コロナの収束願い豆まき 他【新千葉新聞】
- 2021/2/4
- ニュース
新千葉新聞2021年2月4日発行
コロナの収束願い豆まき
八剱八幡神社 規模を縮小して役員らで
木更津総鎮守、木更津市富士見の八剱八幡神社(八剱隆宮司)で2日、恒例の伝統行事「節分祭・追儺式」が本殿で厳かに執り行われた。
今年の節分は、例年より1日早い2月2日。
これは地球が太陽の周りを回る公転の秋季がきっかり1年(365日)でなく、毎年発生する微妙なずれが積み重なった結果で、明治30年(1897)以来124年ぶりだという。
っさらに現在、昨年来の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言発令中であることから、一般参拝者は境内に入れず、神事や式典、豆まきまどは神官や神社の役員のみで行った。
また、本殿に隠れている鬼を、鍾馗(ショウキ)が鉾(ホコ)や剣で追い立てて、豆をぶつけて追い払うという鬼やらいの神事「追儺(ついな)式」も中止となった。
節分祭式には、責任役員の鈴木克己木更津商工会議所会頭、吾津修一祭礼委員長、山田喜治祭礼委副委員長、鈴木良年番青年会長をはじめ、神社総代、各町年会代表など35人が参列した。
修祓、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠などの神事に続き、れいねんなら来賓や総代、年男・年女などによる豆まき(福運券入り)が境内で盛大に行われるが、今年は宮司、鈴木責任役員、吾妻・山田正副祭礼委員長のみが、本殿回廊で「福は内」「鬼は外」などと唱えながら豆を撒いた。
開運招福、無病息災、厄除け、家内安全などの祈りが込められた八剱八幡神社の豆まきは「厄」を払い、今年の「福」をつかもうと、毎年大勢の善男善女、家族連れなどが参集・参拝するが、少し寂しい節分祭に参列者は、「コロナの早期収束や、皆様方の今年1年の無事を多幸をご祈念しました」などと話していた。
立憲民主は熊谷氏と協定
3月4日告示の知事選 関氏や金光氏も出馬へ
2021年4月の任期満了に伴う知事選(3月4日告示、3月21日投開票)で、立件民主党県議会議員会は2日、立候補を表明している千葉市長の熊谷俊人氏(42)と、県政課題や新型コロナウイルス対策などを含めた政策協定を結んだ。
熊谷氏は協定後の記者会見で「積年の県政課題を解決するために、立件民主党などの力を借りて、一人でも多くの県民に思いを届けたい」などと話した。
知事選では、熊谷氏のほかに、自由民主党県議会議員の関政幸氏(41)=同党推薦=や、共産党県西部地区常任委員の金光理恵氏(57)=同党推薦=らが出馬を表明している。
現在県議3期目で弁護士の関氏(千葉市)は、「県議の実績、弁護士の知見をいかし、県民の皆さんと一丸となって、未来の千葉のために全力で取り組みたい」と去る11月30日の記者会見で意気込みを語った。
3機目の整備の経過
米海兵隊MV-22オスプレイ整備終了
木更津市に対し 防衛省からの報告
米海兵隊の輸送機MV-22オスプレイの定期機体整備3機目の整備が、陸上自衛隊木更津駐屯地(木更津市)で終了したことについて、2日、防衛省から木更津市に次のように報告があった。
▽3機目の整備の経過
3機目は、平成31年「3月28日に木更津駐屯地へ飛来し、同年4月1日から定期機体整備が開始された。
定期機体整備では、1機目、2機目と同様に、機体の分会・点検、所要の部品の交換などが行われ、令和2年12月1日から格納庫外において飛行前の各種装置等の点検作業が行われた。
令和3年1月20日及び21日には、それぞれホバリングチェックと東京湾南部上空及び相模湾上空を使用した試験飛行が行われた。
令和3年1月22日に整備企業から米軍に期待が引き渡され、動悸は25日に木更津駐屯地から普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に帰投した。
