途上国の発展を手助け 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年7月12日発行

途上国の発展を手助け

JICA海外ボランティアでメキシコヘ
渡辺市長を表敬訪問 藤井史朗さん報告

JICA(ジャイカ、独立行政法人国際協力機構)のシニア海外ボランティアとして来月8月16日~2025年8月15日まで2年間、メキシコ・ケレタロ州のケレタロエ科大学へ赴任する予定の、木更津市在住・藤井史朗さん(64)が10日、木更津市役所駅前庁舎に渡辺芳邦市長を表敬訪問し、赴任の報告を行った。
市役所を訪れたのは、藤井さんとJICA千葉デスクの国際協力推進員、岩沢久美子さん。
木更津市では渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、秋元淳教育部長、鈴木玲子生涯学習課長などが出迎えた。
藤井さんはJICAボランティア派遣応募の動機について、~途上国の発展を手助けするためには、財政的な支援のみでは不十分なため、誰かが直接現場に行って、コミュニケーションをとり、良いものを一緒に作る努力が必要~などと述ぺた。
現地では、地域企業の現状把握と問題分析、問題分析をもとに、地域企業の社員や商工会議所への講義、地位企業訪問や訪問を通して同僚教員の能力の強化を図るほか、学生・教員・企業の社員への講義や大学内で自動車産業の品質・生産性向上に向けたプロジェクトの支援も行う。
藤井さんはこれまで、米国大学で材料工学を研究、豪州企業と新製品共同研究開発、ベトナムで操業指導も行っている。
派遣に向けて現在、現地の通用語のスペイン語の習得やメキシコの国事情調査研究に取り組んでおり、大学での講義は英語で行うという。
2年間の派遣終了後は、英語とスペイン語が話せる日本人技術者(技術士)として、日本と中南米を仲介する手助けが出来ればとも話していた。
渡辺市長は、高い志のもとで、自らの可能性を広げるチャンス。健康に留意して充実した2年間であるよう祈念し、帰国後の活躍に期待を込め祝辞を述べた。
JICAでは今年度3年ぶりに大勢のボランティアを派遣する。
千葉県からは、「青年海外協力隊」「シニア海外ボランティア」「日系社会青年ボランティア」「日系社会シニアボランティア」の4部門に合計14人の派遣が決まっている。
木更津市からは藤井さんのみ。

大地震に備えて初動訓練

木更津市鎌足地区 区長会など5団体

いつ発生するかわからない大地震に備えて、震災時における迅速かつ適切な防災対策を行うため、木更津市の鎌足地区では今月15日(土)午前8時から、区長会(会長・市原正巳)とまちづくり協議会(会長・市川一成)共催で「震災初動訓練」を実施する。
参加するのは、鎌足地区の区長会・まちづくり協議会・社会福祉協議会・防犯指導員協議会と木更津市消防団第五分団-の計5団体。
訓練は午前7時30分、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震発生(木更津市は震度6強)-を想定して行う。
内容は次の通り。
①参集訓練(各区長は、午前8時に鎌足公民館に自動参集し、災害対策本部を設置するため、関係団体の参集を依頼する)
②災害対策本部の設置及び情報伝達・情報収集訓練(鎌足公民館に災害対策本部を設置し、情報伝達及び被害状況等の情報収集訓練を実施する)
③携帯無線機の使用講習(携帯無線機の使用方法を習得する)
④鎌足地区の危険箇所等の確認(鎌足地区の土砂災害〈特別〉警戒区域、矢那川浸水想定区域、大規模地震時の状態等をハザードマップ等で確認する)
⑤防災備蓄倉庫の確認(鎌足公民館及び鎌足中学校の災害備蓄倉庫の備蓄品の確認を行う)
⑥反省会(訓練の感想や今後に向けた反省点や改善点等について、話し合いを行う)

JCBで運賃タッチ決済

日東交通(株)高速バス「川崎木更津線」

日東交通株式会社(木更津市)、川崎鶴見臨港バス株式会社、小湊鐡道株式会社、株式会社東京湾横断道路サービス、株式会社千葉銀行など10社は7日、今月15日(土)から、交通4社の共同運行路線「川崎木更津線」の高速バスの運賃支払い方法に、JCBのタッチ決済を追加すると発表した。
(Visaブランドは今年3月から利用を開始している)
また、今夏以降にAinerican Express(アメリカンエクスプレス)のタッチ決済の取り扱いを開始する予定であることも明らかにした。
これにより、JCB、American Expressのタッチ決済に対応したカードやスマートフォンなどを、バス車内にある決済端末にかざすだけで乗車できるようになる。
なお高速バスの川崎木更津線は、木更津駅東口に停留所がある。

