「食」中心の賑わい創出 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2021年5月27日発行

「食」中心の賑わい創出

来年3月の開業目指し飲食店舗、宿泊施設等
来月から土地整備へ 鳥居崎海浜公園整備

木更津市では「まちの活力をけん引できる拠点づくり」を目指し、内港周辺の都市公園に民間事業者と連携したにぎわい施設を整備するとともに、富士見通りの再整備を一体的に行う取り組み「パークベイプロジェクト」を推進している。
このうち鳥居崎海浜公園(木更津市富士見3-5)の再整備は、プロジェクトの一環として公園用地の一部を公募により事業者(令和元年に大和リース(株)を代表とするグループに決定)に貸し付け、「食」を中心としたにぎわい創出を目的に、施設整備・運営を行う子事業。
工事期間は今年6月から出、令和4年3月の開業を目指している。
なお工事開始時期が木更津市の観光資源である「潮干狩り」の時期と重なることから、土地の整備を経て、建物の着工は今年8月ごろからとなる見通し。
同事業の工事着工は当初令和2年4月、完成は令和3年3月と予定されていた。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響などから、事業者の整備計画の見直しなど、スケジュール変更が生じていたが、事業者との工事に関する契約が締結され、工事の準備が整ったことから、当初計画の約1年遅れでの工事開始となる。
施設概要は、
▽主な民間施設は飲食店舗、宿泊施設など3店舗((株)ごはんクリエイト、木更津KISARA、(株)KAFKA)等を予定。
▽公園施設では、園路、広場、ウッドテラス、植栽など。
事業者は大和リース(株)(大阪府大阪市)、谷中造園土木(株)(木更津市矢那)。

公道走行の可否「保留」

千葉県聖火リレー 来月17日までに判断

県内で7月日(木)から3日(土)にかけて行われる東京五輪の聖火リレーを当初の経過鵜通り公道で実施するかについて、県は24日、現時点では「判断を保留する」と東京五輪・パラリンピック組織委員会に回答したと発表した。
リレーを行う県内21市町の意見や新型コロナウイルスの感染状況も踏まえ、最終的に判断する必要があるとした。
組織委が新型コロナの感染状況をみながら、県側の意向確認を行っており、24日が1回目の期限だった。
最終判断の回答期限が、実施2週間目の6月17日だが、県は前倒しでの判断もあり得るとしている。
大会組織によると、感染対策から公道でのリレーを断念し、点かセレモニーなどを会場内でする自治体が相次いでいるという。
県内の聖火リレーは1日に東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリア(木更津市)をスタート。
県内道路網を活用し千葉県の基幹産業や豊かな自然をアピールするルートになっており、
木更津市から君津大橋、青堀駅ロータリー(富津市)、岩井海岸(南房総市)などと続き、房総半島を1周し、3日に松戸中央公園(松戸市)に到着してゴールとなる。
21市町を通過し、計258の個人・団体が繋ぐことになっている。
県は実施の規模や方法なども検討した上で最終判断をしたいとしている。

災害リスクへの理解促進

市内各家庭、約62000世帯へ配布
木更津市作成 防災ハザードマップ

木更津市はこのほど風水害・土砂災害等、自然災害による災害リスクへの理解促進を目的に、「木更津市防災ハザードマップ」(冊子)を作成し、5月下旬から6月末までに、委託業者によるポスティングで各家庭へ1冊ずつ配布する。
これは昨年度、千葉県が木更津市を流れる小櫃川。納屋側の洪水・浸水想定区域を見直したことに伴い、これまでの「防災マップ(平成19年)」、「地震・防災マップ(平成23年3月)」、「津波ハザードマップ(ジェイ性25年3月)」と、新たに「高潮浸水想定区域」も加えて、1冊にまとめ、リニューアルしたもの。
新マップには、それぞれの居住地域の災害リスク(河川洪水・高潮・津波・土砂災害・地震等)や、災害発生時の行動などを掲載しており、市では「日ごろからそれぞれの項目に目を通し。いつ発生するかわからない災害に備えてほしい」と話している。
新マップの内容は、B4判56ページ。
①防災ハザードマップの使い方
②非難に関する情報
③各種災害への備えについて
④災害リスク情報マップ
⑤指定避難所等一覧表
⑥家族の避難計画「マイ・タイムライン」など。
この「防災ハザードマップ」に掲載されている内容は、「木更津市WEB版ハザードマップ」として、市HPに掲載されている。
WEB版については、自宅の住所を入力すると自宅部分を拡大して印刷できる機能もあるので、冊子版と併せて使用すると、より分かり易く情報を入手できる。
なお、6月まつまで時谷に配布されない場合は、市危機管理課(TEL0438-23-8194)まで連絡してほしいとしている。
また今後、新規転入者などへは市民課の窓口で配布する。
QRコードで読み取ることも出来る。
URLは次の通り。
http://www.city.kisarazu.lg.jp/area/hazardmap/index.html
市危機管理課E-Mailは
kikikanri@city.kisarazu.lg.jp

可愛い姿のヒナが誕生

木更津市長須賀 セイタカシギ営巣

3月中旬、木更津市長須賀の休耕田に”水辺の貴婦人”と呼ばれる鳥「セイタカシギ」9羽が飛来して、日ごとに数が増えて今では20羽を数えるほどになった。
そのうち1ペアが水際の見通しの良い場所に、枯草や植物の茎などを重ねて完璧な巣を作り、雨にも流されることなくヒナ3羽が誕生し、かわいい姿を見せている。
木更津での繁殖時期は5~6月で、営巣地で4卵を産むが、気象の影響で水害などを受けやすく、孵化(ふか)率は2割弱と言われている。
ヒナが早成性で、孵化後すぐ巣の外に出て、自力でエサを探す。
親鳥はヒナを外敵から守り保護するが、給餌やえさの取り方などは教えないという。

富津でクラスター6人

25日県発表コロナ 木更津君津各1人

県によると25日、君津地域では富津市で5人、木更津市と君津市で各1人の新型コロナウイルス感染が確認された。
富津市内の高齢者施設「デイサービスなべさん家」で6人(従業員1人と利用者5人)の感染が判明し、クラスター(感染者集団)となった。
県が発表した新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【富津市】
▽80代女性②23日
▽90代以上男性②24日
▽80代男性②23日
▽80代女性②24日
=以上クラスター関連、
▽80代男性(無職)①同居家族②23日
【木更津市】
▽50代男性(会社員①同居家族②24日
【君津市】
▽20代女性(会社員)①不明②24日
地元4市の同日現在の累計感染者数は、木更津市が534人、君津sが177人、富津市が81人に増え、袖ケ浦市208人は変わらない。
県内では3人の死亡と99人の感染が判明。
同日現在における県内の累計感染者数は36507人、死亡者数は669人に増えた。
変異株への感染者は新たに28人のが確認され、累計1289人となった。

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