災害時の地域支援協力 他【新千葉新聞】
- 2021/10/5
- ニュース
新千葉新聞2021年10月5日発行
災害時の地域支援協力
人員及び車両や物資等の提供を得る
ポルシェジャパン(株) 木更津市と協定締結
10月1日(金)にポルシェジャパン(株)(代表取締役社長・ミヒャエル・キルシュ、東京都港区)により、日本では初となる。「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」の解説に関する記者会見発表会が現地の木更津市伊豆島で行われた前日の9月30日(木)、ポルシェジャパン(株)と木更津市は、「災害発生時における地域支援のための人員及び車両等の提供に関据える協定」を締結した。
大規模災害等が発生した場合、及び発生の恐れのある場合において、ポルシェジャパン(株)から人的支援や車両及び物資等の提供などについて協力を得るもの。
当日は、「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」で締結式が行われ、木更津市からは田中幸子副市長(渡辺芳邦市長代理)が出席し、キルシュ代表取締役と協定書を取り交わした。
ポルシェジャパン(株)には、木更津市が推進する「オーガニックなまちづくり」にさんふぉうしてもらうとともに、令和2年11月に締結した「千葉県及び木更津市とポルシェジャパン(株)との協力に関する覚書」 に基づいた取り組みをはじめ、ポルシェジャパン(株)との間で、連携を深めている。
オーガニック給食基金にと
ポルシェジャパン(株)有機農業に100万円寄付
また、ポルシェジャパン(株)は9月29日(水)、木更津市有機農業推進協議会(会長・安藤一男)に対して、木更津市における有機米生産の支援及び市内小・中学校の学校給食の地産地消の推進や食育の推進の目的とした「学校給食提供に向けた有機米プロジェクト」の趣旨に賛同し、100万円を寄付した。
同協議会では、米作りを取り巻く環境が厳しさを増す中、これからの農業を守り、育てていくためにも、市やJA木更津市をはじめとするすべての関係者が一致団結して推進していかなければならない取り組みであることを踏まえ、寄付の100万円を市の「木更津市きさらづオーガニック給食基金」(令和3年2月創設)に全額寄付をすることとした。
安藤会長は、「本誌の米作りを取り巻く環境は、農業従事者の高齢化や担い手不足、耕作放棄地の増加や有害鳥獣被害の深刻化に加え、2年連連続の米価の値下がりなど、大変厳しい状況にある。そのような中、当協議会に寄付戴いたことは大変有難く、熱くお礼申し上げたい。こんごとも、本誌農業の持続的な発展に日々精進していく」とコメントを出した。
学会で論文奨励賞を受賞
コンクリート工学年次大会2021
オンラインで発表 木高専の大橋夏樹さん
木更津工業専門学校専攻科2年の大橋夏樹さんが、今年7月7日から9日にかけて開催されたコンクリート工学年次大会2021(主催・公益社団法人日本コンクリート工学会)において年次論文奨励賞を受賞した。
同大会は、毎年7月上旬に国内各都市で開催されている学会であり、コンクリート学会にたずさわる研究者や大学院生らが、各自の研究論文・報告を発表する場とされている。
今年は愛知県名古屋市で開催される予定だったが、新型コロナウイルスまん延の影響を受け、オンライン上での開催となった。
大橋さんは、コンクリート中に入り込んだ円分の濃淡を簡易的に可視化する方法に関する論文を共同研究者の青木優介教授との連名で発表した。
同大会では394件の論文・報告が発表されたが、そのうち、論文の内容とともに学会での講演が特に優秀と認められた41人の若手講演者に対し、年次論文奨励賞が授与された。
受賞者の多くが大学院生や企業等の若手研究者で占められる中、大学4年生にあたる大橋さんが受賞したことは快挙といえる。
大橋さんは、「論文の随筆や発表資料の作成、オンライン発表会での質疑応答など貴重な経験を積むことができました。今後も研究活動に励んでいきたいと思います」と述べている。
大橋さんは来年4月には大学院に進学する予定であり、恩後のさらなる成長が期待されている。
木更津総合は優勝決める
秋季県高校野球・拓大紅陵と関東大会へ 2年連続6回目
「第74回秋季県高校野球」(県高野連など主催)は3日、ゼットエーボールパーク(市原市)で化粧が行われ、木更津総合が「拓大紅陵を14-2で破り、優勝を決めた。
木更津総合の優勝は2年連続6回目、準優勝に終わった今夏の千葉県大会での悔しさを晴らした。
全日2日、同球場で行われた準決勝で木更津総合は八千代松陰に8-4で快勝、拓大紅陵は市原中央に3-1で競り勝ち決勝に進出。
地元校同士の対決となった決勝で、木更津総合(監督・五島卓道)は序盤から強力打線が爆発。
1回に芦川正直選手(1年)の満塁本塁打等で5点を先制。
6回には山田隼選手(2年)が大会新記録の4試合連続2ランで試合を決定づけた。
山田選手は今大会5本の本塁打を放ち、大会タイ記録も達成。
投げては先発の金綱伸悟選手(2年)が打たせて取る投球で、4回まで走者を許さず、105球で完投。
チームの勝利に貢献した。
予選の敗者復活戦から勝ち上がて来た実力校、拓大紅陵(監督・和田孝志)は7回に2点を返すが、後続が倒れ、守備のミスもあり4年ぶりのゆうしょうを逃した。
両行からは今月30日(土)から茨城県で開催される「関東大会」に出場する。
関東大会での成績は、来春のセンバツ大会の選考材料となる。
地元4人感染
コロナ県内は58人
県によると、君津地域では2日(土)、木更津市で3人、君津市で1人、計4人の新型コロナウイルス感染が確認された。
年代は10歳未満~40代。
富津市は先月21日から11日連続で出ていない。
当地域で1日当たりの感染者総数が10人を下回るのは先月16日から15日連続となる。
※いずれも4市発表のない日曜日は除く。
新規感染者の年代別内訳は10歳未満が1人、20代が2人、40代が1人。
性別は男性2人、女性2人。
各市発表の感染者概要は次の通り。
【木更津市】
◎3人(男性・2人、女性・1人)
▽10歳未満・1人(男児)
▽20代・1人(女性)
▽40代・1人(男性・千葉市保健所確認)
【君津市】
◎1人(女性)
▽20代
鳥羽県内では1人が死亡、66人が感染。
同日現在の累計死亡者は1000人となった。
翌3日(日)、君津地域で新規感染者は確認されていない。
同日現在の感染者累計は、木更津市が1691人、君津市772人、富津市382人、袖ケ浦市632人。
県内では1人が死亡、58人が感染した。
60人を下回るのは昨年12月7日(53人)以来約10か月ぶり。