安心して暮らせるまち 他【新千葉新聞】
- 2023/11/30
- ニュース
新千葉新聞2023年11月30日発行
安心して暮らせるまち
テーマは『~つながろう木更津~』
市民会館中ホール きさらづ福祉まつり
「誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる福祉のまちづくり」の実現に向け取り組んでいる木更津市の「きさらづ福祉まつり2023」が25日、木更津市民会館中ホールで開催された。
同まつり実行委員会主催、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会共催、木更津市・千葉県共同募金会木更津市支会後援。
今年度のテーマは『~つながろう木更津~』。
式典には、渡辺芳邦市長、鶴岡大治市議会議長、小島直子袖ケ浦市社会福祉協議会会長、切水和也木更津市福祉部長などの来賓を迎え開会。
主催者挨拶で、滝口君江木更津市社会福祉協議会会長は、市民の福祉向上のため、地区社協・自治会・民生委員児童委員・ボランティアなど多くの地域住民の協力に感謝するとともに、「木更津市の地域福祉活動計画の基本理念「ともに考え、ともに語り、ともに支え合う地域の福祉」のもとでの一層の活動推進への協力を願い挨拶した。
来賓を代表して渡辺市長・鶴岡市議長も、~コロナ禍以来、物価高や感染症対策など様々な厳しい社会環境であるが、市民の皆さんの福祉向上に力を注ぐ。関係者の皆さんの更なる理解と協力を願いたい~などと日頃の活動に感謝し同まつりの開催を祝した。
続いて、長年にわたり地域福祉の増進に献身的に尽力した功労者などへの表彰・惑謝状の贈呈と、保護司会・更生保護女性会主管の「第73回社会を明るくする運動 千葉県作文コンテスト」の木更津市選考会入賞作品表彰式も行われ、最優秀賞を受賞した、
▽小学生の部 尾棹明希さん(富来田小⑥)と、
▽中学生の部 浅野真歩さん(木更津第一中③)が
作品の朗読を行い、感銘を与えた。
式典に続く「公演」では、「伝統芸能×福祉」をテーマに落語と津軽三味線~女流の競演~が披露された。
同会場の中ホールロビーには各種福祉団体の出店コーナーも設けられ盛況を期した。
表彰者等は2面に掲載。
民話発祥の地を明らかに
茂田愛子さん、田丸恵さん、小林弘子さん
鎌足ふるさとかるた会 『立て看板』設置
35年以上の長きにわたり地道な活動を続ける木更津市の郷土史研究サークル「鎌足ふるさとかるた会」の茂田愛子・田丸恵・小林弘子さんはこのほど《鎌足ふるさと石るた》の『う』に収録されている民話「うまい話はかもさの話」を紹介する『立て看板』を自費で設置した。
これはこの民話が『間のいい鉄砲打ち』という題で《全国民話百選》で紹介されていることや、~物事が順調に迎ぱれることを”かもさの話の様だ!”~と語り継がれていることに「これは実話ではないか?」と興味を持ち3人で再調査を行った。
そして、この民話の題材は鎌足地区に江戸時代から続く旧家・石井家ではないかと突き止め、石井家の当主・から話を聞き、石井家の墓石調査も行った。
その結果、実話であることがほぼ判明し、この民話発祥の地を記す「立て看板」を、鎌足地区の和田根(わだね)街道の道路脇に立てたもので、「鎌足地区の素睛らしい歴史を守り、語り継いでほしい」との願いを込めた。
この話は~昔、この他を鴨ヶ作と言い、豪農(屋号・かもさ)で鉄砲打ちの名人が住んでいた。
年の瀬が迫る頃、鴨・狐・自然薯・葱を次々と手に入れ、川に落とした鉄砲の筒からも鰻・雑魚・海老を間良く捕らえることが出来、正月にはこれらでお客をもてなした~というもので、縁起の良い話。
「鎌足ふるさとかるた会」は、昭和63年4月に鎌足公民館事業の地域の歴史を学ぶサークルとして菱田忠義氏を講師にスタート。
その学びの集大成として「鎌足ふるさとかるた」を作成した。
その後、かるたに収録された史跡などの詳細をまとめた解説書『鎌足ふるさとかるたものかたり』を刊行したほか、木更津市指定文化財である「鎌足桜」の開花に合わせ、「鎌足ふるさとたずね歩きの会」を開催し、地域の史跡を紹介する活動を継続しており、開催回数は20回を数えている。
かるた会やこの看板等に対する問い合わせは、同会代表の茂田愛子さん、℡0438-52-2373。
地域福祉への功労称えて
きさらづ福祉まつり 会長表彰や感謝状
きさらづ福祉まつり席上での表彰者や作文入賞者等は次の通り。
【社会福祉協議会会長表彰】
▽特別功労者=星野輝雄、渡利明、岡田一三、内田重、尾崎進
【社会福祉協議会会長表彰状】
▽民生委員児童委員=明石幸江(一小東部地区民生委員児童委員協議会)、弦田登(波岡東地区同)、川本次郎(太田・清見台地区同)
▽地域福祉活動功労者=吉田巧吉(木更津市区長会連合会)
▽地区社会福祉協議会役員=石井和己(岩根―西地区社会福祉協議会)、小倉博史(波岡西地区同)、長嶺和男(波岡西地区同)、鈴木正(富来田地区同)
▽社会福祉団体役員=地曳弘行(木更津市遺族会)、塚本八重子(木更津市赤十字奉仕団)、高安清美(木更津地区更生保護女性会)、油原幹夫(木更津ろうあ協会)、石井景子(木更津手話サークル)
▽社会福祉施設職員=森嶺子、本吉明美、大澤崇史、野口竜太郎、坂口直美、西村勝子(以上社会福祉法人かずさ萬燈会)
▽その他の個人=浅川榮治
【社会福祉協議会会長感謝状】
▽社会奉仕活動者=石川泰子、篠田芳夫、天野繁、四宮清志
▽高額寄付者=ヒラノ商事(株)(代表取締役・平野義和)、ユニー(株)アピタ木更津店、「橄欖」木更津支部(代表者・境克己)、(有)慶州苑(代表取締役・星野正明)、高栄建装(株)、曽根功、田中稔教、日豊與産(株)(代表取締役・岩谷悟郎)、比連崎高男
◎共同募金会会長感謝状伝達=曽根功、学校法人君津学園木更津総合高校、社会福祉法人みづき会、社会福祉法人長須賀保育園、木更津市役所職員一同(以上共同募金大口寄付)
【「社会を明るくする運動千葉県作文コンテスト」木更津市選考会入賞者】
◎小学生の部(応募作品総数・170)
▽最優秀賞=尾神明希(富来田小⑥)※県コンテスト入選
▽優秀袁=木村樹誠(木一小⑤)、永井弥樹(鎌足小⑥)
◎中学生の部(応募作品総数・363)
▽最優秀賞=浅野真歩(木一中③)※県コンテスト入選
▽優秀賞=能城洸太郎(岩根西中①)、大澤未侑(太田中②)
(敬称略)