地方教育行政の功労で 他【新千葉新聞】
- 2021/10/31
- ニュース
新千葉新聞2021年10月31日発行
地方教育行政の功労で
末松信介文部科学大臣が表彰状授与
前木更津市教育長 高澤茂夫氏を大臣表彰
「令和3年度地方教育行政功労者表彰式」が27日、文部科学省庁舎内で行われた。
これは各都道府県、市町村の地方教育行政において、長年にわたり功労が特に顕著な教育委員会の教育長、教育委員に対し文部科学大臣表彰を行っているもの。
今年度は、都道府県・指定都市教育委員会関係者38人と、市町村教育委員会関係者145人、合わせて183人に、末松文部科学大臣が表彰を行た。
千葉県からは木更津市の前教育長・高澤茂夫氏(67)など5人が受賞した。
君津地域4市からは高澤氏のみ。
表彰式席上、推江松大臣は、受章者の永年にわたる教育行政への尽力に感謝し、「予測不能な未来社会に向けて、自立的に行き、しっかりと社会の一員となるため、学校現場で懸命に教育を進めていただいた」と挨拶。
高澤氏は28日、木更津市教育委員会を訪れ、廣部昌弘教育長に受賞報告を行った。
「今受賞は、教育現場・地域の皆様のご理解とご協力のお陰で木更津市教育委員会が受章したもの。私は代表して授賞式に参加させてもらった。これからも微力ながら、木更津市の発展と、子どもたちの健やかな成長を見守っていきたい」などと挨拶した。
廣部教育長は、長年にわたる功績に敬意を表し、「心からお祝い申し上げます」と祝辞を述べた。
高澤氏は38年間にわたる教育現場、2期6年間の木更津市教育長を務め、教育振興に尽力してきた。
女性会の発展に貢献
全国商工会議所女性会連合会表彰
木更津の前会長 石井みち子さん受賞
「第53回全国商工会議所女性会連合会オンライン総会」がこのほど開催され、全国の350を超える女性会が参加して、交流を深めた。
木更津商工会議所女性会(鈴木敏栄会長)は、木更津商工会館3階研修室に会員が参集して参加した。
午後2時からの開会宣言、情勢会の歌斉唱、女性会活動方針唱和、物故者への黙祷、主催者挨拶等などが行われた。
続いて「出席女性会紹介」では、同総会に庵化している情勢会が来たから順位Zoom Meetingを利用した映像で紹介され、全国のメンバーの笑顔が広がった。
午後3時から「全国商工会議所女性会連合会表彰」授賞式が行われ、部門ごとの表彰者名が映像で紹介され、木更津商工会議所情勢会前会長の石井みち子さんに「特別功労者表彰」(全国47人)が贈られた。
オンライン授賞式の後、木更津商工会議所女性会では、事前に送られていた表彰状の伝達式を実施、
鈴木会長から石井前会長に感謝の言葉とおともに表彰状と、花束が贈られた。
石井前会長は、4期8年を振り返り、「県大会・60周年記念式典・ケンブロック代表など、3つの大事業を皆さんの協力のおかげで無事務めさせてもらった。この表彰状は木更津女性会がいただいたもの。今後も微力ながら協力していく」等と感謝の挨拶を行い、今後ますますの発展を願った。
同女性会では今年度「絆プロジェクト」活動を立ち上げ、市内の飲食業や事業所などを広報誌等で紹介する活動を展開しており、地域の元気づくりを応援している。
さらに「遺書に活動しませんか!」と、会員も随時募集中。
問い合わせはTEL0438-37-8700へ。
学んだことをより確かに
印旛沼や佐倉城址公園、歴史民俗博物館へ
富来田小学校 4年生が校外学習
木更津市立富来田小学校(校長・佐藤雅之、児童数・187人)では、28日(木)に4年生児童(25人)の校外学習を行った。
行く先は佐倉方面で千葉県立印旛沼公園、佐倉城址公園、国立歴史民俗博物館。
今年コロナ禍の影響で、えんきされていた校外学習であるが、同校では1番目で最初となる4年生の校外学習となった。
この校外学習の目的は、印旛沼や佐倉城址公園、歴史民俗博物館の見学を通して、社会科の学習「郷土の発展につくす」や「私たちの県」で学んだことを、より確かなものにすることである。
事前学習として、10月から社会科の時間に教材を使て学習してきた。
