免疫細胞の分化過程解明へ 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年2月15日発行

免疫細胞の分化過程解明へ

創薬や治療法開発に必要な情報を提供
DNA研究所 データ基盤を構築

公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2-6-7)は3日、mRANとタンパク質の大規模解析を同時に行うことによって(プロテオゲノミクス)、免疫細胞の分化過程を分子レベルで解明するためのデータ基盤を構築したと発表した。
免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類がある。
外界からの遺物に対して、まずはマイクロファジーなどの自然免疫系が働き、その後、リンパ球のT細胞やB細胞が関与する獲得免疫系が働く。
このうち、CD4 +T細胞と呼ばれるT細胞には複数の種類(サブセット)が存在し、抗ウイルス反応やアレルギー反応、自己免疫疾患などに重要な働きをしている。
このようばサブセットの分化には多くの因子が関与しており、新たな因子を見つけるための研究が国内外で精力的に進められている。
かずさDNA研究所では、これまで別々に行われてきたmRANとタンパク質を同時に分析することによって(プロテオゲノミクス)、CD4 +T細胞が分化する過程で現れる1万種以上のmRAN、8千種以上のたんぱく質を検出した。
そして、これをもとに免疫細胞が分化する過程で働く多種多様なmRANや「たんぱく質を評価するためのデータ基盤(免疫ゲノミクス基盤)を構築した。
今後、この免疫毛のミクス基盤が、創薬や治療法開発に必要不可欠な重要な情報を提供することが期待される。
同研究成果は国際学術雑誌DNA Researchにおいて、1月30日にオンライン公開された。

地元平均倍率0.97倍

全日制の5校7学科で募集に足らず
君津地方の7高校 公立高校志願状況

県教育委員会は10日、2023年度県内公立高校入学者選抜の志願状況を発表した。
全日制は、募集人員30960人(125校202学科)に対し、志願者は34946人。
平均倍率は1.13倍で、前年度の0.20ポイント上回った。
倍率が最も高かったのは東葛飾普通科の2.21倍。
1.5倍以上は14校18学科。
1倍未満は全日制で60校93学科だった。
定時制は、募集人員1367人(16校16学科)に対し、志願者は846人。
平均倍率は0.64倍で前年度を0.20ポイント上回った。
君津地域における全日制の募集定員(7校11学科)は前年と同じ1480人で、志願者数は1443人(前年比91人減)。
平均倍率は0.97倍と、前年度より0.60ポンと下回った。
倍率が一番高かったのは木更津理数科の1.25倍、袖ケ浦情報コミュニケーション科1.18倍、袖ケ浦普通科1.03倍、木更津日g氏普通科1.00倍の順。
天羽普通科、君津商業商業科・情報処理科、木更津東家政科、君津普通科、君津園芸科、君津青葉総合学科は募集定員に達しなかった。
今回も天羽は地域連携アクティブスクールの入学者選抜を実施。
君津商業の商業科と情報処理科は、くくり募集となる。
志願・希望の変更は、きょう15日(水)から16日(木)午後4時迄受け付ける。
確定志願者は17日(金)に発表される。
一般入学者選別の本検査(入試)は、21日(火)と22日(水)。
合格発表は3月3日(金)。

3月9日まで全業務を停止

木更津市立図書館

木更津市立図書館は現在工事中のため臨時窓口を開設しているが、13日(月)から3月9日(木)まで、蔵書の点検作業と図書館システムの入れ替えのため、貸出返却予約を含むすべての業務を停止(電子図書サービスは利用できる)、休館する。
公民館図書室・金田地域交流センターも貸出返却予約はできない。
開館日の詳しい日程は広報きさらづ3月号、市ホームページで知らせる。
問い合わせは図書館へ(TEL0438‐22‐3190)。

県内341人

13日のコロナ感染

県内で13日(月)、新たに341人が新型コロナウイルスに感染し、15人が死亡したと発表された。
感染者は前週の月曜日から289人減少。
400人を下回ったのは昨年6月以来。
累計感染者数は144万3913人に増えた。
年代別では40~49歳が64人で最多。
新規クラスター(感染者集団)は6件確認された。

社説

スマホのルールづくり

令和4年度もあとひと月半。
入試シーズン真っただ中でもあり、新年度に向けて、進級・進学などの準備も進み多くの子どもたちが「スマホデビュー」をするだろう。
県警では、《スマホデビューに合わせて各家庭で「スマホルール」を作りましょう》と呼び掛けている。
ルール作りのポイントは、
①利用目的に合わせて、出来るだけ具体的に決める
▽使いみち(連絡・音楽・動画視聴はOK。SNSへの投稿はNOなど)
▽利用するアプリ(アプリの種類、インストール出来るアプリの数など)
▽利用する時間(1日最大2時間まで、午後9時以降は利用しないなど)
▽利用する場所(リビングのみ、勉強部屋などには持ち込まないなど)
②保護者だけで決めるのではなく、子どもと話し合って決める
③はじめは厳しめの内容で、徐々に子どもに任せるようにする。
保護者は、「フィルタリング」や「ペアレンタルコントロール」機能も活用したい。
閲覧できるサイトの制限、利用時間の設定、アプリのインストールの管理などは保護者のスマホから出来るので、ルールに基づいてスマホを安全に使用させることが出来る。
普段から子どものネット利用などに関心を持ち、ネットを通じた犯罪被害やトラブルから子どもを守りたい。
また、幼い子供の機嫌が悪い時に、保護者が自分のスマホを与えて大人しくさせる『スマホ子守』が増加傾向にあるという。
スマホ子守を日常的にやり過ぎると。子どもの情緒的な発達に悪影響を及ぼす恐れがあるとする研究結果を、米ミシガン大学のチームがまとめている。
これは日本小児科医会もパンフレット等で警告を発している。
同研究では、就学前3~5歳児を調べると、スマホやタブレットを持たせている頻度が高い子どもほど、自分の感情をコントロールできない傾向があるという。
電子機器に頼らず、抱っこや語り掛けで機嫌を取り、愛情を育んでほしいとしている。

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