創立40周年記念の集い 他【新千葉新聞】
- 2022/5/13
- ニュース
新千葉新聞2022年5月13日発行
創立40周年記念の集い
木更津地区更生保護女性会が来賓迎え
会員18人に感謝状 歩みを振り返り感謝
犯罪のない社会の実現向け、青少年の非行防止や健全育成、子育て支援などに地道な活動を続ける「木更津地区更生保護女性会(会長・石邑八重子、会員77人)」の『創立40周年記念の集い』が11日、木更津市金田地域交流センターきさてらすで開催された。
式典には、渡辺芳邦市長、清水和也福祉部長、滝口君江社会福祉協議会会長、齋藤勇君津地区保護支会会長、中尾了君津地区保護支会木更津支部支部長などの来賓や会員多数が参加して節目を祝った。
式辞では石邑会長は、昭和56年(1981)5月13日、君津地域3市1町による「君津地区更生保護女性会」が結成されてより今日までの40年の歩みを振り返り、諸先輩・各種団体・行政などの支援に感謝して、「継続は力なりを信条に、子ども達が心豊かに成長することを願い、地域に寄り添い安心・安全なまちづくりの一助となる活動をこれからも続けていく」と決意を述べた。
渡辺市長、滝口会長、齋藤会長等も、女性としてのやさしさと柔らかな視点で、地域の様々な主体と手をつなぎ安心・安全な地域づくりへの尽力を願い、40周年を寿ぎ、更なる活動の展開に期待を寄せ祝辞を述べた。
また式典席上で長年にわたり同会の発展に尽力した会員18人へ感謝状が贈呈された。
続いて「記念講演会」が開催され、地域子育て支援センターゆりかもめ主任、絵本専門士の白石恵美子さんを講師に招き、「絵本で広がるあなたの世界」をテーマに話を聞いた。
同会は昭和56年に3市1町の君津地区更生保護女性会が結成されたのち、平成26年から各自治体毎の活動が開始された。
木更津地区更生保護女性会は石川冨子初代会長、第2代・宮森利枝会長、第3代・藤代よし子会長、現在の石邑会長は第4代目。
40周年記念事業として「記念の集い」のほか、40周年記念誌『かけはし』を刊行、渡辺市長をはじめ各種関連団体代表が祝辞を寄せているほか、30周年から後の10年間の同会の活動記録及び専門部・各藩が活動報告を行っている。
感謝状贈呈者は次の通り。(敬称略)
楽しく安全な活動を誓う
木更津市子ども会育成連絡協議会
木更津市民総合福祉会館 定期総会を開く
木更津市子ども会育成連絡協議会(会長・尾坂勇)は「令和4年度定期総会」を8日、木更津市総合福祉会館で開催。
令和3年度事業報告、同決算、令和4年度予算、同事業計画など5議案すべてを可決した。
席上、育成者功労で3人が表彰された。
同協議会は昨年度、組織の見直しを行い、広報部・企画事業部・こども相談部を立ち上げた。
定期総会では今年度も育成者を支援しながら、楽しく、安全な子ども会活動を展開することを誓った。
また、子ども会活動に安心安全に取り組めるよう、「子ども会活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止ガイドライン」を参考に、感染対策に努めるようもうしあわせた。
総会後にブロック会議を開き、各子ども会の現状と課題について話し合いが行われ、活発な意見交換と交流の場となった。
育成者からは、町内会や関連団体の協力があり、地域が一体となって子どもたちの学びや育ちを応援してくれていると感謝の声が多く聞かれた。
木更津市子ども会育成連絡協議会では、各子ども会が円滑に活動できるよう支援している。
子ども会の立ち上げ、子ども会への加入等についての相談は随時受け付けている。
(生涯学習課青少年係TEL0438-23-5278 を通して、追って担当部から連絡する)
育成者功労表彰者は次の通り。(敬称略)
約2倍の申し込み数
アクアマラソン 一般枠ランナー締切る
今秋11月6日に開催予定の「ちばアクアラインマラソン2022」について、実行委員会事務局(千葉県)は11日、受け付けを締め切った一般枠ランナーの申し込み状況を公表した。
マラソン、ハーフマラソン全体で12710人の定員に対し、倍率2倍の24825人の申し込みがあった。
抽選結果は27日(金)以降、当選者の実メールで通知する。
同事務局によると、マラソンには倍率1.4倍の13118人、ハーフマラソンには倍率3.6倍の11707人(うち車いすマラソン3人)の申し込みがあった。
事務局を通じ5万円以上の寄付をした人が対象の「チアアップ枠」出走権と県内旅館・ホテルの宿泊代金がセットになった「宿泊プラン枠」は引き続き募集を続けている。
チアアップ枠は6月30日(木)まで、宿泊プラン枠は7月15日(金)までで、いずれも先着順となっている。
