コストコ本社移転へ 他【新千葉新聞】
- 2021/3/17
- ニュース
新千葉新聞2021年3月17日発行
コストコ本社移転へ
来夏、分散拠点を統合、川崎市から
倉庫店の東側隣地 木更津市金田に建設
世界に約800店、日本国内に27店、千葉県かには木更津市など3店舗を展開している会員制倉庫型店舗「コストホールセールジャパン」(ケン・テリオ日本支社長、本社・神奈川県川崎市)は12日、本社オフィスを来夏、川崎市川崎区から、木更津市金田西地区に移転することを発表した。
本社が移転する金田西地区は昨年7月に開業した「コストコ木更津倉庫」の東側隣地で、千葉県施行の木更津都市計画事業金田西特定土地区画整理事業区域内の県有地(千葉県木更津市瓜倉823、金田西地区および3画地)、51881.99平方メートル。
一般入札で同社が落札したもの。
本社社屋は今年7月から工事に入り、2022年(令和4年)6月の完成を目指す。
同社では15日(月)、コストコホールセール木更津倉庫店内で、ケン・テリオ日本支社長による
本社移転に関する記者会見」が行われた。
記者発表には木更津市から渡辺芳邦市長、田中札子副市長、近藤忍市議会議長、佐伯浩一経済部長、小原和弘経済部次長などが出席した。
ケン日本社長(624)による「本社移転概要説明」や記者との質疑応答で、木更津市への移転の決め手について、「開業時175人だった本社社員は現在300人以上で、3か所にぶんさんしているげんじょうから、本社を1か所に統合するため大きな土地を探していた。
木更津市は棟田・羽田空港とも利便性が良く将来性がある。
本社移転に伴い、現在本社勤務の社員をはじめ、多くの従業員が木更津市や近隣への引っ越しを想定している。
更に土地を取得した社員もいる。
今後雇用機会の提供、災害支援(木更津市との災害協定締結済み)や、慈善事業へンp寄付を通して、地域社会へ支援させてもらうとともに、地域活性化に役立ちたい。
1日も早く地域の一員となれることを楽しみにしている」などと挨拶。
渡辺市長は、「木更津倉庫店が昨年7月オープン以来、木更津市の魅力向上や地価の向上などすでに大きな経済効果が生まれつつある。同社が末永く木更津市に根付いてもらえるよう支援していく」などと歓迎の挨拶を行った。
新本社屋は、鉄筋コンクリート造り5階建てで、1階にはジムやバスケットボールコートなど健康増進施設、5階にはカフェテリアなども設け富士山や東京湾の眺望も堪能できるようにするという。
現在設計の最終段階で延べ床面積などは未確定。
総事業費は約40億円を見込んでいる。
同社では今後10年のうちに日本国内に60の倉庫を確保する予定もある。
今後地元雇用の創出、物流関係などの地元企業との取引増加、人口増加も期待されている。
新1年生の交通安全へ
木更津市交通安全協議会 ランドセルカバー等贈る
木更津市交通安全協議会(竹内義一会長、会員・15745人)は、15日(月)木更津市教育委員会を訪れて、今年春、市内の小学校18校に入学する新1年制の交通安全を願い、会員の会費で作成された「黄色のランドセルカバー(傷害保険付き、ビニール製)」と、公益財団法人・千葉県交通安全協会からの「チーバくんの交通安全下敷き」、各1228枚の寄贈を行った。
贈呈式には、竹内会長と石井宏幸事務局長が来庁、木教委からは高澤茂夫教育長、岩埜伸二教育部長、中村伸一教育部次長、今井克彦学校教育課長、剣持清人学校教育課主査などが出席して敬意を表した。
木教委では、「黄色のランドセルカバーは春の訪れを告げるシンボルであり、遠くからも良く目立つことから、ドライバーにも好評です。下敷きとともに児童の交通安全教育に有効に活用させていただきます」などと感謝板。
なお同贈呈品は4月7、8日の入学式で新1年生に配布される。
また、同交通安全協会ではこの後、3月22日に袖ケ浦教育委員会を訪問して、市内8小学校(分校1校含む)の新1年制へ童謡に、614枚の寄贈を行う予定。
3憶8千万歩を達成
アクアコイン普及推進協議会主催、歩いて木更津市内の事業者からの食料
こども食堂に寄贈
君津信用組合(宮澤義夫理事長)・木更津市(渡辺芳邦市長)・木更津商工会議所(鈴木克己会頭)が連携して普及に取り組む、木更津市内限定で利用できる電子地域通貨『アクアコイン』でのお金の地産地消を目指す「アクアコイン普及推進協議会(会長・鈴木克己、副会長・宮澤義夫・渡辺芳邦)主催の、~みんなで歩いて「子ども食堂」に木更津の食を届けよう!《木更津ウォーキングチャレンジ》~が
令和3年1あg津1日~3月15日まで、合計歩数、3憶8千万歩を目標に実施されていたが3月4日に見事目標を達成した。
同事業は、~アクアコインアプリ内の歩数計機能(らづFit)を活用して、
▽楽しく歩いて運動不足解消!
