木更津伝統伎芸を守る会 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年7月8日発行

木更津伝統伎芸を守る会

新会長には池田庸氏、鈴木氏は退任
花柳界を応援「夏のおどり」開催

伝統芸能・文化を伝承する木更津の花柳界を活かした街づくりとその育成を目的に活動している花柳界への支援団体、「木更津伝統伎芸を守る会(会長・鈴木克己)」(はなまちサポーターズ)の、芸者衆による『夏のおどり』が、5日午後6時からホテル銀河(木更津市)で開催された。
同会は平成25年8月に発足し、今年で11年目を迎えている。
来賓として、渡辺芳邦市長、大堀将和氏(浜田靖一防衛大臣秘書)、鶴岡大治市議会議長、田中幸子副市長、荒井弘導初代会長などのほか、森岳県議、三上和俊市議、野口義信観光協会長など、約60人が出席した。
挨拶に立った鈴木会長は、この会の前に閧いた総会で、3代目の会長に池田庸氏(木更津商工会議所会頭)が就任し、自分は顧問になったことを報告。
九年間会長を務めてきたが、その間には日本髪のカツラを木更津市芸寮組合に贈ったことなど会の経緯・来し方を振り返り、「今後も新会長共々、この花柳界を盛り立ててご支援いただきたい」と協力を願った。
新会長の池田庸氏は「木更津芸者はいろいろな所で有名。伝統文化は一番守らなければならない。円熟した芸者も必要だが、若返る・ことも大切だ。十年前・から会員拡大が叫ばれてきたが、若い人を会員に入れたい。そういう機会をもっとつくっていきたい。この花街文化を殘すために皆様のお力添えが必要です」と挨拶した。
来賓挨拶で渡辺市長は「発足時の十年前、自分(県議)はこの会の事務局長だった。その後の鈴木会長のご尽力に感謝申し上げたい。いろんな会で芸者を呼んで、踊りを見てほしい」などと述べ、大堀秘書は「この3年間コロナの影響で交流が制限されてきたが、今後は長年培ってきた『和の心』を次の世代につないでいくことが必要で、皆さんはその架け橋になってほしい」と挨拶した。
鶴岡議長は、「伝統ある日本を今に伝える県内唯一の『検番』は、伝統文化を守ってきた芸者衆の証(あかし)。良き伝統文化の花柳界を活かしたまちづくりを進めていきたい」などと祝辞を述べた。
続いて、木更津市芸寮組合の新春日・みき組合長が挨拶を行い、「組合長を若寿・小若さんに任せました」と退任を報告。
このあと、退任の鈴木会長と、みき組合長に感謝の花束が、プレゼンターの渡辺市長と小若さんから贈られた。
踊りのオープニングでは、まず「木更津甚句」(3人の芸者、写真)、花柳師匠が「岸の柳」を傘を持ち優雅に踊って見せ、そのあと荒井初代会長の発声で乾杯した。
「お江戸日本橋」や「四季のうた(夏・秋)」を艶やかに踊り、フィナーレは「三下りさわぎ」で盛り上がった。
会の役員は次の通り。
(令和5年7月5日現在、敬称略)
▽会長=池田庸(木更津商工会議所会頭、理事)
▽副会長=三上和俊(木更津市議会議員会会長、理事)
▽事務局長=野口義信(木更津市観光協会会長、理事)
▽顧問=渡辺芳邦(木更津市長)、浜田靖一(衆議院議員・防衛大臣、川名寛章(県議)、高橋浩(県議)、森岳(県議)、平井譲二(共栄海運(株)会長)、荒井弘導((株)木更津魚市場代表取締役)、鈴木克己((株)すず陶取締役社長)
▽理事=小泉文章(千葉県酒造組合かずさ支部長)、小関常雄(日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区総務部庶務室長)、松田紀道(木更津港運協会会長)、堀裕二(日鉄物流君津(株)代表取締役)、松田甚一(三栄港運(株)代表取締役)、星野一芳(ホテル銀河代表取締役)、伊藤昌宏(木更津市経済部長)、山口一男(JR東日本木更津地区駅長)、三富啓善((有)ちぱマガジン代表取締役)、八剱隆(八剱八幡神社宮司)、杵屋佐登福(佐登福会代表)、花柳寿万佳代(恭扇会代表)
▽監事=鈴木まり子((株)たからや代表取締役)、右渡肇(木更津市農業協同組合代表理事組合長)

(株)ハマダの岩本光貴氏

優秀技術者の栄誉 解工連会長顕彰

このほど、株式会社ハマダ(本社・木更津市)の岩本光貴氏が、令和5年度全国解体工事業団体連合会の『令和5年度全解工連会長顕彰』を受賞した。
顕彰の理由は、技術が優れていること、解体工事に20年以上の実績があり、無事故無災害にて解体工事施工技士として、職務に精励したことによる。
この優秀技術者の栄誉に輝いたのは全国で12人、岩本氏もその1人。
岩本氏は、株式会社ハマダに入社以来、23年間、解体工事業に従事し、技術・技能の向上に努め、他の解体工事従事者の模範となり、工事に従事してきた。
7月1日(土)、株式会社ハマダの安全大会の場において、安蘇真一社長より伝達された。

