベイタトウーツェスティバルにおいて、木更津市でイベントを開催するにあたり、地域社会への感謝を感謝を表す意味で、収益の一部を寄付することで、地元の発展や、国際交流、福祉に貢献したいという趣旨から寄付したもの。
市では寄付金のうち、10万円は国際交流の推淮に係る事業のため活用、3万円は日本赤十字社千葉県支部へ送金し、千葉県支部から被災都道府県が設置する義援金配分委員会へ送られる。
木更津市役所朝日庁舎の市民部長室を訪れた茂木取締役は、石井彰一部長に国際交流基金10万円を渡し、福祉部では、榎水和美次長に能登半島地震災害義援金として3万円を寄託した。
公民館の存続や図書館

木更津市の公民館と図書館を考える会 緊急署名活動開始
木更津市の公民館と図書館を考える会(代表・加瀬降)では、市民に向けて、公民館の存続、図書館の直営の継続を求める緊急署名活動を28日から始めた。
市長と教育長にあてた緊急署名文によると、その内容は次の通り。
公民館は、市民に最も身近なふれあいと学びの場であり、地域づくりの拠点となっている社会教育施設。
その公民館を、突然、市長部局が直接担当するコミュニティセンターに変更したいという提案がされ、昨年12月市議会の一般質問において、「公民館を廃止して公の施設へ移行する」との方向性が示された。
また、「木更津飛行場周辺まちづくり基本構想・計画」では、吾妻公園への中央公民館、図書館、ホールの複合施設「文化芸術施設」の建設計画が進められているが、図書館への指定管理者の導入など、施設の管理・運営方式の見直しがされようとしており、経費の削減を目的にした民間委託~民営化によって、雇用不安や業務の継続性等でさまざまな問題が生じ、図書館の安定的な運営が損なわれる可能性がある。
市民の自由な学習・文化活動を保障し、社会教育活動をさらに充実・発展させていくため、次の項目を要望します。
①身近な学習、文化、地域活動の拠点である公民館を廃止しないでください。
②新図書館への指定管理者制度の導入等、民営化をしないでください。
この緊急署名の第1次集約日は3月15日。
呼びかけ団体の同考える会の連絡先(事務局)は木更津市太田4-12-5、佐々木さん(℡090-4817-84711)。
日本のポップス、歌謡曲等

木更津シニアアンサンブルーアクア主催
金田交流センター 第2回定期演奏会
木更津で唯一のシニアだけのオーケストラ、「木更津シニアアンサンブル・アクア」の第2回定期演奏会が2月11日(火・祝日)午後1時30分(開場1時)から、木更津市金田地域交流センター(2階)多目的ホールで開かれる。
令和6年度木更津市協働のまちづくり活動支援事業、木更津市文化協公など後援。
同オーケストラは一昨年2月に発足。
演奏会は昨年に続き2回目。
メンバーの平均年齢は70歳以上!週1回、楽器を持って集合し、元気に楽しく練習。
1か月に1回くらいの頻度で、学校や障がい児施設、児童養護施設、高齢者施設などを慰問し演奏している。
今回は、ポップスシンガー・Max藤原(まっくすふじわら)さんが日本の懐かしいポップスを熱唱する。
プログラムは、日本のポップス、歌謡曲、海外のポップス、映画音楽、童謡など。
主な演奏曲は「パプリカ」「ぼよよん行進曲」「勝手にしやがれ」「また逢う日まで」「ご長寿番組メドレー」他。
指揮・田中玲子さん、ゲストシンガー・藤原正紀さん、司会・石村比呂美さん(かずさエフエム)。
ダンスは「のぞみワークショップ」のお友達。
定員250人(先着順)。
入場無料。
事前申込不要、直接会場へ。
問い合わせ先は℡080-4414-5330(津田さん)へ。
エジプシャンクローバー

DNA研究所等 全ゲノムを解読
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2-6-7)、エジプト初物病理学研究所、カフルーエルーシェイク大学は共同で、エジプシャンクローバーの全ゲノムを解読したと今月24日に発表した。
エジプシヤンクローバー(学名Trifolium alexandrinum)は、中東地域の地中海沿岸に自生するマメ科のクロバー。
作物にとって過酷な半乾燥地で栽培することができるため、家畜の餌となる飼料作物として重要な品目の一つ。
エジプシヤンクローバーには、刈り取っても再生して複数回収穫ができる品種と一度しか収穫できない品種があります。
複数回収穫できる品種は、生産量が多い特徴がある一方で、一度しか収獲できない品種には、緑肥として土壌改良に利用しやすいといった特徴を持っている。
効率よく目的に合わせた品種開発を行うためには、ゲノム情報を用いた育種計画が求められることから、同研究では、最新のロングリード技術を用いて2品種の比較を行った。
同研究の結果、2品種の間でゲノムサイズに約1,000万塩基対の違いを見出し、品種間で遺伝的に大きな違いがみられる箇所をゲノム中に25か所特定した。
この25か所に含まれる遺伝子が品種の特徴を決定していると推定される。
今回決定されたゲノム配列をもとに、今後、生産量の増加や栽培コストの低減した品種育成や、品種の違いとゲノム配列の違いから、有用な遺伝子の探索など分子生物学的な研究の促進につながることが期待される。