威勢の良い初競りの声 他【新千葉新聞】
- 2025/1/7
- ニュース
新千葉新聞2025年1月7日発行
威勢の良い初競りの声
水産物部と青果部で「初荷式」を実施
木更津市公設地方卸売市場 安全な安定供給で
君津地域住民などの台所を預かる木更津市公設地方卸売市場(市場長・滝沢諭)で5日(日)、一年の商いの初めである初競り(初セリ)が行われ、威勢の良い競りでスタートした。
この日、日の出前の午前6時から水産物部(魚市場)で、午前6時30分からは青果部(青果市場)で、市・
卸売業者・買受人組合等の市場参加者が参集して、令和7年の「初荷式」が開催された。
青果部では、大一木更津青果(株)・関益夫取締役の開式の辞に続き、卸売会社代表の大一木更津青果(株)・碓井宏代表取締役が、「地域に密着した必要とされる業者として、安全・安心、しかも安定供給、適正価格で不安を払拭していく。大一青果は地域の食料の重要な拠点として頑張っていきたい」などと新年の挨拶を行った。
続いて施設開設者の渡辺芳邦木更津市長が「流通形態の変化や大雨・酷暑など気候変動の影響で厳しい状況の中、地産地消に力を入れ、消費者に安全で安心な生鮮食料品などを安定供給するという市場の役割を果たすため、これからも円滑な運営に努めていく」とし。
「今年は巳年。再生・発展の年といわれる。碓井社長の改革のもとで再生されていくこと祈念する」と年頭の挨拶を行った。
買受人組合の木更津青果商協同組合の鈴木良次理事長が「去年は猛暑・酷暑で厳しかったがそれを乗り越えてきた生産者に感謝したい。高齢化など厳しい状況ではあるが、大一木更津生果(株)の力添えをいただきながら頑張っていざたい」と協力を願っだ。
その後、大一木更津青果(株)執行役員の黒川忠雄氏による威勢の良い手締め(三本締め)で輝かしい年を祈念した。
大一木更津青果(株)の角井美樹夫取締役の閉式の辞で令和七年初荷式」の式を閉じた。
笹竹につけた「祝初荷 大一成果」ののぼりがはためく「初競り」には例年同様、八百屋、小売店や関係者など多くの買受人が出席、競り人の「舂キャベツ 初玉いくら~」「白菜いくら~」の掛け声と共に、豊富に揃った新鮮な野菜・果物・花類など地場・近郊から集まった産物を次々とセリ落としていた。
同青果市場には、木更津綜合食品協同組合と木更津青果商協同組合、金港青果商協川組合の3つの組合が入っており、買受人の登録は、君津地域四市と市原・館山・南房総各市と鋸南町等を含み、令和6年3月31日現在で、青果部185人、水産物部は109人の合計294人。
一方、午前6時からの水産物部「初荷式に」では、(株)木更津魚市場の吉田由紀取締役総務部総務課部長の開式の辞に続き、代表取締役の荒井弘導氏が「地域住民の食生活のため、組合員や生産者と一体となって、思いを一つにして、厳しい状況を乗り切っていきたい」と挨拶(代読)した。
渡辺市長は、「気候の変動の中で課題はあるが、集出荷の拠点としての当市場の役割は、ますます重要性が増しており、新鮮な魚や水産物の安定供給と市場の活性化に向けて努力していく」と挨拶し、魚市場の繁栄を祈念した。
買受人組合の木更津鮮魚商協同組合の渡辺昇理事長が、食の安全を守り、今年一年の商売繁必を願う思いで「今年もよろしくお願いします」と挨拶した。
席上、木更津市の大岩房之経済部長、桑田智恵経済部次長、滝沢諭市場長も紹介された。
最後に、(株)木更津魚市場の柴田健一営業課長による手締め(魚河岸一本締め)で大漁を祈念した。
地方自治功労を称えて
同会関係者の印東亮氏と服部善郎氏
社会福祉法人梅香会 叙勲受章の祝賀会
社会福祉法人梅香会(理事長・重城明男金田クリニック重城院長、木更津市)は、同会の法人関係者である印東亮氏(77)=元千葉県県土整備部理事、富津市佐貫=と服部善郎氏(76)=元木更津市副市長、木更津市清見台=が、令和六年秋の叙勲で受章したことから「祝賀会」を、先月22日、木更津ワシントンホテルで開催した。
