令和3年度産米の価格下落 他【新千葉新聞】
- 2021/12/17
- ニュース
新千葉新聞2021年12月17日発行
令和3年度産米の価格下落
木更津市長と市議会議長に配慮求める
JA木更津市「緊急要望書」を提出
木更津市農業協同組合(代表理事組合長・山口嘉男)の代表は16日(木)、木更津市役所駅前庁舎を訪れ、渡辺市長と重城正義市議会議長にそれぞれ、「令和3年度産米の価格下落に関する緊急要望書」を提出した。
訪れたのは、JA木更津市側は山口代表理事組合長、石渡肇常務理事、石渡善則営農部長、白井直之総務部長ほか。
木更津市側は、渡辺市長、重城議長、草刈慎祐副議長、佐伯浩一経済部長、松吉啓農林水産課長、磯部光治農林振興係長等が出席した。
はじめに玉口組合長が、令和3年度産米の価格が大幅下落し、農業生産者が大きな影響を受けている現状を説明し、市に対して農業支援に特段のご理解を頂きたいと挨拶した。
その後、緊急要望書の内容を読み上げ、説明した。
要望書の内容は次の通り。
本市にとっては農業は地域経済を支える基幹産業であり、特に水稲は本誌を代表する基幹作物である。
令和3年度産米の生産調整については、過去最大規模となる13000俵余を飼料用に作付け転換を行ったところである。
しかしながら、人口減少に伴う全国的な需要減に加え、長期化するコロナ禍の影響により、令和3年度産の米価は、全国において下落している現状にある。
本市においても、令和3年度産米の追加払いを含めた生産者概算金は、一等米60キログラム当たり「コシヒカリ」で9000円、「ふさおとめ」で7600円、「ふさこがね」で7000円と、いずれも前年対比として約3割から4割減の大幅な下落となっている。
農水省は、稲作農家の60キログラム当たりの生産に掛かる生産コスト(物財費や労働費等の合計)を10851円と公表している。
このような状況の中で、本園の米価を考えれば、今後の稲作経営を断念する農家が増えてしまうことが懸念される。
ついては、米の再生産を確保し持続可能な地域農業の維持・発展のため、次の要望事項について特段のご配慮をお願いします。
1,令和3年度産米の概算金大幅下落による収入減少に対する事業継続支援金特別加算等の緊急支援策について要望します。
2,コロナ禍による輸送や燃料油価格の上昇に加え、国産市況の上昇により生産資材費等も高騰していることから、令和4年度米の種子購入に係る費用への助成について要望いたします。
渡辺市長は、市の給食米に有機栽培米を取り入れていること等も踏まえ、「要望については検討させていただき、協力させていただきたい」と話した。
重城議長も、米の差別化を図って、生き残り化を懸けて行くのも一つの策ではないかと、意見交換する中で述べた。
学級毎に演奏曲を練習
児童は電子黒板に映るオンラインでみる
八幡台小学校 ひばり音楽会ウィーク
木更津市立八幡台小学校(校長・稲村由則、児童数・849人)では、このほど「ひばり音楽会ウィーク」を実施した。
例年、「ひばり音楽会」として全校児童が一堂に会して行ってきた音楽会を、新型コロナウイルス感染症の感染防止に配慮しながらオンラインで行ったもの。
児童は、この日のために学級ごとに演奏曲を決め音楽の時間に練習を重ねてきた。
飛沫が飛散しないよう歌唱は取りやめ、簡単な合奏曲や手話・ダンス等その場で身体表現できる曲を選んだ。
曲だ仕上がるとビデオ撮影し編集したものを、旧食事に校内放送で流すこととした。
1日に学年1学級、軽6学級が発表することとなった。
演奏曲について、低学年は、「きらきらぼし」などの童謡や手話を使った表現が中心となる。
中学年では扱う楽器の数も増え、曲のレベルも少し上がった。
特に4年生は、本校独自の「八幡台ふるさと温度」を演奏した。
この曲は、開港当時に造られた曲で、これまで夏祭りや敬老会で披露していたが、コロナ禍で発表の機会が失われていた。
高学年になると「威風堂々」「木星」などの本格的な曲や、ディズニーやジブリの軽快な曲なども取り上げられていた。
旧食事に演奏が始まると、児童は電子黒板に映るそれぞれの学級の演奏を食い入るように見つめていた。
画面では、低学年の児童は楽しそうにそれでいて可愛らしく、高学年の児童は立派な演奏態度で正確に演奏していた。
今後、同校では、市長を希望する保護者のために、j同様のタブレットを貸出視聴できるよう計らう予定であるという。
10万円現金で一括支給
18歳以下へ 木更津市は年内振込
18歳以下への10万円相当の給付を巡り、岸田文雄首相が現金給付を決めたことを受け、県内の自治体は15日、現金給付の方針を次々と発表した。
各自治体は、クーポン事業は事務の負担が大きいことに加え「市民が現金給付を望む声が多い」としている。
木更津市は現金でイッカる給付すると発表した。
士によると、同市の支給対象は約20900人。
木更津市では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯を支援するため、中学生以下の児童手当受給者に対し、12月24日に5万円を給付するため準備を進めてきたが、国の方針や市民の要望に鑑み、年内に10万円を現金で一括支給することとしている。
支給対象者は、平成15年4月2日から令和4年3月31日生まれの児童の保護者。
①令和3年9月分児童手当支給者(公務員以外)
②令和3年9月分児童手当受給者(公務員)
③新生児の保護者(所得が児童手当の支給対象となる金額と同額未満の者
④平成15年4月2日から平成18年4月1日生まれの児童の保護者(所得が児童手当の支給対象となる金額と同額未満の者)
※児童手当の植生減額を終えている人は支給対象外。
年内支給対象者は、前との①のひとで、②~④までの対象者については令和4年1月以降の支給を予定している。
支給額は一人当たり10万円。
支給方法は児童手当の口座へ振り込み。
振込日は今月24日(金)。
堂給付金の申請は不要。
海ほたるに「海ピアノ」
アクアライン開通記念日 18日お披露目演奏会
東京湾アクアライン開通記念日の12月18日(土)、海ほたるPA内にオリジナルペイントのストリートピアノ『海ピアノ』が誕生する。
海ピアノ誕生を記念して、あす18日(土)午前10時から10時30分まで、ピアニスト・フォルテさんを迎え、「お披露目演奏会」が開催される。
午後2時からは、富津市観光大使&そでがうらアンバサダーのサクソフォン奏者のWaKaNaさんによる「ストリートピアノwith Saxophone演奏会」が開催される。
県内で9人感染
コロナ地元はゼロ
県によると、15日、君津地域4市で新型コロナウイルスの新規感染者は確認されなかった。
県内では新たに9人の感染が判明。
千葉市では合同合宿に参加していた少年野球チームの5人が感染し、クラスター(感染者集団)として認定された。
県内でのクラスターは制は10月26日以来、50日ぶり。
死者の発表はなかった。
同日現在の県内の感染者累計は100566人に増えた。