緊急事態宣言延長の経済支援 他【新千葉新聞】
- 2021/2/19
- ニュース
新千葉新聞2021年2月19日発行
緊急事態宣言延長の経済支援
木更津市議会 補正予算第10号可決
12日に開会された木更津市議会では初日に、千葉県に再発令された緊急事態宣言の期間延長を踏まえた経済支援に係る経費について、歳入歳出予算にそれぞれ334万9千円をついかし、よさんそうがくを623億5151万6千円とするれいわ2年度一般会計補正予算(第10号)を上程し、審議の結果、可決した。
内訳は、テレワーク通勤支援事業として、1449万9千円、アクアコイン加盟店応援前払促進事業費(『きさ食(クー)PON』に負担金)として、190万円を充てるもの。
ワクチン詐欺に注意を
警察署が呼びかけ 保健所等名乗る電話
新型コロナウイルス感染予防のためワクチン接種が開始されることを受け、保健所を名乗り「コロナワクチンの接種が出来るので費用をさきに振り込んでください。優先的にできます。接種費用は全額、後日送金(返金)されます」などという電話がかかって来ている。
また高齢者宅に「コロナワクチンが無料で受けられます」と、住所・氏名・電話番号・銀行口座番号など、個人情報を聞き出す不審な電話も多数かかって来ている。
保健所や市役所などがこのような電話をすることは一切ない。
また15日は年金振込だったことから、警察では注意を呼び掛けている。
袖2、木1、君1人が感染
17日県発表コロナ 県内は新たに130人
県によると17日、君津地域3市では4人の新型コロナウイルス感染が確認された。
士別の内訳は袖ケ浦市で2人、木更津市と君津市で各1人。
このうち3人が感染経路不明。
富津市からは出ていない。
17日現在における地元各紙の累積感染者数は、木更津市が391人、袖ケ浦市が164人、君津市が129人に増えた。
富津市は変わらず48人。
3市の感染者概要は次の通り。
①推定感染経路②発症日③検査確定日④発症2日前からの行動歴
【木更津市】
▽20歳代無職女性①不明②8日③15日④字厄、医療機関
【君津市】
▽40代無職女性①不明②5日③15日④自宅、医療機関
【袖ケ浦市】
▽30代会社員男性①不明②12日③15日④自宅、職場、医療機関
▽20代会社員男性(無症状)①患者接触②16日③16日④自宅、職場、医療機関
県内では感染者13人の死亡と、130人の感染が判明した。
17日現在の県内の感染者数は24995人、死者数は373人。
社説
国内ワクチン接種始まる
新型コロナウイルス収束への「切り札」ときたいっされるワクチンの接種が日本でも17日から始まった。
医療従事者への先行接種で、全国100の医療機関の約40000人が対象となる。
第一陣は国立病院機構など同意が得られた医療従事者1万人以上。
先行接種で使われるのは国内初の承認を受けた米製薬大手ファイザー製で、原則3週間あけて2回接種する。
続いて医療従事者(救急隊員や保健所職員等含む)約370万人に、4がつには65歳以上の高齢者約3600万人や、基礎疾患のある人への優先接種が予定されている。
それ以外の一般の人や16歳以上者は今夏にも接種が開始される見通し。
接種までの手順は、
▽7住民票のある市町村から選書の時の投票所入場券のように『接種券』と『新型コロナワクチン接種のお知らせ』が住民票届出住所に郵送される。
高齢者には3月以降、一般の人には4月以降に届く予定。
接種希望者は
▽接種を受ける病院や診療所などの医療機関、集団接種施設の体育館など指定の会場を決め、電話やインターネットで日時を予約する。
▽当日は、接種券と本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)を持参して、予診票を提出し、医師の問診を受けたあと接種する。
基礎疾患の有無は自己申告となる。
接種後は15分ほど待機して副反応の有無を確認する。
ワクチン接種は上腕の筋肉の注射する。
これまで日本ではワクチン接種は皮下注射が中心だったが、開発元のファイザー社が、筋肉注射でその効果を確認し、日本国内でもそのデータを参考にして承認審査をしているため筋肉注射が行われる。
皮下注射は斜めに針を刺すが、筋肉注射は皮下組織の下にあるため針を真っすぐ深く差す。
筋肉注射は副反応が少なく後退ができやすいメリットがあるという。
接種に備え日々の検温や体調管理は自己責任である。
それまで感染しないように、させないように、気を緩めず、十分注意したい。