5週連続増加 他【新千葉新聞】
- 2023/12/22
- ニュース
新千葉新聞2023年12月22日発行
5週連続増加
直近1週間コロナ数
県は20日、県内の定点医療機関(204施設)から直近1週間(11~17日)に報告された新型コロナウイルスの感染者数を発表した。
県全体の感染者総数は857人(前週609人)。
一医療機関当たりの平均報告数は前週の2.97人から1.23人増の4.20人で、5週連続で増加した。
年代別で最も多かったのは50代(126人)、次が40代(118人)。
県内全16保健所別の最多は、香取(6.00人)、次いで印旛(5.92人)。
君津保健所は前週の4.77人からO.77人増の5.54人で、3週連続の増加となっている。
「医療へとつながる税金」
東京国税局管内納税貯蓄組合連合会優秀賞
木一中2年 内野夏希
誰でも風邪をひいた時、けがをした時など病院を利用したことが一度はあると思う。
私たちの健康や命を守っている病院だが、その背景には様々な税との関わりがある。
この作文では、私の母が病院で治療を受けた経験を通して感じたことをもとに、医療と税金の関係について考えてみたいと思う。
私が小学5年生の時のことだった。
病院から帰ってきた母の顔はとても暗く、ただごとではないことが私にも伝わってきた。
検査の結果、子宮にがんが見つかったのだ。
どうやら手術が必要とのことだったため、しばらくして母は入院した。
家族全員不安な気持ちでいっぱいだったが、手術は無事成功に終わり退院することができた。
その後も治療が続く中、母の病気が悪化し前回とは別の病院に入院することになった。
私が中一の時のことだ。
母は再び大きな手術を受け、長い入院生活が始まった。
それにより、私たち家族は面会のため病院に毎日のように通うようになった。
そんな状況でも母はいつものように私に接してくれていて、きっと心配をかけたくなかったのだと今になって思う。
母との面会時、私は病院の方々と関わることも多く、丁寧な診察や母に対する声かけ、さらには私や私の弟に対する配慮などに心を動かされることが多々あった。
特に、医師と父が話している時間、カウンセラーの方が弟と一緒に遊んでくださっていたことが印象に残っている。
たくさんの人が母や私たちのために尽くしてくれていた中、私はふと疑問が浮かんだ。
それは、母の手術や治療にかかった費用はどこから支払われたのか、ということだ。
正直私は我が家の出費が心配だったが、インターネットで調べてみると日本の医療費の約四割は税金でまかなわれていることがわかった。
このおかげで自己負担額が少なく済むと知り、安心することができた。
今まで、税金と聞くと買い物をした時などに払う消費税など一方的に取られるイメージが大きかった。
しかし、今回の母の治療を通して、私たちが払っている税金は医療などのサービスとして還元されていることを実感でき、税金のありがたみを感じた。
また、他にも設備の維持費、医師や看護師に払われる給料など税金は医療において大きく役立っている。
つまり、納税をすることは医療に貢献することにつながるのだ。
2回目の入院をしたその秋、母は闘病の末私たちの元から旅立った。
今は亡き母だが、治療を通して愚じた医寂やその背景にある税に対する感謝の気持ちは私と同じだと思う。
税金をただ払うだけではなく、どのような場所でどのように役立っているのかを一人一人が知り、広めていくことが私たちの未来を守るために大切だと思う。
税金は今もどこかで、誰かの役に立っているのだ。