両氏はともに、地方自治功労での「瑞宝双光章」受章で、皇居内において天皇陛下に拝謁。
その時の様子を両氏は、「とても感慨深く、身の引き締まる思いであり、一生忘れられないものでした」と、祝賀会席上で感想を述べていた。
その後、祝賀会発起人でもある、重城明男医師並びに重城利國医師から祝辞が述べられ、重城敬子医師から受章者2人にそれぞれ花束が贈呈された。
また、祝賀会の出席者からも受章者に対して、様々な質問が飛び交うなど、会場は笑顔と活気に包まれ、盛況な祝賀会となった。
懐かしの木更津の風景
旧安西家住宅 写真パネル展を開催
昭和・平成の木更津の街を風景写真で紹介する、写真パネル展「街の風景~懐かしの木更津へようこそ~」が、今月11日(土)~2月9日(日)、木更津市指定文化財「旧安西家住宅」(太田2-16-2、太田山公園内)で開かれる。
写真で木更津市の歴史・文化・人々の暮らしを紹介するとともに、市民が郷土への愛着と誇りを育み、地域の魅力を再発見する機会を提供する。
展示資料は写真パネル15点程度。
時間は午前10時~午後3時。
期間内の休館日は1月14日(火)・20日(月)・27日(月)、2月3日(月)。
観覧無料。
申込不要。
多くの来場を。
雅な日本の伝統音楽を
君津文化ホール かずさ三曲演奏会
木更津市化協会の文化祭参加「第8回かずさ三曲演奏会(箏・二絃・尺八)」が、今月13日(月・祝)午後零時から3時30分頃まで、君津市民文化ホール/中ホールで開かれる。
午前11時30分開場。入場無料。
かずさ三曲協会主催、木更津市文化協会協賛、君津地域四市及び同4市各教育委員会後援。
雅な日本の伝統音楽が堪能できる演奏会。
多くの来場をと。
プログラムは次の通り。
▽木更津甚句変奏曲=合同演奏
▽飛鳥伝説=松本ひろみ社中
▽日本古謡=高梨実佳社中、姉川豈山
▽こと絵巻〈ふるさと・赤とんぼ・紅葉〉=井上歌貞礼中、井野特山社中
▽森の道(ジョン・海山・ネプチューン作曲)=溝口雅楽百社中、ジョン・海山・ネプチューン
▽矢部の郷=西林明美礼中、浜中直行
▽本局若葉=尺八全員
▽さくらさくら/忍者(ジョン・海山・ネプチューン作曲)=箏こころの会(満口社中)ジョン・海山・ネプチューン
▽景=松本ひろみ社中、吉田菖山社中
▽Etude ln 20 No16「道」=高梨実佳社中、姉川豈山
▽編曲元禄花見踊=井上歌真礼中、井野皆山社中
▽比良=西林明美社中、浜中直行
▽島の風(ジョン・海山・ネプチューン作曲)=溝口雅楽百社中、ジョン・海山・ネプチューン
きさらづ市民カレッジ
木更津市教委 受講者に修了証書
3コースからなる「令和6年度きさらづ市民カレッジ」の閉講式がこのほど行われ、8割以上受講した人へ修了証書が、主催者の木更津市教育委員会・廣部昌弘教育長から授与された。
12月7日に清和大学・清和大学短期大学部コースと地元学コース、同14日に木更津高専コースの最終回を開催し、講義終了後、閉講式を行ったもの。
今年度は7月から12月まで、延べ976人が受講した。
同市民カレッジは3コースとも土曜日に、7講座開かれ、受講は無料で、各コース6回以上の受講で修了証書が渡された。
担当は木更津市生涯学習課。
▽地元学コースは中央公民館で開催され、SDGs解読、関東に生きる藤原鎌足、木更津の近世、金鈴塚古墳と古墳時代の終わり、望陀(馬来田)布はなぜできたのか、市の石造物、ヤマトタケルと弟橘媛―について木更津市更編さん部会委員等各専門家から聞いた。
▽木更津高専では、コンクリート、航空機の進化、現代数学入門、科学とは何か、太陽電池の近未来、「色」のはなし、義手について-同校の先生から学んだ。
▽清和大学コースでは、刑事政策、LGBTの人への理解、現代社会における死の様相、偽情報から身を守る、日本と海外の子育て、多様な性とスポーツ、シニア世代と情報社会-について、同大の教授等から講義を聞き、学びを深めた。
問い合わせは朝日庁舎 木更津市生涯学習課℡O438-23-5274。