整備には約1年10か月の期間を要したが、これは、新型コロナウイルスの感染拡大等の影響により所要の部品等の取得に時間を要したほか、令和元年9月に発生した台風19号の影響により整備用機材の一部が破損し、その復旧に時間を要したことによるもの。
▽4機目、5機目の経過(現状)
4機目については、令和2年3月19日に飛来し、同月27日から定期機体整備が開始され、現在、格納所内で分解・点検等が行われている。
5機目については、令和3年1月7日に飛来し、同月11日から整備が開始され、これまでの期待と同様、まずは格納庫内で分解・点検等が行われる。
◎覚書の尊守状況
米海兵隊オスプレイの定期機体整備については、平成29年1月19日付で、防衛省、米軍及び富士重工業株式会社(当時)との間で覚書が取り交わされているところで、3機目の整備にあたっても覚書に記載された内容が尊守されたことを確認している。
4機目以降のせいびについても、覚書の尊守を米軍及び整備企業に引き続き働きかけるとともに、尊守状況の確認を継続し、地元住民に十分配慮した形で定期機体整備が行われるよう万全を期していく。
◎まとめ
木更津における日米共通整備基盤は、日米安保体制の円滑かる効率的な運用、日米欧sプレイの整備の効率化の観点から極めて高い意義を有する事業であるとともに、技術力の高い我が国の企業が整備を担当することは、我が国の上空を飛来するオスプレイの安全性の一層の向上に資するものと考えている。
疫病退散や家内安全祈願
木更津市で節分会 新御堂寺でお餅渡し
例年より1日早い節分となった2日、木更津市本郷の新御堂寺(住職。藤平貞順)で「節分会」が行われた。
新型コロナウイルスの収束を願って緊急事態宣言が出される中、感染防止のため、規模を縮小して、今年は豆まきは中止し「お餅渡し」を行った。
同寺では、第一座が午後2時から、護摩祈祷、同2時40分からは善男善女に「家内安全」「疫病退散」「無病息災」等の願いを込めて、例年ならお餅やお菓子をまいていたが、今年は大人と子供に分けて手渡しで行われた。
護摩焚きは、神奈川県海老名市から応援の清水幸園住職が行った。
第2座も午後4時から護摩祈祷、同4時40分からお餅配布が行われ今年の平安を願った。
1人の死亡と5人の感染
2日県発表コロナ 地元は累計681人
県によると2日、君津地域では新たに新型コロナウイルスに感染した1人の死亡と、5人の感染が確認された。
感染者の内訳は木更津市が3人、君津市2人。
富津市と袖ケ浦市からは出ていない。
2日現在の累積感染者数は木更津市は\が369人、君津市が121人に増えた。
袖ケ浦市153人、富津市38人は変わっていない。
木更津市は、市内の特別養護老人ホーム「波岡の家」の入所者1人が死亡したと発表した。
無くなったのは90歳以上の女性で、1日に死亡した。
また、新たに職員1人の感染が判明し、感染者数は計70人となった。
「波岡の家」では、保健所及び協力医療機関と連携して管内対策などを講じている。
2市の感染者概要は次の通り。
①推定感染経路
②発症日(無症状は検体採取日)
③検査確定日
④発症(無症状は検体採取)2日前からの行動歴。
【木更津市】
▽40歳代会社員男性
①患者接触
②1月29日
③1日
④自宅、職場、医療機関
▽70歳代アルバイト男性
①不明
②1月25日
③1日
④自宅、職場、医療機関
▽40歳代男性
①波岡の家職員
②1月30日
③1日
【君津市】
▽30歳代会社員男性(無症状)
①患者接触
②1日
③1日
④自宅、医療機関
▽10歳未満男児<幼児>(無症状)
①患者接触
②1日
③1日
④自宅、医療機関
県内では、感染者14人の死亡と、222人の感染が確認された。
1日あたりの死亡者としては過去最多。
2日現在の県内の感染者は22730人、死亡は268人。