4市計100人がコロナ感染
県によると、君津地域で11日(水)、新型コロナウイルスの新規感染者が木更津市で40人、袖ケ浦市30人、君津市20人、富津市10にん、4市合わせて100人確認された。
1週間前と比較すると、各市、地域総数何れも増えた。
増加人数は、木更津市が18人、君津市12人、仏紙5人、袖ケ浦市25人、地域総数60人。
木更津市で1日の感染者数が40人台となるのは4月14日(42人)以来。
地域総数の100人台も同日(130人)以来。
富津市は11日、20歳代の男性職員1人(市外居住)の感染を発表した。
市役所は通常通り業務を継続する。
同日現在における地元各市の累積感染者数は、木更津市が7988人、君津市4034人、富津市1900人、袖ケ浦市3836人に。
県内では同日、1373人の感染が新たに判明。
4日連続で前週の同じ曜日を上回った。
ドーベルマン
真里谷でまた逃走
11日午後4時15分頃、木更津市真里谷で「飼育している大型犬のドーベルマン2匹がいなくなっている」と、飼い主から木更津警察署に通報があった。
同所によると、いなくなったのは成犬1匹と幼犬1匹の親子。
先月22日に逃走し、7時間後に確保されたドーベルマンのうちの2引き。
署は同日、署員20人態勢で捜索した。
成犬は体長約70センチ、体重35キロの雌で、赤の首輪を付けている。
幼犬は青の首輪で歳暮5か月、体長約50センチ、体重15キロの雄。
署は「見つけても不用意に近づかず通報して欲しい」と呼びかけている。
新感覚スイーツを販売
木更津市の寛傳知で 新入社員研修の女性
バウムクーヘン専門店「せんねんの木」を展開する信栄開発株式会社は、新入社員研修『レンタルキッチンを活用した起業研修』として、ドーム型に固めたチョコレートに温めたソースをかけて食べる新感覚スイーツ「チョコレートドーム」の専門店「Family Dome」を、きょう13日(金)~15日(日)の3日間限定で各日午前11時30分~午後5時、木更津市中央2-8-18の「寛傳知(かんでんち)」で開催する。
この取り組みは、今年4月にゅしゃの土屋七海(つちやななみ)さん(20)=木更津市出身、在住。ハッピー製菓調理専門学校卒=に、企画やメニュー・運営まで、期間限定で出店を任せる「起業体験」として企画したもの。
2020年(令和2年)入社の曽師秋空(そしあきら)さん(22)がサポートに付く。
▽商品=チョコドーム ビタードーム、チョコドーム マイルドドームの2種類。
▽価格=ドリンク付き1000円。
ドリンクの種類はオレンジジュース、アイスティー、ジャスミンティー。
ドリンク単体は200円。
この企画は、木更津市産業・創業支援センターらづ-Bizも応援している。
寛傳知はTEL0438-25-6544。
社説
未来へ残そう盤洲干潟
小櫃川河口干潟(盤洲干潟・ばんずひがた)は、千葉県内に源流を持つ川に中で最長である小櫃川(長さ273平方キロメートル)が、長い年月をかけて上流からの砂泥を運搬した結果形成された東京湾唯一の自然干潟で、環境省の「日本の重要湿地500」に選ばれた貴重な場所。
この「干潟は、河口域のヨシ原が広がる三角州(後浜)と、前面に広がる砂浜(前浜)で成り立ち、前浜の面積は1400ヘクタールに及ぶ日本最大の砂質干潟。
この盤洲干潟には、塩性湿地特有の植物(マツナ、ハチジョウナ、ウラギク、シオクグほか)や、アシハラガニ、アカテガニ、チゴガニ、コメツキガニなど多彩な生物が見られる。
干潟は穏やかに引いては満ちる潮により、魚などの生育の場でもあり、魚のゆりかごと呼ばれている。
干潟には、無数のバクテリア、藻類、ゴカイ類、カニ類、貝類等の底生動物、魚類(特に稚魚)等が豊富に生息している。
またそれらの採食や休息のために渡り鳥のシギ・リドリ類、カモメ類、サギ類など多くの鳥類・渡り鳥などが飛来する場ともなっている。
植物は350種類、野鳥128種、魚類60種、底生動物40種など多くの生物が生息しており、生物多様性の保全に大きく貢献している。
さらに干潟は水質浄化の場で、漁業生産の場でもあり、人間にとっても重要な自然環境の一つである。
潮の満ち引きの繰り返しは、海水中に大量の酸素を供給し、バクテリアの活性化させ、有機物の分解を促進する。
あさりなどの2枚貝類は濾食(ろしょく)機能を有し、海水の浄化に大きな役割を果たしている。
約3センチの大きさのあさり1個体は1時間に約1000ミリリットルの海水をろ過する能力があり、この力を活用して干潟近海ではアサリやノリの養殖等も行われている。
盤洲干潟は様々な機能を有していることから、SDGsなどの学びの場としても、末永く大切に保全・活用したい。