地域児童の下校見守り 他【新千葉新聞】
- 2021/1/21
- ニュース
新千葉新聞2021年1月21日発行
地域児童の下校見守り
自営無線ネット、避難所での安否確認も
木更津市がNTT東日本とICT活用し実証実験
木更津市では、新しい社会や価値観をイメージしながら、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた地域情報化、デジタル化を進めることで市民のサービスの更なる向上を図っている。
その取り組みの一つとして、自営無線ネットワーク「LPWA」(低消費電力で長距離の通信ができる無線通信技術)を活用した「地域児童の見守り」、「避難所での安否の確認」について、ICTを活用した地域活用化に取り組んでいる東日本電信電話(株)と協働実証実験を行うこととした。
今後、自営無線ネットワークについての有効性や効果の実証を行い、ICTを活用した安全・安心な地域づくりに向けた方向性の検討・サービスの実相を進めていくとしている。
木更津市(市長・渡辺芳邦)と、東日本電信電話(株)(代表取締役・井上福造)は、これまでICTうを融合した持続的なまちづくりに向けて産官学連携で取り組みを進めてきたが、今年1月より、新たに自営無線ネットワークを活用した「地域児童の下校見守り」・「避難所での安否確認」に関する取組を開始し、スマートシティ化を推進していく。
「地域児童の下校見守り」では、ランドセルに電源センサーをつけ、このセンサーを受診するアンテナを学校や自宅・学童施設などに設置し、保護者が遠隔から通学上場を確認することが可能な取り組み。
学童施設においては下校や登室の状況を一元的にはあくすることができる。
「避難所での安否確認」は、災害等により避難が必要になった際に、センサーをもっている住民がどの避難所にイルカの記録が可能。
避難状況を把握する必要がある要支援者等について、遠隔からだれがどの避難所にいるかの確認ができる為、巡回移動の削減にもつながる。
実証期間は、今年1月下旬~同3月(予定)、地域児童の下校見守りは、富来田小学校、学童クラブ紙ひこうき、協力者自宅で行い、避難所での安否確認は、富来田小学校体育館、富来田公民館で行う。
同取り組みの一環として、木更津市では、NTT東日本と協働しこれまでも、イノシシによる被害に対応し、IoTを活用して遠隔から罠の稼働状況を監視するなどして猟師の巡回稼働を削減したり、鳥獣害対策の効率化・ジビエ産業の活性化、地域さ維持運営効率化等地域課題の解決を進めてきた。
ワクチン接種に係る経費
木更津市が追加 補正予算を専決処分
木更津市は、19日、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費及び千葉県に再発令された緊急事態宣言を踏まえた経済支援に係る経費について、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2憶741万円を追加し、補正後の予算総額を639憶828万7千円とする専決処分を行った。
内訳は、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費として28534000円(国の施策)、新型コロナウイルスワクチン接種対策費として、1憶7687万6千円(くにのしさく)を盛り込んだ。
新型コロナウイルスワクチン接種体制整備に係る事務経費、及び医療従事者、65歳以上のものへのワクチン接種に係る経費にあてられる。
また、アクアコイン加盟店応援前払い促進事業費として、200万円が市独自施策としてあてられた。
これは、飲食店等の午後8時以降の営業自粛や、国民の不要不急の外出自粛要請に伴い、影響を受ける事業者に対し迅速に支援を行うための事業「飲食店応援プロジェクトと『きさ食(クー)PON(第2弾)』」に対し負担金を支出することで、地域の消費喚起とアクアコインの利用促進を図る。
地域自治法により、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかな場合に、専決処分が認められ、令和2年度一般会計補正予算(専決第3号)を専決処分した。
食品ロス問題を考える
オンラインセミナー 講師は上岡美保教授
まだ食べられるのに捨てられている大量の食べ物がある・・・。
その一方で、7人に1人の子どもが貧困で食事に困っている現実がある。
木更津市法人会のeライブセミナーで、オンラインセミナー『食品ロス問題を考える!~環境の未来は一人ひとりの行動から~』が、今月28日(木)午後2時~同3時30分まで開かれる。
主催は、AIG損害保険株式会社。
講師は、東京農業大学国際食糧情報学部教授で「食と農」の博物館副館長の上岡美保(かみおか みほ)氏。
父の影響で農業。地域活性化について興味を持ち、東京農業大学に入学。
