絢爛豪華な姿ふたたび 他【新千葉新聞】
- 2021/6/22
- ニュース
新千葉新聞2021年6月22日発行
絢爛豪華な姿ふたたび
「令和改修完了報告祭」と祈念式典
八剱八幡神社 関東一大神輿改修完了
関東一と称される八剱八幡神社(木更津市富士見鎮座)の大神輿が20日(日)、絢爛豪華な姿になって帰ってきた。(9か月ぶり)
昨年の9月6日に(有)中台製作所に(市川市行徳)大神輿奉納記念「関東一大神輿令和改修事業」として回収に出されていたが、今月20に血、めでたく、同神社で「令和改修完了報告祭」が執り行われ総代、氏子、青年会など約100人が出席して、蘇った大神輿の創建当時の華麗な姿に感激し改修を祝った。
(コロナ禍でもあり全員がマスク着用)
氏子の誇りでもある同神社の大神輿は嘉水3年(1850年)に創建され、主様約1.5トン、依頼30年ごとに回収されてきた。
毎年7月の第2土・日曜日の例祭日に担がれ(今年は大神輿の巡行・奉昇は両日共中止)、氏子町内と同神社の御祭神である日本武尊のお妃を祀る吾妻神社を巡る。
前回の大改修は平成元年にお紺われ、平成4年の日中国交正常化20周年記念行事では中国北京で担ぎ、平成5年の千葉県誕生120周年記念行事では幕張メッセでも担がれた。
平成9年のアクアライン開通記念行事「関東3大宮神輿奉昇」では、東京深川の富岡八幡宮、浅草の鳥越神社の御本社神輿を木更津に招き盛大に祭典が行われ、小間も氏子たちの記憶に強く残っている。
同神社の大神輿は、担ぎ方にも特徴があり、重量級の大神輿を2本の本棒のみで担ぎ、そこには漁師町として栄えた先人たちの剛腕さが伺える。
20日の当日は、午前6時30分に大神輿引き取り班約30人が神社を出発、1時間後に中台製作所に打擲、役員による大神輿の最終チェック後、納受式、記念撮影、中台製作所を出発。
午前10時過ぎ、「新田のお囃子」(新田ばやし保存会)が太鼓や笛、鉦で演奏されるなか、木更津の八剱八幡神社に到着した。
経大で荷下ろし、組み立てなどして本殿前に青年会により大神輿が設置された。
午前11時10分頃から「報告祭」を開始(典儀・佐川裕樹也)。
修祓(八剱裕紀)、献鐉(小間峻)、司祝詞奏上(栗飯原輝胤)、清祓い(八剱裕紀)、等の神事が続き、奏楽(竺竺、しちりき、笛)が演奏される中、玉串奉奠(てん)が行われた。
八剱隆宮司、鈴木克己大神輿改修奉賀会会長、渡邉芳邦市長、中澤洋(有)中台製作所代表取締役、吾津修一祭礼委員長、加藤昌孝奉納者代表、鈴木良新田青年会長(年番)等が玉ぐしを捧げた。
報告祭終了後、その場で記念式典が行われ、八剱隆宮司、鈴木克己奉賀会会長、渡辺市長が挨拶、「来年こそは盛大に行事をやりたい」などと話し、多くの協力に感謝した。
また八剱宮司が中台製作所に感謝状を贈呈し、仲代社長が御礼の言葉を述べた。
最後は山田善治祭礼副委員長が乾杯(御神酒)の発声をし、式典は終了した。
市施設の開館時間短縮
まん延防止措置延長受け 木更津市の対応
千葉県は18日(金)「新型コロナウイルス感染症対策」の一環として「まん延防止等重点措置」を延長すべき期間を7月11日までろし、実施すべき区域に木更津市など内房5市を新たに追加した。
それに伴い、木更津市では市の対応として18日、市の公共施設等の開館時間などの詳細を発表した。
詳細は次の通り。
【一部市有施設の開館時間短縮】
▽期間は6月21日から7月11日(日)までの21日間。
▽開館時間は県の決定に準じて、午後8時まで。
▽対象施設は、市民会館、市民総合福祉会館(夜間枠の新型コロナワクチン集団接種は予定通り実施する)、市内各公民館、スパークルシティ木更津6階自習・ワークスペース、金田地域交流センター「きさてらす」、市民活動支援センター「きさらづみらいラボ」、市民体育館、市営貝渕庭球場、清見台コミュニティセンター附属体育館、健康増進センターいきいき館、市営弓道場。
【市内公立保育園および公立小中学校】
▽感染対策を徹底した上で、通常通り運営する。
