交通事故に気をつけてね 他【新千葉新聞】
- 2023/3/16
- ニュース
新千葉新聞2023年3月16日発行
交通事故に気をつけてね
木更津自動車学校 自由帳やカバー贈る
一般社団法人木更津自動車学校(代表理事・田丸幸男、学校長・田川範之)は13日、木更津市に対し、令和5年度入学の新小学1年生に「自由帳」109冊、新2年生に対し「ランドセルバンド(ハーフサイズのランドセルカバー)」1170個を寄贈した。
「自由帳」には、~みんなでつくろう 交通安全県 ちば~という交通安全標語が印刷されており、使用するたびに交通安全を意識できるようになっている。
「ランドセルバンド」は目立つ黄色で作られ、ドライバーの視認性を高めるものになっている。
市役所駅前庁舎で行われた「寄贈採納式」には、田丸代表理事と田川学校長が来庁。
木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、秋元淳教育部長、重城秋子教育部次長、今井克彦学校教育課長などが出席して敬意を表した。
同寄贈は平成31年4月から継続されており今回で5回目、総額105万円相当になっている。
席上、田丸代表理事から渡辺市長に目録が贈呈され田丸代表理事は「少しでも木更津市の子どもたちの交通事故防止に役立つならうれしい」などと挨拶。
木更津市から同寄贈に対し、市の表彰規定に則り、「功労表彰状」を贈り、感謝した。
維持福祉基金に活用と
明るい社会づくりかずさ委員会・募金箱
4市に寄付 木更津市に8万円
明るい社会づくりかずさ委員会(会長・大津勝、木更津市新田)では今月10日、木更津市維持福祉基金として、8万円を寄付した。
これは、社会を少しでも明るく、住みよくしようと活動している同かずさ委員会が、地域に起こる様々な問題を解決するために、ささやかでも人々が協力し、大きく生かしていこうと設置した募金箱「太陽の箱」-みんなで育てよう愛の芽-に寄せてもらった募金。
かずさ地域4市に各8万円が寄付された。(他市は後日)
木更津市朝日庁舎・健康こども部子育て支援課を訪れたのは、明るい社会づくりかずさ委員会の大村富良副会長、金子吉男事務局長、石川完木更津市担当総括責任者の3人で、鶴岡賢一健康こども部長に寄付金が手渡された。
交通遺児をはじめとした維持の福祉増進を図る維持福祉基金として活用してもらいたいとした。
草刈洋子子育て支援科長も同席するなか、同市では、「交通遺児をはじめ、維持の福祉増進を図るために使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。
旗など5つの道具を点検
県選挙管理委員会 県議選の交付品目
県選挙管理委員会は14日、県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の選挙運動で、各陣営(立候補者)に交付する街頭演説用標旗など5つの道具を点検した。
交付は選挙の構成を期すため、公職選挙法で定められている。
県選管は、今回の県議選で定数95に対し、202セットを用意し、職員が2人1組で記載などに誤りがないか確認した。
県議選では、国政選挙で使用される、いわゆる「7つ道具」から、選挙事務所標札と個人演説用立て札表示板の2つを除いた「5つ道具」が各陣営に交付される。
内訳は、運動員の腕章や街頭演説用ののぼり旗、選挙カーである事を示す表示板など。
ちなみに地元関係の定数は木更津市と君津市が各2、富津市と袖ケ浦市が各1となっている。
県内429人
14日のコロナ感染
県内で14日(火)、新たに429人が新型コロナウイルスに感染し、1人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の火曜日から9人増えた。
累計感染者数は145万7983人。
新規クラスターの発表はなかった。
キウイの進化過程解く
DNA研究所等 栽培法の改良等へ
かずさDNA研究所(木更津市)は今月6日、岡山大学、香川大学、ニュージーランド植物・食品研究所、米国カリフォルニア大学デービス校、英国エディンバラ大学と共同で、マタタビ、サルナシ、シマサルナシのゲノムを解析し、キウイフルーツの仲間の性決定機構の進化過程を明らかにしたと発表した。
キウイフルーツ(マタタビ属)はビタミンCや食物繊維も多く、年々需要が増えている有望な果樹作物である。
しかしながら、キウイフルーツは雄雌異株ため、受粉のための花粉の確保や、育種過程で交雑の制限があるなど、農作業上の課題がある。
雄雌異体は複数の異なる植物グループで見られることから、進化的に独立して誕生したと考えられている。
これまでの研究で、キウイフルーツはY染色体にある性決定(オス化)に係る領域は非常に狭く、そこにめしべの成長を抑える遺伝子をはじめ、3つの遺伝子がある事が分かっていた。
そこで、染色体の進化を探る目的で、日本に自生するキウイフルーツ近縁種(マタタビ属)の3種類、マタタビ、サルナシ、シマサルナシについてかずさDNA研究所でゲノム解読を行った。
性決定に係る3遺伝子は、サルナシ、シマサルナシはひとかたまりになってい別の染色体に移動しており、マタタビでは同じ染色体にあるものの3種の並び順が入れ替わっていた。
これら3つの遺伝子のうちShy girl遺伝子をゲノム編集で破壊すると、雄花が両性花に変わり、オスの特徴が揃って失われることもわかった。
さらに、マタタビ属では進化上短い期間に、それまで常染色体だったものがY染色体に変化していることを明らかにした。
このことは、植物のY染色体の進化が、動物のそれとは大きく異なり、植物に特徴的な「柔軟な性の成立」の一員であることを示している。
これらの知見は、将来、キウイフルーツの栽培法の改良や新しい育種法の開発へと繋がっていくことが期待される。
同研究成果は、日本時間今月7日午前1時(英国時間・6日午後4時)、英国の科学雑誌『Nature Plants』に掲載された。