生徒の絵をデザイン化

講師ファッションデザイナー鶴田能史氏
太田中学校 特別支援学級へ出前授業

木更津市立太田中学校(校長・藤本佳子、生徒数698人)では、4日(火)特別支援学級の生徒を対象に出前授業を実施した。
講師の鶴田さんは木更津市金田にファッションデザイン事務所「tenbo」(てんぼ)を構えて多方面で活躍されているデザイナーである。
昨年11月に行われた「KISARAZUCOLLECT10N2022」のプロデュースも手がけ、現在は障がいのある未青年の子ともたちをファッションデザインで自立支援するプロジェクトブランド「ティコ」を立ち上げ、未来の子どもたちのために発信し続けている。
今回の授業では、最初にこの授業の狙いや仕組みについて話をした。
生徒が表現したものをデザイナー鶴田さんがデザインし、商品化し販売していく。
そのための原画となる絵を生徒が描く。
この話を聞き、生徒は自分が描いたものがどのように商品になるのか、また、売れるようなものになっていくのか興味を持ったようである。
生徒は自由に絵を描き、また表現していた。
それぞれの個性があふれる作品が仕上がった。
授業に参加した生徒からは「最初は何を描いてよいのかわからなかったけど、自分らしくていいんだよと言われて楽に描くことができた」「絵がいっぱい描けて楽しかった」「デザイナーの鶴田さんとマネージャーのかおりさんとたくさんお話ができてうれしかった」などの感想が聞かれた。
これからも太田中学校では、外部機関と連携した授業や行事を計画し、教育活動を進めていくという。

夏の甲子園出場目指し

八剱八幡神社 拓大紅陵が必勝祈願

夏の甲子園出場を目一指し「第105回全国高校野球選手権千葉大会」(県高野連・朝日新聞社主催)がきょう8日(土)、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで開幕する。
これに先がけ、木更津市の紅陵学院(理事長・鎌田淳一)拓殖大学紅陵高校(校長・森章)の硬式野球部は6日、市内富士見の八剱八幡神社(宮司・八剱隆)に参拝して「必勝祈願」を行った。
参拝者は、鎌田理事長、森校長、硬式野球部の坂巻展行部長、和田孝志監督、川上輝良主将以下選手20人(3年生11人、2年生7人、1年生2人)。
選手たちは自分で縫い付けた背番号が輝く白いユニフォームで拝殿に整列し、緊張した面持ちで宮司のお祓いを受け、心新たに必勝を誓い、拝殿前での記念写真に収まった。
川上主将(18)は「昨年の侮しさを忘れずに、全員野球で今年こそ甲子園出場を勝ち取る」と力強く意気込みを語った。
今シーズンBシードの拓大紅陵の初戦は、11日(火)午後2時から、ZOZOマリンスタジアムで「横芝敬愛対一宮商業の勝者と対戦する。
県大会優勝校は8月6日から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開かれる第105回全国高校野球選手権記念大会への出場権が与えられる。

1位渡辺5段

日将連7月練成会

日本将棋連盟木更津支部(支部長・村野達郎)の令和5年7月練戉会が2日、同市菅生の道場で開かれ、真剣な対局が繰り広げられた。
結果は次の通り。
▽1位=渡辺英雄5段
▽2位=中村勉3段
▽3位=三輪征七3段
▽4位=村野達郎5段
▽4位=宮城道雄3段
なお、練成会は毎月第1日曜日の午後1時から5時まで、閧催している。

課税誤りを発表

木・国民健康保険

木更津市は6日、被用者保険の被扶養者が国民健康保険に加入する際の軽減制度の適用誤りによる課税誤りが判明したと発衣した。
課税誤りの件数及び増額となる税額は、令和4年度国民健康保険税五件、計10万3,500円。
保険年金課によると、被用者保険被保険者が後期高齢者医療制度に加入することにより、その被扶餐者が国民健康保険資格を取得する場合の国保税均等割及び平等割の5割軽減制度の適用にあたり、65歳以上が適用の条件であるところ、64歳以下に誤って適用し、点検が不十分であったため課税誤りが発生したもの。
対象者へは訪問のうえ謝罪し、課税誤りの経緯を説明するとともに納付のお願いをする。
再発防止対策として、今後は入力誤りの防止を徹底し、日次の事務処理における点検に加え、月次処理においてもさらに点検する体制とし、適正な小務処理の実施に万全を期すとしている。

珠算能力・暗算検定試験

木更津珠算連盟 延べ70人が合格

日本商工会議所、日本珠算連盟、木更津珠算連盟主催「珠算能力・暗算検定試験」がこのほど、木更津珠算連盟の正会員認定教場(各塾)で行われ、延べ70人が合格した。
合格者の内訳は珠算能力検定が46人(準1級2人、4級6大、5級8人、6級3人、7級12人、8級7人、9級6人、10級2人)、暗算検定は24人(2級1人、3級9人、4級2人、5級1人、6級9人、7級2人)。
合格者は次の通り。
(敬称略)

新千葉新聞

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