「沖縄戦と平和劇」鑑賞 他【新千葉新聞】
- 2024/5/26
- ニュース
新千葉新聞2024年5月26日発行
「沖縄戦と平和劇」鑑賞
実行委員会の永田氏が県外初の上演
木更津東高校 沖縄修学旅行の事前学習
県立木更津東高校(校長・島崎一広)で23日(木)、第二次世界大戦・沖縄戦体験者による証言をもとに創作された《沖縄戦と平和劇》~次代の子どもたちに平和な世界をつないでいくために~が上演され、今年11月に沖縄修学旅行を控えた2年生(学年主任・田中恵里、生徒・158人)が事前学習の一環として鑑賞した。
同校2年生は中学校から高校入学後も長引くコロナ禍で様々な活動が自粛されてきた経緯があり、5年ぶり復活の3泊4日沖縄修学旅行も、宿泊費などの高騰により今回は2泊3日に短縮された。
「それでも思い出に残る旅行を実現したい」と思案中だった田中学年主任の元に、県内の同僚教師から、「平和劇の上演先を探している」という情報が入り、早速依頼・実現したもの。
これは、近年戦争体験者の高齢化・減少で、悲惨な戦争や平和の尊さを伝え統ける難しさに直面しており、解決の糸口として「沖縄戦と平和劇」実行委員会(事務局・沖縄県那覇市、代表・永田健作)が展開しているもの。
2021年から上演活動を開始、これまで沖縄県内で19回上演され観客動員数は2,850人。
「平和を考える学習コンテンツ」としても多方面から支持されているが、沖縄県以外での上演は今回が初めて。
作品は、後に本土決戦の時間稼ぎとも言われた、沖縄戦に巻き込まれた当時11歳の大城勇一さんの体験(沖縄木島南部のガマ=自然壌=での出来事)をもとに創作されたもので、~ガマに逃げ込んだ父子と、戦場に教え子を送った教師、民間人に紛れた軍人の、銃砲が嗚り響く中、生と死の狭闘で繰り広げる様々な心の叫び・葛藤~が演じられている。
感情が伝わる臨場感とともに、文字や映像だけでは伝わりづらい戦争体験の生々しさが表現され、生徒たちは固唾をのんで見入っていた。
生徒の村越莉緒さん(16)は、「沖縄は温かく過ごしやすいところというイメージしかなかったが、今日は今まで知らなかった沖縄の歴史・背景を知ることが出来た。11月の旅行ではもっと学びを深めたい」などと感想を詒ってくれた。
永田代表は「この上演を通して沖縄戦の悲劇や基地問題など、今に続く戦争の爪跡について知ってもらいたい」としており、主に中~高校生対象の学校公演では、修学旅行等の事前学習としても活用され、今後もロングラン公演を予定している。
実行委員会では、公演費用などをクラウドファンディンクで募っている。
クラウドファンディンクの内容は次の通り。
▽募集期問は5月6日~6月30日(午後11時まで)、
▽第1目標額250万円、
▽使途は、平和劇公演のための劇場使用料、音響照明費、出演料等制作費として。
詳しくはQRコードで確認を。
問い合わせは実行委員会
℡080-6486ー13529へ。
市民野球熱戦
1部・2部・壮年
木更津市野球連盟主催「市民野球大会」(12、19日。市営球場等)の結果。
【C級2部春季大会】
◎2回戦
▽TOBIX3-2A・S・B
▽松菱10-4木・シリウス
◎3回戦
▽柴秀(不戦勝)-Kona Winds
▽ヤメロッテ3-2酒
▽木・ウィングス5-3TOBIX
【壮年大会】
▽世界乃木更津11-1木・シリウス(4回コ)
▽おのでら11-1八幡台ロイヤルズ(4回コ)
▽SONY GM&O7-4酒
【C級1部春季大会】
◎準決勝
▽アー・ルシードック7-OBOSS
今月30日招集
木更津6月市議会
木更津市議会の令和6年6月定例会は、今月30日(木)招集、6月19日(水)までの会期21日間で開かれる。
詳細は後日。