抗ウイルス応答の仕組み 他【新千葉新聞】
- 2022/9/17
- ニュース
新千葉新聞2022年9月17日発行
抗ウイルス応答の仕組み
DNA研究所 千葉大大学院と共同で解明
公益財団法人かずさDNA研究所は14日、千葉大学大学院と共同で、脂質代謝をコントロールすることで誘導される抗ウイルス応答の仕組みを明らかにしたと、発表した。
かずさDNA研究所先端研究開発部オミックス医科学研究室の遠藤裕介室長の研究グループは、千葉大学大学院の中山俊憲学長と共同で、脂質代謝制御による抗ウイルス遺伝子の転写制御システムを解明したもの。
生体はウイルスに感染すると、様々な免疫細胞を活性化してウイルスを排除しようとする。
同研究所では、脂質代謝を子㎜トロールすることで免疫の司令塔であるT細胞からI型インターフェロンが産生され、ウイルスへの抵抗性を高めることを解明している。
同研究デイは、そのメカニズムを明らかにするために遺伝子の網羅的な解析を行い、「脂質代謝スイッチ」による抗ウイルス応答の誘導には、IRFファミリー店社員紙による協調的な転写制御が重要であることを発明した。
脂質代謝コントロールで誘導される抗ウイルス応答は、従来の抗ウイルス薬とは異なり、ウイルスの種類にかかわらず作用する。
今後、「脂質代謝スイッチ」の全容を明らかにすることで、新しい感染症の蔓延時にも即座に対応することができる抗ウイルス薬の開発につなげることを目指している。
同研究成果は、8月18日6時(米国東部時間)発酵の米国科学誌「Frontiers in Immunology」オンライン版に掲載された。
今月20日から
新ワクチン接種方針
厚生労働省は14日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新しいワクチンの接種方針を決めた。
今月20日(火)から各地で接種が始まる。
前回からの接種感覚を5か月以上とし、4回目接種の対象でまだ受けていない60歳以上や医療従事者らを優先。
10月半ばをめどに2回以上接種した12歳以上のすべての人に対象を広げる。
これまでと同様無料で打てる。
接種が始まるのは、国内で今年初めに流行したオミクロン株の「BA・1」に対応したワクチン。
「BA・5」にも効果がある。
地域防災の担い手に
木更津市消防本部・消防団の協力を得て
木更津第三中学校 1年生が防災教室
木更津市立木更津第三中学校(校長・吉岡秀樹、生徒数・312人)では、13日(火)に木更津市消防本部および木更津市消防団(女性部・学生部)の人たちを講師として招き、1年生対象の「木更津市防災ジュニアハイスクール」を開催した。
この講習会は、消火器及び消火栓取り扱い訓練・ロープ結索訓練、毛布と竹で作成する応急担架訓練、AED取り扱い訓練、三角巾による応急手当訓練を行った。
同講習を通して「自助」・「共助」の重要性について学び、自分たちの地域を守るために、地域社会の一員として、防災の担い手となってもらいたいという狙いで実施された。
訓練が終わり、代表生徒は、「今後、人を助ける場面があったら、今日教えていただいたことをいかして、実践していきたい」と力強い決意を語っていた。
また、同講習を企画・運営した三浦健雄教諭は、「生徒たちが生き生きとした表情で、一生懸命訓練に参加していてとてもうれしい。これからも機会を見ながら訓練を続け、本校の学校教育目標にもある、地域に貢献できる生徒を育てていきたい」と話していた。
県展出品作の17点選ぶ
君津地方小中学生 論文特選13、推薦4
君津地方教育研究会理科部会(会長・弘中邦典昭和小学校長)主催の「君津地方小中学生理科研究論文展」審査会で選出された、県展出品作17点(特選13、推薦4)は次の鳥。
きょう17日(土)と18日(日)、午前10時~午後5時までイオンモール木更津のイオンホール(木更津市築地)で「君津地方科学工夫作品・研究論文展」が開かれる。
4市合計で81人が感染
県15日発表コロナ 県内3872人
県によると、君津地域4市で15日(木)、新型コロナウイルスに感染者が新たに81人確認された。
前週の木曜日(261人)の3分の1以下で、8月22日(80人)以来、24日ぶりに100人を下回った。
各市の新規感染者数は木更津市が37人、君津市22人、富津市7人、袖ケ浦市15人。
1週間前と比較すると全市で大幅に減った。
減少数は木更津市が69人、君津市57人、富津市18人、袖ケ浦市36人。
同日の地元各市の累計感染者数は、木更津市が18835人、君津市9966人、富津市4920人、袖ケ浦市9435人。
千葉県内では同日、15人が死亡、3872人が感染した。
クラスター(感染者集団)は7件判明。
累計感染者数は909819人となった。