ただし、学校開放事業(小中学校 体育施設使用)の利用は午後8時まで。
なお今後の感染状況等に応じて、内容が変更される場合がある。
問い合わせは木更津市健康推進課TEL0438-38-6981。
地元3市で計15人感染
19日県発表コロナ 君津クラスターで1人
県によると19日(祖)、君津地域では木更津市で7人、君津市で5人、富津市で3人、計15人の新型コロナウイルス感染が判明した。
袖ケ浦市は出ていない。
地元4市の1日当たりの感染者総数が10人を上回るのは、14日から6日連続となる。
クラスター(感染者集団)が発生している君津市の製造業「日神精機」では新たに従業員1人の陽性が判明し、感染者は計13人となった。
県発表の新規感染者は次の通り。
①職業等②推定感染経路③検査確定日
【木更津市】
▽70代男性①自営業②同居家族③17日
▽70代女性①アルバイト②同居家族③17日
▽30代男性①無職②不明③17日
▽30代女性①無職②不明③17日
▽30代女性①無職②不明③17日
▽10歳未満男児①未就学児②同居家族③17日
▽40代女性(無症状)①会社員②その他③18日
【君津市】
▽20代男性①学生②同居家族③17日
▽60代男性①会社員②不明③17日
▽30代男性①J日営業②不明③17日
▽10代男子①児童・生徒②不明③18日
▽70代男性①アルバイト②不明③18日
【富津市】
▽20代男性①会社員②その他③18日
▽40代女性①自営業②同居家族③17日
▽20代男性①会社員②その他③17日
地元4市の同日現在の累計感染者数は、木更津市が647人、君津ぢ144人、富津市118人に増えた。
袖ケ浦市は変わらず157人。
県内では119人感染。
20日(日)君津地域から新たな感染者は出ていない。
県内では103人の感染が判明。
不要になった食品募る
フードバンクちば 30日まで県内全域で
「フードバンクちば」(千葉市中央区)では、家庭で不要になった食品の寄付を募る『第27回フードドライブ(食品の回収)』を、今月30にち(水)まで、県内全域で行っている。
共催・千葉県社会福祉協議会、協力・県内各市町の社会福祉協議会。
受け取り窓口は「フードバンクちば」やけんない各所。
君津地域4市は各市の社会福祉協議会等が応援する。
「フードバンク」では、まだ食べられるのに遺棄されてしまう食品・食材を引き取り、必要としている施設や人たちへ無償で届ける活動を展開している。
前回は約12.9トンを回収した。
概要は次の通り。
【対象食品】
▽穀類(米・麺類等)
▽保存食品(缶詰・瓶詰等)
▽インスタント・レトルト食品
▽乾物(のり・豆等)
▽菓子類
▽飲料(ジュース・コーヒー・お茶等)
▽調味料各種、食用油
▽ギフトパック(お歳暮・お中元)
【注意点】
▽受け付けるもの=賞味期限が明記され、かつ2か月以上あるもの。常温で保存が可能なもの。米は前年度産(今回は
令和元年・2年度)まで(玄米可)のもの
▽受け付けないもの=アルコール類。
【寄贈方法】
▽各受け取り窓口へ回収期間内(今月30日まで)に直接持参するか、「フードバンクちば」まで送付する。
【問い合わせ・送付先】
▽「フードバンクちば」TEL043-301-4025(平日午前9~午後5時)。
〒260-2835 千葉市中央区川崎町60(花の駅そが内)。
【受け取り窓口】
▽木更津市社会福祉協議会(潮見2-9、市民総合福祉会館内)TEL0438-25-2089
▽君津市社会福祉協議会(久保3-1-1、保健福祉センター「ふれあい館」3階)TEL0439-57-2250
▽富津市社会福祉協議会(下飯野2443、市役所内)TEL0439-87-9611
▽袖ケ浦市社会福祉協議会(飯富1604、社会福祉センター内)TEL0438-63-3888
▽君津ふくしネット<中核地域生活支援センター>(富津市青木2-16-4、アーバンスモール秋山101)TEL0439-27-1482。