使い古した針等に感謝 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年2月9日発行

使い古した針等に感謝

木更津市富士見 成就寺で針供養会

2月8日の「事始め」にちなみ、木更津市富士見の満足山成就寺(木村順誠第51代住職)で8日、恒例の『針供養会(はりくようえ)』が、厳かに執り行われた。
また当日は、同寺が創建されて以来、597年目の記念日でもある。
この「針供養会」は、100年以上前の大正時代から始まり、昭和6年(1931)1月、境内に『針供養投』が建立されて以来、供養塔前で行われており今年で92年目。
今年も午前10時からの《古針奉納供養》には、日ごろから針を使用している人々など約50人が参拝し、住職の読経が流れる中、固いものを縫い続けて折れたり曲がったりした針を、供養塔に収めたり、柔らかな豆腐屋こんにゃくにさして苦労を労い、感謝の思いを表した。
法要を前に、木村住職は長引くコロナ禍による閉塞感や、世界各地での戦火、自然災害等に触れながら、「針1っ本にも命あり、心あり、今ここに生きていることに感謝して、お陰様の心で精進しましょう」などと説き、多くの参拝に感謝した。
この日参拝に訪れた、木更津市中央公民館和裁講座『みずわ和裁(講師・青木真弓)』の受講生たち7人は「今年も針を収めさせてもらいホッとしました。また頑張ろうと思いました」などと話し、同館の『中央郷土史講座』の受講生30人は館外学習として「針供養」を見学、学びを深めた。
同寺には夕方までに和洋裁、工業用ミシン使用の事業者など多数が参拝に訪れていた。
例年針供養会の後の本堂での「祈祷会」はコロナ禍の折、中止され、供養塔前でのみ行われ、参拝者及び家族・従業員などの無病息災・家内安全・技量上達などが祈願された。

「福は内、福は内」と

木更津市新宿区 3年ぶりの子供豆まき

木更津市吾妻の新宿区では3日、コロナ禍のため3年ぶりに、節分会の行事として、「子供豆まき」を実施した。
新宿不動堂の住職の協力により、同本堂に子供、保護者など50人ほどが集まった。
午後4時30分から、住職の節分の話を聞き、続いて30人ほどの子どもたちが元気な声で「福は内、福は内」の豆まきを行った。
区の役員より子どもたちへお菓子などが配られたあと、役員たちも「福は内、福は内」の声を出して豆をまいた。
保護者も参加して季節の行事を楽しんでいるようだった。
新宿区では、子どもたちの文化的行事と情操教育の一環として、節分の体験を実施しているという。

県1793人

7日のコロナ感染

県内で7日(火)、新たに1793人が新型コロナウイルス感染し、9人が死亡したと発表された。
前週の火曜日から950人減少した。
感染者は年代別では40~49歳が276人で最多。
新規クラスターは6件確認された。

王将位争奪戦

木更津市金田で

日本将棋連盟将棋普及協会ちば支部(支部長・石原光明)主催、月例将棋大会「王将位争奪戦1月大会」が1月29日(日)、木更津市の金田地域交流センターで開かれた。
Aクラスから入門クラスまでの6部門で競い、小学生15人が3位までに入賞。
入賞者には商品、入賞者以外の全員に参加賞が贈られた。
結果は次の通り。
(紙面参照)
日本将棋連盟将棋普及協会ちば支部及び月例お王将戦に関する問い合わせは関口明幹事長へ(TEL090-2407-6802)。

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