高所作業車で保全対策 他【新千葉新聞】
- 2021/12/24
- ニュース
新千葉新聞2021年12月24日発行
高所作業車で保全対策
道路橋を将来世代に引き継いでいくため
千葉国道事務所 木高専生が橋梁点検
~将来の土木技術者が橋梁点検を体験する~、国土交通省関東地区主催の、高専生対象の「橋梁点検の現地学習会」が17日(金)、国道16号太田山高架橋(木更津市太田4丁目)で実施された。
千葉国道事務所では、国民の貴重な共有資産である道路橋を将来世代に引き継いでいくため、メンテナンスの重要性を伝える活動を進めている。
その重要性を将来の土木技術者に学んでお貰うことを目的に、同橋梁近くの木更津工業高等専門学校の協力を得て行われた。
この学習会は今回で6回目、昨年はコロナ禍で中止された。
今年の学習会には同校・環境都市工学科の4年生40人(うち女性と15人)が参加、5班編成で、
①コンクリートの上部工の点検実習
②下部工(コンクリート橋台)の点検実習
③コンクリート部材の日は快試験実演・体験
④鋼部材の日は快試験(磁粉探傷試験)及びサーモグラフィカメラの実演・体験
⑤最近の点検・推進管理技術(3Dスキャナー、360度カメラ)の紹介
などを千葉国道事務所の保全対策官などを講師に学んだ。
高所作業車で点検実習を体験した女生徒は「机上での学びと違い、実際にコンクリートの橋梁に触れてみると、安全に・長持ちさせることの大切さを実感した。これからももっと学びを深めたい」などと話していた。
同橋梁は1985年に建設、築36年経過、橋長L=230メートル、径間数9径間。
過去の同点検実習で、初期段階の破損なども発見されており、千葉国道事務所による定期点検に役立てられたという。
拓大紅陵団体形 男女V
団体組手は男女で拓大紅陵が準優勝
県高校空手道新人 女子は総合優勝飾る
令和3年度千葉県高校空手新人体育大会がこのほど、2日間にわたり、県総合スポーツセンター武道館で行われ、団体形は男女で拓大紅陵が優勝。
男子が11年連続33度目。
女子は5年ぶり13度目とな田。
女子団体形では、木更津総合が準優勝した。
団体組手は男女で拓大紅陵が準優勝した。
総合優勝は女子が拓大紅陵、男子では拓大紅陵が総合優勝だった。
団体と個人形は2位まで、個人組手は優勝者が、第30回関東高校空手道選抜大会(来年1月29日・30日、印西市松下公園総合体育館)に出場する。
拓大紅陵高校は男女とも、関東大会に出場を決めた。
県大会の結果は次の通り。
交通遺児に育英基金を
木更津交通安全協会 会長が3家族に渡す
木更津交通安全協会(会長・竹内義一)は、21日(火)、交通事故により親を亡くした小学項及中学校に在学する児童・生徒の家庭に対し、寄付者から預かり保管中の基金から、学業資金に役立ててもらうため、育英基金を贈呈した。
対象者は、木更津市・袖ケ浦市内居住の交通遺児、3家族7人。
竹内会長がそれぞれの家を訪問し、育英基金を手渡した。
運動中の怪我から守る
波岡中学校 予防ストレッチ講習
木更津市立波岡中学校(校長・中務公明、生徒数456人)では、14日、保健体育の授業を活用し、全校生徒を対象に、「運動中のけが予防のためのストレッチ講習」を行った。
今年初めて。
コロナ禍により、さざまな競技や種目の練習に制限が設けられ、部活動の大会も縮小されるなど、生徒を取り巻くスポーツ環境は厳しい状況に置かれている。
それに伴う運動量の減少、体力や筋力の低下は、思わぬ怪我や事故に直結してしまうケース(リスク)があることから、今回、医療現場の立場からの「けが予防講習」を行うことになったもの。
これまでの練習方法等を見直し、身近にある危険やリスク等を理解しつつ、正しい準備・事後運動やストレッチ方法を身に着けることによって、万が一の怪我や事故を防ぐための対応力・判断力を身につけることが大きなねらいである。
これまで、体育科の職員や養護教諭は、専門講習会や実技研修等に積極的に参加。
同講習でも、それぞれの立場からのアドバイスや支援が随所に見られた。
講習会に異読生徒たちに、講師の梶谷卓也氏(萩原病院リハビリテーション室長)は、「この講習を通して、かけがえのない命と身体を自身の手で守り、ケアする術を学んでほしい。運動前の正しい準備運動や運動直後のストレッチが、皆さんのけが予防につながり、命を守ることにもつながります。その術をたくさん身につけること・・・。それは未来ある中学生だからこそ必要なものですぜひそれをみんなで体験しましょう」と語った。
生徒たちは、一様に引き締まった表情で実技講習を行った。