共生社会への活動評価他【新千葉新聞】

新千葉新聞2021年9月15日発行

共生社会への活動評価

「I’m　POSSIBLEアワード」開催国最優秀賞
木更津市立清見台小学校　市長に受賞を報告

9月5日に閉幕した「東京2020パラリンピック」の閉会式（東京・国立競技場）で、国際パラリンピック委員会（IPC）主催の「I’m　POSSIBLEアワード」開催国最優秀量を受賞した、木更津市立清見台小学校（校長・高橋等、児童数537人）の代表が13日（月）木更津市役所駅前庁舎に渡辺芳邦市長を表敬訪問し、同受賞を報告した。
清見台小学校からは高橋校長、パラリンピック閉会式（授賞式）に出席したオリパラ推進隊担当の菅野元治教諭（35）とオリパラ推進隊リーダーの渡辺千代さん（11、6年）と母親の渡辺志乃さんが来庁。
木更津市からは渡辺市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、山口芳一企画部長などが出席して歓迎した。
同訪問では贈呈されたパラリンピックマスコットキャラクター「ソメイティ」のぬいぐるみや、開催国最優秀賞のプレートなどを披露しながら、菅野教諭が平成30年度から県教委の指定で始まったオリパラ推進隊の4年間の活動などを紹介、「これからが本番と思っている。この活動はこれで終わりではなく、東京大会にも触れながらこれからも共生社会が当たり前となるように活動していきたい。子ども達の様々な気付きに私自身も学ばせてもらった」などと振り返り今後の抱負を語った。
渡辺千代さんも、「閉会式で目の前にいるたくさんの人々に感動した。障がい者でなく、みんな同じ人。これからも普通に付き合っていきたい。英語をもっともっと勉強したいと思った」「たくさんの人々と交換したバッジは宝物」と話していた。
母親の志乃さんは「子どもと遺書に素晴らしい閉会式も見学でき、私自身も楽しませてもらった」などと感謝した。
高橋校長は、「4年間の活動成果のたまもの」などと卒業生の活動も称えた。
渡辺市長は挨拶で、木更津市がホストタウンを務めたナイジェリア選手団への歓迎の横断幕や小旗の政策にも深く感謝し、「この受賞は木更津市としても大きな誇りで、大変嬉しい。今後も共生社会進展のリーダーとして頑張ってください」と祝意を表した。
同校の受賞理由は～平成30年度から千葉県教育委員会指定のオリパラ教育推進校として「パラリンピック」を題材に、共生社会への気づきを子ども達に促す教材「I’m　POSSIBLE」（アイムポッシブル、私はできるようになる）を活用して、優れた実践を行い、インクル０シブ（包み込むような）な社会づくりに貢献する活動を行ってきた～ことによるもの。
全国のオリパラ教育推進校は４５都道府県の９５２校のうち、１７７校が応募、清見台小学校が最優秀賞に選ばれた。
清見台小学校の具体的な実践は次の通り。
▽オリパラ推進教育は平静３０年度から実践今年で４年目（現在の中学３～１年生と現在の清見台小全員）
▽「I’m　POSSIBLE」の活用は令和元年度から開始
▽「I’m　POSSIBLE」を授業で活用後、行内のバリアフリーについて、障がいをもつ方からの意見を直接聞きながら、子どもたち全員で考えた。
▽次に、目を自分の家や地域に向け、だれもが暮らしやすい社会について考え、さらに親や身近にいる大人たちとも話をする中で、周囲を巻き込んで障がいや共生社会について考えるきっかけを創出した。
▽このほか講師を招いてのゴールボールやブラインドサッカーの体験、パラアスリートを招いての義足体験、パラアスリートによる講演、パラリンピックの意義をまとめた掲示物づくりなど、「オリパラ推進隊」を中心としたさまざまな活動を展開してきた。

君3、木2、3市計6人

13日県発表コロナ　県内は新規294人

県によると、君津地域では13日、計6人の新型コロナウイルス感染が確認された。
市別の内訳は、君津市が3人、木更津市2人、袖ケ浦市1人。
富津市は出ていない。
富津市の感染者ゼロは7月28日以来で約1か月半ぶり。
1日当たりの地域総数感染者が「1桁台」となるのは、7人だった7月21日以来となる。
木更津市は教育部の職員1人が感染したと発表した。
感染判明前の経過は
▽7日（火）～8日（水）出勤なし、
▽9日（木）出勤なし、発熱。医療機関にてPCR検査
▽10日（金）出勤なし、PCR検査結果で陽性判明
同職員は8月27日以降、出勤しておらず、職場での濃厚接触者はいなかった。
市役所は通常通り業務を継続する。
各市発表の感染者概要は次の通り。
【木更津市】
◎2人（女性）
▽10代・1人
▽30代・1人
【君津市】
◎3人（男性）
▽20代・1人
▽30代・1人
▽70代・1人
【袖ケ浦市】
◎1人（女児）
▽10歳未満
同日現在の感染者累計は木更津市が1646人、君津市755人、富津市378人、袖ケ浦市607人。
千葉県内では3人の死亡と294人の感染が判明した。
1日の何晏選者数が300人を下回るのは、279人だった7月25日以来。
同日現在の県内における感染者累計は96657人、死亡者は947人。

音楽も食も楽しめるコラボ

クルックフィールズ

木更津市矢那2503のサステナブルファーム＆パーク「クルックフィールズ」で、今月18日（土）、19日（日）、20日（月）、「HARVEST　vol,04」を開催する。
時間は午前10時～午後4時まで。
今回は、”パン”をテーマに、シュクレール岩永歩、ボンタボン多田昌豊、パネッツア角谷聡を下宇都に迎え、クルックフィールズとのスペシャルコラボメニューを提供。
さらに1日3回、ミュージシャンによる野外ステージでの生演奏やマルシェイベントも同時開催する。
入場料（ミュージックチェージ）は1000円（小学生以下無料）。
TEL0438-53-8776。