英霊に哀悼の誠と敬意 他【新千葉新聞】
- 2022/10/30
- ニュース
新千葉新聞2022年10月30日発行
英霊に哀悼の誠と敬意
2か所の忠霊塔に1782柱
木更津市福祉会館 厳かに戦没者追悼式
令和4年度「木更津市戦没者追悼式」が28日午前10時から、木更津市民総合福祉会館で厳かに開かれた。
過ぎし日の対戦で祖国の安寧と家族の幸福を願いつつ、遠く異郷で戦禍に散った英霊は全国で310万柱(柱)、千葉県下では5300柱、木更津市では1782柱。
このうち1537柱は太田山忠霊塔、245柱は旧富来田町忠霊塔に刻まれており、遺族や地域住民に見守られている。
式典は、新型コロナウイルス感染拡大防止などに配慮して昨年度同様に規模を縮小して開催された。
重城正義市議会議長、草刈慎祐副議長、石井徳亮教育民生常任委員会委員長、滝口君江社会福祉協議会会長、地曳弘行遺族会会長などの来賓を迎え、氏からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、清水和也副支部長、森田益央福祉次長など関係者及び、市遺族会各支部代表など20人が出席して御霊の安らかなることを祈った。
式典では、御霊に対し拝礼・国歌演奏・黙とうを捧げて開式。
渡辺市長は式辞で、「戦後77年のときの経過と共に、現在の平和と繁栄が善没者の尊い犠牲の上に築かれていることは片時も忘れたことはない。戦中・戦後の長い歳月、多くの方々の様々な無念さと苦しみ、幾多の困難を乗り越えてきた御遺族の皆様のご苦労に思いを馳せ、戦争の愚かさを次世代に語り継ぎ、真の平和と豊かさと堅持して、万人が心豊かに暮らせるように、誠心誠意、全力を尽くす」と誓い、市制施行80周年の節目の年にその思いを強くかみしめた。
来賓を代表しt重城議長は、世界的に長引くコロナ禍、ロシアのウクライナへの軍事侵攻など様々な課題に直面している現況に触れながら、平和の尊さ、不戦の使いを新たにして追悼の言葉を述べた。
続いて参列者全員が白菊を献花し、式典を締めくくった。
この後、一般市民の献花も行われ、花束を抱えて訪れる人もいた。
木更津市遺族会会員は、令和2年度は459人、3年度は434人、4年度は355人と、高齢化と共に年々減少傾向にある。
県内全域も遺族会存続等が危惧されており、戦没者への哀悼の思いを子や孫世代へ継承する重要性が再確認されている。
開示の護衛艦2隻見学
木更津新港で きょうまで一般公開
海上自衛隊創設70周年を記念して相模湾で行われる11月6日の国債観艦式に参加するのを前に、28日、イージス艦「あたご」など海自艦艇3隻が木更津新港G岸壁に入港、入港歓迎式典が開かれた。
入港したのは、「あたご」のほか、ともに護衛艦緒「もがみ」と「くまの」。
式典では、木更津自衛隊協力会長も務める渡辺芳邦木更津市長が歓迎の言葉を述べ、同市から花束が贈られた。
当紙既報のごとく、艦艇の一般公開が29日と30日(日)午前9時=午後4時まで(受付午後3時30分まで)行われている。
入場無料(申込は必要ない)。
一般公開されているのはイージス艦「あたご」と護衛艦「もがみ」。
めったにない機会なので一見の価値あり。
マスク着用などのコロナ感染対策をして来場をと。
災害へのリスクと備え
波岡西地区まちづくり協議会で初の事業
畑沢公民館で開催 講師招き防災講座
波岡西地区まちづくり協議会(会長・小森繁之、事務局・木更津市立畑沢公民館)は畑沢公民館と共催で22日、令和4年度「防災講座 畑沢地区は本当に災害に強いの?リスクと備え」を同公民館で開催した。
第1回目となる今回のテーマは《改めて地域を知る~災害が起きたら本当に大丈夫?》「専門家に伺う畑沢地区の防災リスク」で、講師に国立研究開発法人報歳科学技術研究所の工学博士、李 泰熒(い てよん)氏を招き、有意義な話を聞いた。
波岡西地区まちづくり協議会は、昨年9月に設立され。活動の中で大災害時に必要な中学校区単位の地域版避難所運営マニュアルの作成に着手することなど、徐々に活動を進めている。
今回、波岡西地区まちづくり競技かと畑沢公民館は、波岡西地区の区・自治会・町内会の長・役員・自主防災担当、災害対策コーディネーターを対象に、防災講座を計画したところ約60人が集ま田。
同地区では、中学校区単位で防災講座を開催するのは初めてという。
当日は、同地区の災害に対する特性を理解し、何をしていけばよいかを学習する機会とするため、講師の李泰熒氏から、畑沢地区の災害や、防災活動を多くの方に無理なく継続していくために、楽しく活動する工夫や実践例名をの説明を受けた。
講師からは、「知」を活用した地域防災について、ネット等のツールを活用して自分の住む地区の危険リスクを検索し、科学的な下敷きの上に、話し合い、不断の人との関係づくり、地域にある資源の活用など、どのように対策をしていったらよいかを積み上げていくことが大切であることを学んだ。
