基地対策関係施策など 他【新千葉新聞】
- 2024/9/29
- ニュース
新千葉新聞2024年9月29日発行
基地対策関係施策など
発議案2件も可決で関係大臣へ提出
木更津市議会 全案可決認定し閉会
木更津市議会9月定例会(8月29日招集)は27日、最終本会議を開き、当初上程の17議案と、発議案2件を全案原案通り可決・同意・認定して、30日間にわたる日程を終え閉会した。
審議され可決されたのは、歳入歳出にそれぞれ1,924万3千円を追加し総額を535億1,590万2千円とする令和6年度一般会計補正予算(第3号)など補正予算関係4件、条例の一部改正6件、教育委員会委員及び事業委員会委員の任命各1件、固定資産評価審査委員会委員の選任1件など計17件。
請願、陳情各1件でいずれも採択された。
最終日に提出された議員からの発議案は、「基地対策関係施策に関する要望書」と請願の「選択的夫婦別姓制度の法制化に向けた議諭を求める意見書」でいずれも原案可決され「基地対策」は防衛大臣など、「夫婦別姓制度」は衆議院識長や参議院議長内閣総理大臣など関係大臣へ提出される。
議案内容は次の通り。
▽令和6年度一般会計補正予算
▽同国民健康保険特別会計補正予算
▽同介護保険特別会計補正予算
▽同公設地方卸売市場特別会計補正予算
▽令和5年度歳入歳出決算の認定
▽教育委員会委員の任命
▽固定資産評価審査委員会委員の選任
▽農業委員会委員の任命
▽行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく特定個人情報の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定
▽国民健康保険条例同
▽ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例同
▽重度心身障害者医療費の助成に関する条例同
▽都市計画下水道事業受益者負担に関する条例同
▽公共下水道の事業認可区域外から公共下水道への流入に関する条例同
▽工事請負変更契約の締結
▽千葉県後期高齢者医療広域連合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議
▽令和5年度下水辺事業決算の認定
【請願】
▽選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出に関する請願書
【陳情】
▽建築物省エネ法の再エネ促進区域設定に関する陳情
人事案件では、市教育委員会委員に渡部佳子氏(57、請西東)の再任に同意、市固定資産評価審査委員会委員に藤岡雅光氏(57、請西南)の再任、市農業委員会委員に鈴木修一郎氏(76、下郡)の新任に同意した。
議案64号の「工事請負変更契約」では波岡中学校校舎長寿命化及びトイレ改修(洋式へ)等工事で、日建(株)(木更津市幸町)との契約金額を変更前の5億1,565万8千円(消費税等含む)から、5億3,114万4,900円(同)に変更した。
行財政運営要望書を提出
令和7年度分を渡辺木更津市長へ渡す
木更津市議会 会派・羅針盤が市へ
木更津市議会の会派・羅針盤(代表・近藤忍、所属7議員)は27日、渡辺芳邦木更津市長に対し「令和7年度行財政運営要望書」の提出を行った。
議会最終日の全員協議会終了後に、同会派の近藤忍、鶴岡大治、永原利浩、草刈偵祐、齊藤秀樹、吾津松太郎、吉田眞紀人各市議が、駅前庁舎8階の市長応接室を訪れた。
木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長などが出席した。
今回の次年度に向けた要望は「防災・防犯・救急体制の強化推進ついて」など9項目。
要望書を近藤幹事長が渡辺市長に手渡した。
この後、議員から要望書の項目毎に、「要望の要旨」「要望理由」などの趣旨説明が行われた。
要望書の内容は次の通り。
①防災・防犯・救急体制の強化推進(災害に強いまちづくり、増加する救急出動件数への対応、相互の根幹である自治会・まちづくり協議会の強化、都市の相互連携で防災力向上、防犯カメラの補助制度など)
②中心市街地の活性化(中心市街地活性化計両の目標指標達成と長期的な次期計画の策定、新住民・新規店舗の連携による共存の推進、市内に数ある魅力的な地域資源の活用)
③スポーツの推進(健康寿命の延伸、スポーツイベントの積極的開催、障害者スポーツの普及・向上、江川総合運動塲の施設力向上、部活動地域移行に向け環境改善を図る)
④交通インフラの活性化(木更津飛行場周辺の活用と官民共同利用の研究、木更津港クルーズ船寄港を念頭にした施設整備と海の駅整備他)
⑤交通安全対策(交差点周辺の視認性の向上、ゼブラストップ運動の推進他)
