地域経済の発展願い 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2025年1月9日発行

地域経済の発展願い

優良会員企業3社を池田会頭が表彰
木更津商工会議所主催 新年賀詞交歓会

木更津商工会議所(会頭・池田庸)主催、木更津市・木更津市商店会連合会・木更津金融懇談会後援の「令和7年新年賀詞交歓会」「令和6年度優良会員企業表彰式」が、7日(火)午後5時から、東京ベイプラザホテルで盛大に開催された。
同会には、同会議所顧問の渡辺芳邦市長・浜田靖一衆議院議員・鶴岡大治市議会議長・高松利明日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区副所長、参与の高橋浩・森岳両県議、市幹部職員、陸・海・空自衛隊関係者、市内外の経済界を支える幅広い関係者300余人が一堂に会し、木更津市及び地域経済の一層の発展を期した。
式典に先駆け、「令和6年度優良会員企業表彰式」が行われ、経営革新、地域貢献、環境改善などに取り組み、業績良好な3社を顕彰し、池田会頭から表彰状と記念の盾が贈呈された。
賀詞交換会では、池田会頭、内田愼一郎・加藤智生・近藤直弘副会頭、佐伯浩一専務理事など執行部が勢揃いし、池田会長が年頭の挨拶を行った。
会頭は昨年の元日に発生した能登半島大地震をはじめ、記録的な猛暑・豪雨などに触れながら、「これまで以上に自然の厳しさを実感する一年だった」と振り返り、物価高騰への対応や人手不足など喫緊の課題は山積しているが、己巳(きのと・み)には、再生や変化を繰り返しながら柔軟に成長していく年であるとして、」~個が輝き、地域が輝く木更津の実現~に向けて全力で取り組んでいく」と決意を述べ、会員及び関係者の商売繁盛を祈念し、一層の支援・協力を願った。
渡辺市長の挨拶後、鶴岡市議会議長の乾杯発声で祝宴に入り、木更津芸寮組合の芸者や、佐登福師匠などによる新春を寿ぐ唄や舞などが披露され、祝宴に華を添えた。
表彰の優良会員企業は次の通り。
【経営革新】
▽(株)アフリツト(代表取締役・重田敏雄、木・幸町)=農産物の生産・加工・販売(木更津市特産品のブルーベリーを使用したインディアンソースの開発と、耕作放棄地心生プロジェクト)
【地域貢献】
▽テンポデザイン事務所(代表・鶴田能史、木・金川東)=アパレルデザイン・企画・販売(ファッションを通じ未来に向けて插をまく~笑顔と平和を届けるユニバーサルデザイン~)
【環境改善】
▽ワタナベメディアプロダクツ(株)(代表取締役社長社長・保坂純央、木・潮見)=印刷物でSDGsに貢献(FSC認証紙の顧客への推進による「環境保全」への取組み)

ミス酒チバコンテスト募集

スパホテル三日月で 千葉県代表選考会

2025 Miss SAKE Chiba(ミス酒 チバ)千葉県代表選考会が、2月11日(火、祝)、木更津市の龍宮城スパホテル三日月「富士見亭」で開催される。
司会は木更津ふるさと応援団の鈴木希依子さん(木更津昧処・宝家、若女将)。
出場者を募っているが、応募締切は今月13日(月)。
応募資格は、未婚女性(満20歳~39歳以下)、千葉県出身・在住・在勤、その他緑がある人。
千葉県代表として県内の各種イベントに参加可能な人。
(身長制限・水着審査はなし)
選考基準は、
▽日本酒及び日本文化に親好のある女性、
▽社会貢献への憲識が高い女性、
▽グローバルな感覚を持ち合わせた女性、
▽芙しさを追求している女性。
千葉県代表になると、京都で6月に開かれる日本代表選考会に出場する。
賞金は300万円。
応募方法はWEBからエントリーする。
主催はMiSS SAKE千葉県代表選考会実行委員会、共催は(一社)MiSS SAKE、協賛は千葉県酒造組合、ZOZO、後援は千葉県、木更津市・君津市・富津市。
(一社)木更津市観光協会、協力は(一財)民族表装文化普及協会木更津校、宝家、花キューピットちぱ、写楽館。

令和7年度市政運営

木更津市策定 基本的な考え方①

木更津市は、国の動向や同市の現況、これまでの施策の成果等を踏まえ、基本方針や重点施策を示すものとして、「令和七年度 市政運営の基本的な考え方」を策定し、昨年10月21日に発表した。
なお、同件については、昨年11月13日に開催された木更津市議会議員全員協議会において報告された。
内容は次の通り。
わが国の経済は、春季労使交渉における33年ぶりの高水準の賃上げや更上最高水準となる企業の設備投資に加え、個人消費についても持ち直しの動きが見られ、回復基調が継続している。
また、先行きについても、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクがあるものの、雇用・所得環境が改善する下で、各和政策の効果もあり緩やかに回復が続くことが期待されている。
政府は、こうした前向きな動きを千載一遇の歴史的チャンスと捉え、力強い賃上げの流れを中小企業・地方経済にも波及させ、物価上昇を上回る賃金上昇を達成し、「賃金と物価の好循環」と「成長と分配の好循環」を拡大・定着させることで、二度とデフレに戻らせることなく、日本経済を成長型の新たな経済ステージへ移行させていくとしている。
また、「地方こそ成長の主役」と掲げ、地方の人口減少・少子高齢化や東京一極集中に対応するため、「地方創生2.0」として地方創生を再起動し、デジタル田園都市国家構想実現会議を発展させ、「新しい地方経済・生活環境創生本部」を創設するとともに、今後10年間集中的に取り組む基本構想を策定するとした。
地域における人への投資、DX※、GX※の推進に加えて、地力の成長の根幹である農林水産業の活性化に向けた取組など、地域の特性や魅力を活かした全国各地の取組をより一層強力に支援するなど、すべての人に安心と安全を保障し、希望と幸せを実感する社会の実現に向けて、国・地方・国民が一丸となって永続的に取り組む機運を高めるとしており、このような国の動向に注視していく必要がある。
民間の有識者グループ「人口戦略会議※」が10年ぶりに公表した、地方自治体の持続可能性分析レポートにおいて、本市は「消滅可能性自治体」には該当しないものの、自然減対策が必要と分析され、現状を楽観視することはできない状況にある。 その一方、アクアラインの地理的優位性や地域資源を活かした企業誘致、移住・定住推進の取組が奏功し、転入超過による社会増が続いていることから、令和6年6月には市制施行以来最多人口となる137,000人を超え、基本構想に掲げる人口140,000人の達成に向け、持続的な発展への確かな歩みを続けている。
【参考(※の部分)】
▽DX(デジタルトランスフォーメーション)=将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネスモデルを創出したり、柔軟に改変すること
▽GX(グリーントランスフォーメーション)=化石燃料から脱炭索燃料や再生可能エネルギー(太陽光・風力)に転換して経済社会システムの変革をめざすこと
▽人口戦略会議=日本の人口減少問題に対処するために立ち上げられた民間の組織のこと。

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