世代ごとの食料消費構造の変化、食育の効果、地産地消のあり方など、”食”と”農”に関する調査・研究を重ねている。
今回、「食と農」の研究者で「食品ロス」に精通している上岡氏に、日本や世界における「食品ロス」の最前線の情報を話してもらう。
「食」についての驚きの現実、「食品ロス」が生まれる仕組み。
「食品ロス」を減らすために私たちができることについて、みんなで一緒に考える良い機会になると、参加を歓迎している。
受講料は無料(定員1000人)、希望者は今月22日(金)までに申し込むこと。
申込みサイトは
https://rod-m/com/aig2i0128/index.html
問い合わせはオンラインセミナー事務局 係
seminar@esod-neo.com
エコドライブコンテスト
木更津市とあいおいニッセイ損保 28日まで延期募集
木更津市と、あいおいニッセイ同和損保保険(株)主催「第2回エコドライブコンテスト」が、2月1日(月)~28日(日)まで実施されるが、参加者(チーム)の受付を1月28日(木)まで延期して募集している。
同コンテストは、2018年1月に木更津市と「地方創生に関する連携協定」を締結した、あいおいニッセイ同和損保保険(株)の協力のもと、ヒトと自然が調和した持続可能なまちとして次世代に継承しようとする木更津市の取組み「オーガニックなまちづくり」の関連事業とするもので、昨年に続き2回目の開催。
コンテストの概要は、使用する車に主催者が貸与する「車掲載器(タグ)」を取り付け、参加者(来るm)の走行データ(スピード・ブレーキ、アクセル、コーナリング、スマートフォン使用など)を点数化するとともに、自分自身で運転結果を確認しながら、他の参加者とランキングを競うもの。
エコドライブと安全運転を同時に体験できるイベントであり、命や自然環境を守る習慣づけとしても注目されている。
参加対象者は、市民、市内在勤者、市内事業者のいずれかの個人または、チーム(3人まで)。
木更津市とあいおいニッセイ損保(株)づは同コンテスト開催に伴う説明会を1月19日(火)に実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令中でもあることから、急遽中止として、参加チームには個別に説明会を実施し、タグの貸し出しや、アプリのインストールを行っている。
詳しくは木更津市ホームページを参照。
多くの参加を歓迎している。
問い合わせは、木更津市環境管理課TEL0438-36-1443。
なわとび中止
木子ども会連協
木更津市子ども会育成連絡協議会主催の「第12回木更津市子ども会なわとび大会」は、1月24日(日)に木更津市体育館で開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令中であることから、参加者及び主催関係者などの健康・安全面を最優先にして今年度は中止となった。
君津3市で新たに11人
19日判明コロナ 県内は487人の感染
県の発表によると19日、新たに君津地域3市で計11人の新型コロナウイルス感染が確認された。
木更津市が7人、君津市と袖ケ浦市が各2人。
富津市は18日ホームページで、市内在住の90歳代以上の女性が17日に死亡したと発表した。
女性はクラスター(感染者集団)が発生した鋸南町内の病院に入院していた。
各氏が発表した感染者概要は次の通り(発表順)。
①感染経路
②発症日(無症状者は検体採取日)
③検査確定日(陽性判明日)
④発症(無症状は県値採取)2日前からの行動歴
【木更津市】
▽90歳以上無職女性
①患者接触
②15日
③18日
④自宅、医療機関
▽40歳代会社員女性
①不明
②12日
③16日
④自宅、職場、医療機関
▽50歳代会社員男性
①不明
②15日
③17日
④自宅、職場、医療機関
▽40歳代アルバイト女性
①患者接触
②17日
③18日
④自宅、職場、医療機関
▽50歳代会社員男性
①患者接触
②17日
③18日
④自宅、職場、医療機関
▽40歳代会議職員女性
①不明
②15日
③18日
④自宅、職場、医療機関
▽20歳代会社員女性
①患者様
②17日
③17日
④自宅、職場、医療機関
【君津市】
▽30歳代自営業男性
①不明
②16日
③17日
④自宅、医療機関
▽50歳代アルバイト女性
①づ名
②14日
③16日
④自宅、職場、医療機関
【袖ケ浦市】
▽50歳代看護師女性
①患者接触
②14日
③18日
④自宅、職場、医療機関
▽30歳代会社員男性
①不明
②11日
③18日
④自宅、医療機関
県内では19日、新たに感染者7人の死亡と、487人の感染が確認された。
1日の感染者としては過去4番目の多さ。
19日現在の県内の感染者は18168人(死亡181人)。
木更津市は282人、袖ケ浦市142人、君津市96人に増えた。
富津市は変わらず28人。