早出し放水のタイム競う 他【新千葉新聞】
- 2024/11/20
- ニュース
新千葉新聞2024年11月20日発行
早出し放水のタイム競う
小型ポンプは并尻・曽根・牛袋が優勝
木更津市消防団 ポンプ車は桜井地区V
初期消火のための技術向上を目的に、「第47回木更津市消防団欒出し放水競技大会」が、17日(日)午前8時から、旧木更津市役所西側駐車場で開かれた。
同大会は「早く水を出す」ことを主眼として、実際に吸水から放水まで迅速・的確・安全を璽点に競い、機械操作技術及び消防技術の向上を目的に実施されている木更津市消防団(団長・細野暢=ほそのはかる=、団員476人)の恒例行事。
競技に先立ち、細野団長が、消防団は地域防災の要となっており市民の安心・安全を守るための重要な存在としたうえで、「日ごろの鍛錬が地域防災の大きな力となっている。消防技術の向上と仲間との信頼関係や学びを今後の活動に活かし、向上心をもって取り組んでいくことを期待している。市民の安全確保のため、実践に即した努力と練習の成果をいかんなく発抑してほしい」と訓示した。
渡辺芳邦市長は、日頃から地域防災の最前線で活動されていることに敬意を表するとともに、「能登半島の大地震では備えの重要さを再認識させられた。24日には木更津市の防災訓練、30日には防災フェスタも行われる。強いつながりや地域の中で防災を考えていきたい」などと挨拶した。
また鶴岡大治市議会議長は、消火の基本となる早出し放水競技は防火意識向上の啓発につながるとし、防火や初期消火の重要性を説き、一致団結して優秀な成続を収められるよう団員に激励の言葉を送った。
このほか多くの市議も出席し見守った。
審査長から、けがのないようベストを尽くしてほしいとの注意の後、時田裕介指抑者(第四分団第3部)が「市民の安全・安心を守るために訓練に励むとともに、日頃の練習成果を遺憾なく発揮し、これまで支えてくれた家族や仲間への恩謝の気持をもって、正々堂々と戦うこと奮芦います』と選手宣誓を行った。
今年の参加は、8個分団30個部(辞退の個部もあり)。
ポンプ車の部(1チーム5人)4個部中、3個部・15人、小型ポンプの部(1チーム4人)29個郤中、27個部・108人の合計123人が出場。
指抑者の「操作はじめ!」の号令により、各操作員がホース3本を延長し、「筒先から水が出る」までの速さと的確な動作などを審査し採点が行われた。
団員はキピキビとした動作で訓練成果を披露し、火点に向けて放水を行った。
10人以上の審査員による審査の結果、ポンプ車の部は、第2分団第1部(桜井地区)が34.1秒で優勝、小型ポンプの部では、第7分団第3部(井尻・曽根・牛袋地区)が28.7秒で優勝を飾り、表影状と楯が贈られた。
成績は次の通り。
《ポンプ車の部》
①第2分団第1部(桜井地区)34.1秒
②第4分団第3部(久津間地区)36.0秒
③第4分団第1部(中里地区)
《小型ポンプの部》
①第7分団第3部(井尻・曽根・牛袋地区)28.7秒、
②第1分団第2部(請西地区)32.5秒、
③第8分団第1部(真里・大稲)32.6秒、
④第3分団第4部(犬成・笹子地区)、
⑤第3分団第2部(菅生・椿地区)、
⑥第1分団第1部(中央地区)
=以上表彰
60周年記念例会
木更津ライオンズ
木更津ライオンズクラブ(会長・高橋啓二)チャーターナイト60周年記念例会(60周年大会実行委員長・栗田秀美)が、今月23日(土、祝)午後3時から、東京ベイプラザホテル(木更津市新田)で開催される。