食廃油キャンドル灯る

木更津市金田地域交流センターきさてらす
17日に開催 竹楽器演奏や海苔網

木更津市金田地域交流センターきさてらすでは、今月17日(月、祝日、海の日)午後7時~8時まで、放置竹林と食廃油を活用した「Kaneda Bamboo Lantern」(カネダ バンプー ランタン)を開催する。
大好評だった2022年開催に続いて2回目の開催。
今回、『第2回SDGsあかりイベント』は昨年の2倍の灯りで開催し、「竹あかり」「食廃油キャンドル」と「竹楽器」で幻想的な夜を味わうことが出来る。
きさてらすでは、各家庭からの廃油を回収できるよう廃油回収専用コーナーを設置している。
同イベントは地域の賑わい振興と共に、
①食廃油は大事な資源、②竹は資源として有効活用できる卜というメッセージをより多くの人に知ってもらうために開催されるSDGsあかりイベント。
今回は、①きさてらす(1階室内スペース)、②きさてらす(屋外スペース)、③三井アウトレットパーク木更津(ピアストリー卜等)の3会場であかりイベントを実施する。
きさてらす室内スペースでは、房総楽竹団による竹楽器演奏、きさてらす屋外スペースでは、海苔網タワー(漁師の網を再利用)を楽しめる。
房総楽竹団LIVEは午後6時30分~7時30分まで、入場料無料、投げ銭。
同イベントの共催は(有)木更津油脂、房総竹部、房総楽竹団、協力は金田小学校、GREENBASE、LAWSON、(株)環境サポート、三井アウトレットパーク木更津、木更津産業・創業支援センターらづ-Biz、パプリカキッチン。
イベントに先立ち実施した食廃油の回収では、計54リットルの有料回収が実現し、金田小・中学校への文房具の寄付につながった。
食廃油は大事な資源といえる。
地域の金田小児童・きさてらす利用者が木更津の海に生きる動植物の絵等を紙コップに書き「廃油を捨てないでリサイクル」、「食廃油は大事な資源」という思いを込め、昨年の2倍、約1000個のキャンドルを制作した。
また、木更津の山間部、矢那の放置竹林の竹を使用した「竹あかり」を展示し、「竹楽器」の演奏から、「竹は資源として有効活用できる」という竹材活用の認知拡大を願っている。

社会福祉にと

WakuWakuマルシェ

WakuWakuマルシェは4日、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会に社会福祉事業に役立ててほしいと6,840円を寄付した。

両部門で延べ10人合格

木更津商工会議所 総合珠算・暗算段位

「日本珠算連盟第138回段位認定試験(総合珠算段位・総合暗算段位)」がこのほど木更津商工会議所で行われ、両部門で延べ10人が合格した。
合格者の内訳は総合珠算段位が初段2人、凖初段1人の計3人。
総合暗算段位は3段1人、準2段1人、初段4人、準初段1人の計7人。
最年少は総合暗算・準初段合格の岡澤希さん(8歳)。
合格者は次の通り。
( )は年齢。

ゆり咲き香る

東京ドイツ村で

東京ドイツ村(袖ケ浦市永吉419)のファイブセンスガーデン(約6000平方メートル)で、15万輪(5万株)のゆりが咲き始めた。
甘美な香りのゆりが風に揺れる様子もまた美しく、特に八重咲きのゆりは来場者に好評。
遊歩道を歩いて、お気に入りの一輪を見つけてみてはいかがでしょうかと、来園を歓迎している。
品種は約77品種、今月下旬ごろまで「ゆりの咲く丘」を楽しめるという。

上級土木・電気・生物等

かずさ水道企業団 職員採用試験を実施

県及び君津地域四市が水道事業と水道用水供給事業を行うために設置した『かずさ水道広域連合企業団』(本庁舎・木更津市潮見2-8)では、「令和五年度第1回職員採用試験(令和6年4月1日採用)」と、「令和5年度第2回職員選考(令和6年4月1日経験者採用)」を実施する。
採用試験の職種は上級土木、上級電気、上級生物、初級土木。
選考(経験者)は上級土木。
募集人員は何れも若干名。
受験資格は次の通り。
◎上級土木=平成10年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた人で、学校教育法に基づく学校(高等学校以上)において、土木に関する課程を専攻して卒業した人。(令和6年3月までに卒業見込みの人を含む)
◎上級電気=平成10年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた人で、学校教育法に基づく学校(高等学校以上)において、電気に関する課程を専攻して卒業した人。(令和6年3月までに卒業見込みの人を含む)
◎上級生物=平成5年4月2日以降に生まれた人で、学校教育法に基づく大学(短期大学を除く)において、生物に関する課程を専攻して卒業した人。(令和6年3月までに卒業見込みの人を含む)
◎初級土木=平成16年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた人で、学校教育法に基づく学校(高等学校以上)を卒業した人。(令和6年3月までに卒業見込みの人を合む)
◎初級土木(経験者)=次の何れにも該当する人
▽昭和53年4月2日から平成10年4月1日までに生まれた人で、学校教育法に基づく学校(高等学校以上)を卒業した人
▽令和5年3月31日までに、民間企業や官公庁等での土木関係の設計または施工管理等の職務経験が、直近5年中(平成30年4月1日から令和5年3月31日まで)3年以上ある人。
受験申し込み手続きは同企業団ホームページのWebフォームから。
申し込み受け付け期間は今月24日(月)から8月7日(月)午後5時まで。
試験日・試験場所は上級土木・上級電気・上級生物・初級土木が9月17日(日)に同企業団(予定)で、上級土木(経験者)は9月16日(土)から24日(日)までの期間から希望する日時を選び、全国にあるテストセンターから希望する場所を選択する。
問い合わせは同企業団総務課へ。
℡0438-25-1621(直通)。

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