▽ユーザー(使用者)が一体となって地域を応援できるイベント~として、今年元日から同協議会が取り組んでいたもの。
参加ユーザーはそれぞれ1日8千歩を目標に歩き期間内にユーザーの累計穂数で3億8千歩を目指すもの。
この目標数値は1歩を1メートル換算して、地球から月まで距離約3憶8千万キロメートルに相当する。
3月4日の目標達成時には累計ユーザー数は2093人、みんなで歩いた距離の合計は3憶8095万歩になった。
この目標達成を記念して、市内の事業者から寄付された食料が15日、木更津市内の子ども食堂4か所に寄贈された。
市役所駅前庁舎で行われた「贈呈式」には子ども食堂の代表が出席。
鈴木会長、宮澤・渡辺副会長、こども食堂の運営を支援している滝口君江木更津市社会福祉協議会会長が格代表に目録を手渡した。
贈呈式では鈴木会長や宮沢副会長は、多くの協力で同イベントが達成できたことを感謝し、子ども食堂主宰者のボランティア精神と行動力に敬意を表した。
受領者は、
▽木更津みなと口こども食堂(山下善明代表)
▽寺子屋妙蓮寺子ども食堂(厚見久美子代表)
▽木更津波岡子ども食堂(堀切辰也代表)
▽いわねこどもサロン木更津岩根子ども食堂(桑田早苗代表)
寄贈された食材等は次の通り。
()は協賛者。
▽(仮称)きさらづ学校給食米90キロ及び海苔600枚(同協議会)
▽アイスもなか引換券50枚(東屋)
▽揚げパン引換券200枚((有)ベアーズ)
▽テーブル&ベンチセット・8セット(君津信用組合)
▽協賛金5000円((有)中川海苔店
スポーツクラブの活躍祈念
中郷小学校5年生 育てた米を贈る
木更津市立中郷小学校(長島則彦校長、児童数84人)の5年生12m人は、同校学区で、元中郷中学校の施設を使用してサッカーを中心としたスポーツクラブを展開している「房総ROVERS(ローヴァーズ)木更津FC(カレン・ロバート代表)」に、自分たちが育て収穫した米(30kg)の寄贈を行った。
寄贈式は14日(日)同FCの専用コート、ドリームフィールドで行われ、中郷小児童が(児童7人が出席)、コメの栽培活動の報告とともに、チームメンバー1人1人に子袋に入れた米を手渡し、来年度に向けて一層の活躍を期待した。
袋には児童たちにより、お米のゆるキャラが描かれている。
カレン代表は、「皆さんが大切に育てたお米を力にして、Jリーグへの加入を目指します」などと力強く挨拶。
メンバーと児童たちは記念写真に収まり、交流を深めた。
中郷小学校は、平成28年より木更津市の小規模特認校の指定を受けており、特色ある教育活動を創出し、魅力ある学校づくりに取り組み、お米作りも「地域の特産物の調査・栽培体験活動」の一環。
木更津7人、袖ケ浦1人
15日県発表コロナ 木更津で園クラスター
県によると15日、君津地域では木更津市で7人、袖ケ浦市で1人の新型コロナウイルス感染が
判明した。
すでに職員2人の感染が確認されていた木更津市立吾妻保育園では、新たに園児3人の感染が判明し、クラスター(感染者集団)と認定された。
同保育園の感染者は累計で5人となる。
木更津市は、同保育園を管轄する君津保健所から園児のPCR検査の実施や感染拡大防止に向けた指導を受けていることから、同保育園を16日(火)まで臨時休園とした。
なお、今後の感染状況により、臨時救援機関を延長する場合がある。
引き続き、同市では、県・君津保健所と連携を市必要な対応を適切にとっていくとしている。
新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【木更津市】
▽20代会社員男性(無症状)①同居家族②13日
▽10歳未満未就学男児(無症状)①学校等②12日※クラスター関連
▽10台未満未就学男児(無症状)①学校等②12日※クラスター関連
▽30代会s田員男性①不明②13日
▽30代アルバイト女性①同居家族②13日
▽10歳未満未就学男児①学校等②12日※クラスター関連
▽30代保育園関係者女性①学校等②12日※クラスター関連
【袖ケ浦市】
▽20代会社員男性①不明②12日。
地元4市の15日現在の累計感染者数は、木更津市が418人、袖ケ浦市が174人に増え、君津市143人、富津市56人は変わらない。
県は、県内で新型コロナウイルスの異変株の感染者が17人確認されたと発表した。
そのうち12人は県内のカラオケ設備のある飲食店(いあわゆる昼カラオケ店)で沖田クラスターの感染者で、全員海外渡航歴はなく、感染経路が不明という。
異変株によるクラスターは県内では初めて。
異変株の感染者は追敬21人となった。
森田健作知事は同日、臨時記者会見を開き、「非常に強い危機感を持っている」と強調し、「歌う時にはマスクを着用し、消毒や換気をしてほしい」と従来の感染対策の徹底を呼び掛けた。
県内では、3人の死亡と76人の感染が判明した。
県における同日現在の感染者は28035人、死者数は511人に。