連携を強化し救助図る 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2024年7月11日発行

連携を強化し救助図る

木更津海上保安署及び富津市消防本部等
富津下洲海岸 官民合同溺者救助訓練

木更瘁海上保安署及び富津市消防本部等では6日(土)、富津市富津地先下洲海岸(富津海水浴場)で初の「官民合同溺者救助訓練」等を実施した。
これは夏期シーズンの到来とともに、今月13日(土)の富津海水浴場オープンを前に、富津市、千葉県レクリエーション都市開発(株)、公益社団法人日本水難救済会千葉県水難救済会富津岬PW救難所と共に連携を強化し、救助体制の一層の向上を図ることが狙い。
「溺れた人を救出する訓練」及び訓練参加者に対する「心肺蘇生講習」を行ったもので、各種団体の代表約45人が参加し、実践さながらの訓練を行った。
訓練では~海水浴客3人(ダミー人形使用)が、離庠流で沖合に流された~との想定で行われた。
このうち海岸に近い1人は海水浴場のライフセーバーから場所を知らされた水上バイクが駆けつけて救助、やや沖合の1人は消防署のゴムボートが救出、遠くに流されていた最後の1人は、羽田航空基地所属のヘリコプターから降下した救難隊員が吊り上げた。
同訓練を視察した高橋恭市市長は、「実践を想定しての訓練は緊迫感と素晴らしい連携が伝わり、地元として大変心強い。本日の訓祓を検証して、誰ひとり事故を起こさず、未然に防げるように御指導、監視をお願いしたい。来場の観光客の皆さんには楽しい思い出を持ち帰っていただきたい」などと訓練への参加に感謝し、今後の活動の展開に期待を寄せた。
この後富津消防署による「心肺蘇生講習」も行われた。
富津市の海水浴場は、富津海岸と新舞子海岸が13日(土)、大貫中央と上総湊海水浴場が27日(土)にオープンするが、4つの海水浴場に総勢16人のライフセーバーが各会塲に3~5人、交代・ローテーション制で配備され、海水浴客の安全を見守る。

会員賞に池田孝一さん 木更津市

第75回毎日書道展 篆刻で県内から1人

「現代の書」を探求する第75回毎日書道展(主催・毎日新聞社、毎日書道会)が10日、国立新美術館(東京都港区六本木)で開幕した。(昨報続き)
漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻(てんこく)、刻字、前衛書の7部門にわたる日本最大の総合書展。
公募部門と役員作品をあわせた今年の総出品数は26,723点。
各賞が決まった。
うち会員が対象でグランプリにあたる「会員賞」に33人が入賞したが、千葉県内からは唯一、篆刻部門で木更津市の池田孝一さんが選ばれた。
地元関係の入選者は次の通り。(公募)
《漢字I類》
▽積田恵雲(袖ケ浦市)
《漢字Ⅱ類》
▽中野梢月(木更津市)、小幡華恵(君津市)
《かなI類》
▽木下馨舟(袖ケ浦市)
《かなⅡ類》
▽斉藤さな江(袖ケ浦市)
《近代詩文書》
▽麻生寿郎、苅込智子、北岡由佳、北村幸代、小林弘子、鈴木真理子、鈴木雅、須藤克也、高山亜希子、滝口畊佳、竹田茂子、根上和美、松津節子、山田ユキ、吉田祥子、若狭舞(木更津市)、升森久蕙、山田法子(君津市)、川合はるみ、多田恭子(富津市)、石濱愛弓、粕谷薫、小林悦子、佐久間ふみ江、白井利美、福井潮、森竹忍(袖ケ浦市)
《大字書》
▽大森富美子、本多二三(木更津市)
【U23】
《近代詩文書》
▽石崎暖椛、軽込桜丞、小山瑞可、滝口悠真、千代盒禎、中島遥、永田りさ、仲村駈音、野中優斗、山口比奈(木更津市)、加藤里々花、半田悠(君津市)
《篆刻》
▽苅込高彬(木更津市)、川越結稀明(君津市)
(敬称略)

車いすユーザーに学ぶ

「あすチャレージユニアアカデミー」
畑沢小学校 講師に馬島誠選手

木更津市立畑沢小学校(校長・岡崎由子、全校児童・542人)で、6月26日、「あすチャレージュニアアカデミー」が開催された。
5年生を対象に「あすチャレ・ジュニアアカデミー」(日本財団バラスポークサポートセンター主催)が行われ、バンクーバー2010冬季パラリンピック アイススレッジホッケー銀メダリストである馬島誠選手)が講師として来校した。
最初に、馬島さんからクイズを交えながら、車いすユーザーとしての生活についての話を聞いた。
特に、一人で自動車の運転をすることや、車いすを自動車にしまうことに、児童たちは大変驚いていた。
馬島さんの話の中にあった、身体障がい者用の駐車場を広く利用し易くすることが必要なことにも納得していた。
次に、話を聞いたあと、グループごとに「みんなで楽しめる鬼ごっこ」のルールを話し合い、実際に馬島さんと行ったことで、小さな工夫でみんなが楽しめることを体験できた。
また、馬島さんがパラスポーツ選手として、悩んでいる際に出会った大切な一言葉である大切な人を笑顔にするために「顔晴る(がんばる)」や「感謝」の思いを伝えることが「他喜力(たきりょく)」(大切な人を喜ばせる力)につながっていくということを教えてくれた。
そして、馬島さんとの学びを通して、児童による「あすチャレ」宣言を行った。
児童たちはこれからの自分について「サッカーを頑張る」「お手伝いを頑張る」など、一人一人の考えを発表することができた。
最後は、馬島さんと握手したり、銀メダルに触れさせてもらったりするなど、とても貴重な経験をすることができた。

「食中毒警報」を発令

千葉県が県内に 予防対策の徹底を

千葉県は9日、県内に「食中毒警報」を発令した。
発令期間は、7月9日(火)午後2時~9月30日(月)まで。
県では今年6月1日に「食中毒注意報」を発令しているが、さらに食中毒が発生しやすい気象条件となっていることから、「食中毒警報」を発令したもの。
気温が高くなるこの季節は、細菌の活動が活発になり、細菌を原因とする食中毒が多く発生する。
特に肉の生食、加熱不足によるカンピロバクター、サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌0157等による食中毒や、生の魚介類を原因とする腸炎ビブリオによる食中毒に注意が必要である。
そこで県では、食中毒予防対策の徹底を喚起する警報を発令したもので、同警報は真夏日(1日の最高気温が30℃以上)が3日以上継続した場合などに県健康福祉部長が発令する。
ちなみに昨年は7月13日から9月30日まで発令された。
食中毒予防の三原則は、《細菌を付けない、細菌を増やさない、細渭をやっつける》。
▽「細菌を付けない」ためには、調理や食事の前には必ず手を洗う。生肉を扱うときは調理する箸と食ぺる箸を別にする。
▽「細菌を増やさない」ためには、冷蔵圃は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下に保つ。調理前後の食品は室温
に長く放置しない。
▽「細菌をやっつける」ためには、肉や魚など加熱する食品では中心部まで十分加熱すること(75℃で1分以上)。生の肉や魚を扱った調理器具はその都度熱湯消毒する。

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