⑥子育て環境の支援継続・改善(小中学校・教育施設のトイレ洋式化、特別教室の冷暖房設術の設置、学校給食の完全無償化、待機児羝対策)
⑦脱炭素都市への展開(自治体電力の導入の検討、山林の活性化他)
⑧都市計画道路の整備(中野畑沢線・貝渕工区旱期着手他)
⑨次世代への都市づくり(持続可能な土地活用、新たな計画道路について)。
最優秀個人賞は川村選手
木更津市少年野球 畑沢コンドルズ優勝
「令和6年度木更津中央ライオンズクラブカッブ争奪・木更津市少年野球秋季大会(ろうきん旗予選)」の決勝が今月21日、江川第2野球場で行われ、畑沢コンドルズが請西ブレーブスを5-3で破り、優勝を決めた。
(一部既報)
3位は
清川ライナーズと岩根フェニックス。
最優秀個人賞は川村虎太郎選手(畑沢コンドルズ)、優秀個人賞は原桜翔選手(請西ブレーブス)が獲得した。
同大会には木更津市内の少年野球チーム・10チームが参加。
岩根フェニックスの選手が選予宣誓を行い、今月8日、14日、15日、そして21日の4日間、江川第2野球場と小櫃堰球場で熱戦を展開した。
参加チームは、畑沢コンドルズ、木更津モーニングス、木更津ジャンボ、清川ライナーズ、八幡台ボーイズ、祇園ブルーソックス、岩根フェニックス、富来田ファイターズ、金田ビッグウェーブ、請西ブレーブス。
優勝した畑沢コンドルズは、きょう29日(日)午前9時30分から富津市民ふれあい公園球技広場(富津市新富146-2)で行われる、「第40回千葉県少年野球選手権大会(ろうきん旗)君津地区ブロック大会」に木更津市代表として出場する。
※予備日・10月6日(日)。
気候変動への適応を学ぶ
木更津高専 中学生がすごろくゲームで
木更津工業高等専門学校(木更津市清見台東)でこのほど、中学生が参加して、公開講座「すごろくゲームで気候変動への適応を学ぼう!」が開かれた。
同講座は同校が毎年10回程度実施している小中学生向けの公開講座の一つで、佐久間東陽助教(環境都市工学科)による新たな講座。
講座では、地球温暖化による気候変動を緩和する方法と、気候変動によって環境変化が起きた世の中において個人および社会がどのように適応していくかが扱われ、国立環境研究所気候変動適応センターが開発した「気候変動すごろくゲーム」が活用された。
参加者たちは、環境都市工学科の学生も加わったグループワークを通じ、活発かつ楽しい雰囲気の中で、この難しい題材に向き合った。
受講した中学生はアンケートで「こういった問題について自分から調べたことはなかったので、楽しく学ぺて良かった」と述べ、新たな学びの楽しさを実感したようだ。
開所30周年記念式典
かずさDNA研究所 記念講演会を開催
「かずさDNA研究所開所30周年記念式典・記念講演会」が、10月26日(土)午後1時~4時(午後零時15分開場)、かずさアカデミアホール/メインホール(木更津市かずさ鎌足2―3)で開催される。
千葉県、君津地域4市後援。
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足)では毎年、開所日(平成6年10月26日)を記念し、一般の人々にDNA研究を身近に感じてもらうために記念講演会を閧催している。
今年度は開所30周年の節目に当たるため、記念講演会に加えて記念式典を実施する。
参加費無料。
事前申込制(先着順)。
Zoomによるオンラインでの視聴も可能。
日本の最先端の話を聞いてみませんか?と多くの参加を歓迎している。
詳細は次の通り。
【記念式典】(1時~1時30分)
▽式辞・大石道夫理事長
▽来賓祝辞
▽研究所の活助欄告・田畑哲之所長。
【記念講演会】(1時45分)
▽講演Ⅰ『DNAで環境を探る~環境DNA観測網「ANEMONE」と自然共生社会への展望~』(1時45分~2時45分)。
講師・近藤倫生氏(東北大学大学院生命科学研究科教授)。
▽講演Ⅱ『正常な細胞からがん細胞を創る!~発がんのメカニズム解明から治療法の開発へ~』(2時55分~3時55分)。
講師・筆宝義隆氏(県がんセンター研究所所長)。
◎定員=会場参加・500人(当日はJR木更津駅東口から無料送迎バスを運行する)、WEB視聴・500人。
◎申し込み方法=ホームページ(QRコード)から、または参加者全員の郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・送迎バス利用の有無を明記し、ハガキまたはファックスで。
WEB視聴はホームページから申し込む。
◎申し込み先=〒292-0818、木更津市かずさ鎌足2ー6-7、かずさDNA研究所 広報・教育支援クループ。
FAXO438-52-3931。
◎締め切り=会場参加・10月7日(月)、WEB視聴・10月23日(水)。