また、畑沢地区は、土砂災害リスクの高い場所に住む人や耐震対策をしていない古い住宅に住む人、独居の高齢者など、避難の必要な人の数を調査して、基本は住宅避難とし、物資が届いたときの分配方法について対策していくと良い等のアドバイスを受けた。
第2回目は、11月27日(日)午後1時30分より畑沢公民館を会場に、発災害直後のライフラインとして、災害時真っ先に来る課題の「トイレ」問題について講義を予定している。
伊勢神宮への船旅 木更津市民割も
木更津港初「にっぽん丸」きょう市民クルーズ説明会
キアラづ市制施行80周年記念事業、木更津港初となる「にっぽん丸」による伊勢神宮クルーズツアーが、12月4日(日)から6日(火)の2泊3日で実施される。
併せて木更津市民(在住・在学・在勤)限定の木更津市民クルーズも実施されることとなった。
木更津市民クルーズでは通常代金より10%割引になるので、この機会に優雅な船旅を楽しんでほしいとしている。
主催は商船三井客船(株)、市民クルーズの予約については郵船トラベル(株)。
当日はイオンモール木更津(指定駐車場)から専用シャトルバスで乗船場所に案内される。
また節女絵画きょう30日(日)午前11時~正午まで、イオンモールキアラづ2階のイオンホールで開かれる。
日程は、4日(日)午後5時に木更津港、5日(月)午前8時30分~午後3時45分、鳥羽港、6日(火)午前9時、木更津港入港。
料金は、市民割適用後料金で、89,100円~99,000円~、108,000円~174,600円~、190,800円~、219,600円~ほか~406,800円(2名1室りよう、大人1人、消費税込)。
詳しくはQRコードで(商船三井客船オフィシャルサイト)。
市民クルーズ申し込みは郵船トラベル(株)TEL03-5213-9987。(月~金、午前10時~午後5時)
菊花の展示会
富来田花の会開催
富来田花の会(会長・佐久間和夫、会員8人)ではきょうまで富来田公民館で「菊科の展示会」を開催。
開花は例年より遅いが、丹精込めた出品数は105点で会場は馥郁とした香りに包まれている。
7日間で108人
木更津市コロナ感染
木更津市は28日(金)、直近7日間(10月21~27日)で新たに108人がコロナに感染したと発表した。
前週金曜日から51人減少した。
内訳は、医療機関等で診断された人・89人、陽性者登録センターに登録があった人・19人。
療養状況は、自宅・ホテル療養者数(推計)・108人、入院中はいない。
県内では28日、新たに1406人が感染し、2人が死亡した。
11月3日木更津市民の日
はるな愛さん来津 多彩なイベント開催
11月3日(木・祝)は「木更津市民の日」。
同日、木更津市内で開かれるイベントの詳細は次の通り。
【木更津市制施行80周年記念式典】
▽かずさアカデミアホール
▽午前10時~正午
▽約350人参加(私製功労者222人、招待者約130人)
▽市政発展へ貢献した人々の顕彰、市制施行100周年を見据えた「きさらづ未来ビジョン」の提言、アトラクション(證誠寺の狸ばやし)。
※式典の信仰には市内小中学生4人が協力。
新型コロナウイルス感染症防止の観点から、招待者以外の入場はできないが、式典の様子は市公式YouTubeチャンネル「きさらづプロモチャンネル」(QRコード)においてリアルタイムで配信される。
【KISARAZU COLLECTION 2022】
▽鳥居崎海浜公園特設ステージ
▽午後3時~4時30分
▽入場無料
▽荒天延期(予備日・11月12日<土>)
▽子どもたちが主役のファッションショー
▽公募で選ばれた市内の小学1年生~中学3年のMCが出演
▽衣装のデザイン・作成は木更津市東高生徒
▽スペシャルゲストのタレント「はるな愛さん」と、渡辺芳邦市長、同ファッションショーのプロヂューサーであるテンボデザイン事務所(拠点・木更津市)の鶴田能史さんによるトークショー
▽日程(開始時間)はオープニングアクト2時20分、開会式3時、ファッションショー3時10分、はるな愛パフォーマンス3時50分、トークショー4時、グランドフィナーレ4時20分。
【木更津オーガニックシティフェスティバル2022】
▽潮浜公園(潮浜1-12)
▽午前9時30分=午後3時30分(1部3時迄)
▽雨天決行・荒天中止(中止の場合は前日に決定)
▽多数のアーティストによるステージライブ、約100店舗出店のファーマーズマーケット、ブルーベリーの育て方セミナー(苗木プレゼント)、ワークショップ、和太鼓体験など多種多彩。
※来場には登録が必要(申込はQRコード)。
駐車場は旧市役所西側駐車場など6か所あり(一部事前予約制)。
無料シャトルバス運行。
問い合わせはオーガニックシティ推進課へTEL0438-23-8049。