事前に学んだことを実際に目に触れることができ、児童たちは不思議な言持ちと感動でいっぱいだったようだ。
担任の佐久間健太教諭は、「高学年への接続を意識し、グループで行動する場面を設定した。4年生になり色々と考え、協力して取り組む姿勢に成長を感じた」と話していた。
馥郁とした香りに満ち
富来田花の会 菊花の展示会を開催
富来田花の会(会長・小川清志、会員数・8人)では「菊花の展示会」を30日と31日(日)の2日間、富来田公民館・展示ホールで開催している。
今年は酷暑の厳しい気象状況で、作品の出店数が例年より少ないが、会場には会員の丹精込めた作品・72点が並び、馥郁(ふくいく)とした香りに包まれている。
黄色や白、ピンクなど色鮮やかな菊花の内訳は、厚物22点、だるま10点、ドーム他30点。
多くの人にみてもらいたいと、来場を歓迎している。
県内7人感染
29日コロナ地元ゼロ
県によると、29日、君津地域4市で新型コロナウイルスの新規感染者は確認されなかった。
各氏の感染者累計は変わらず、木更津市1698人、君津市773人、富津市385人、袖ケ浦市634人。千葉県内では7人の感染が新たに判明。
死者の発表はなかった。
同日現在の感染者累計は100292人に増え、死亡者は1023人から変わらない。
児童やサークルの作品等
鎌足公民館 秋のかまたり展開く
木更津市立鎌足公民館(館長・佐藤千明)で、「秋のかまたり展~小学校・サークル合同作品展~」が、11月2日(火)~7日(日)、午前9時~午後9時まで開催されることになった。(3日を除く、最終日は午後3時まで)。
鎌足地区は新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、2年連続で鎌足地区文化祭の開催を見合わせることとした。
しかし、今まで新型コロナの感染に充分のい注意して活動してきた成果の発表の場として、今回、鎌足地区の団体・サークル有志による作品展「秋のかまたり展」への開催に踏み切った。
例年の鎌足地区文化祭への出展団体に比べると参加数は少ないが、その分、より熱意のこもった展示内容になっている。
出展団体は、鎌足小学校・鎌足絵手紙・鎌足ふるさとかるた会・鎌足浮書絵会・木彫サークル・鎌足撮ろう会・の6団体で、内容も小学生の会が・工作作品から、鎌足地域の魅力紹介、写真作品まで多岐にわたる。
11月は紅葉も見ごろになってくる。
鎌足地区には歴史ある寺社も多いので、ぜひ地域めぐりと併せて、「秋のかまたり展」を見に来てほしいとしている。
雷管時にはマスク着用と検温、手指消毒の上、受付で来場者情報の記載を願っている。
世界初の自動灌水システム
DNA研究所等 自然の干ばつを再現
公益財団法人・かずさDNA研究所(木更津市)と農研機構、(株)テックスは、ポット底面からの給水により1ポットごとに土壌成分を任意に制御する、世界初の自動灌水(かんすい)システムを開発した。
これにより、地球環境変動時代の迅速な作物開発を強力にサポートする。
温暖化などによる地球規模の環境変動により、世界中の農地で干ばつや土壌の荒廃が進んでいる。
国内でも、今年の北海道で起こった少雨をはじめ、豪雨、高潮による作物の冠水や円買いの被害など、これまでにない厳しい栽培環境へと変わりつつある。
このような激変する栽培環境に迅速に対応できる作物開発が世界中で求められている。
しかし、一般的な作物開発の現場では、現在の気象・栽培環境で作物を表kするため、招待予想される栽培環境に適応した作物を迅速に開発することは難しい課題となっている。
同システムの灌水装置は、ポット底面より自動で水を給排水することで自然環境の干ばつを再現できる。
同システムを用いることで、今後被害が深刻になると予測される干ばつや冠水被害を、屋内環境下における個々のポットで再現し、将来の不良環境に適応した作物をデザインすることが可能になる。
同システムの正式な製品化は現時点では未定だが、今後、ほかの研究者や民間企業に広く利用してもらえるよう、改良を重ね、製品化を検討したいとしている。