一般会計約520億円 他【新千葉新聞】
- 2024/2/4
- ニュース
新千葉新聞2024年2月4日発行
一般会計約520億円
前年度に次ぐ過去2番目の予算規模
木更津市当初予算 前年度比2.4%減
木更津市は2日、「令和6年度予算の概嬰」を発表した。(なお同予算案は、2月6日開会の3月市議会定例会に提出される)
渡辺芳邦市長は挨拶で、4年ぶりに「木更津港まつり」をはじめとする様々なイベントが再開され、コロナ前の賑わいが戻りつつあることなどに触れ、「東京湾アクアラインの着岸地である金田地区では子育て世代の定住が進み、児童生徒の著しい増加が見込まれ、全国的に少子化が進行するなか、木更津市の直近の合計出生率は全国及び県平均を上回る水準を維持している。今後も市民の皆さんが、日々の生活に安心と幸福を実感できる自立した地域づくりをより一層推進し、木更津らしい豊かさの確立に向けて取り組んでいく」などと決意を語った。
予算規模は、一般会計の予算総額は520億200万円で、前年度比12億9,500万円(11.4%)の減。
前年度は「庁舎建設基金」を「庁舎整備基金」に変更することに伴う増額があり、これがなくなったことが減額の主な要因としているもので、令和6年度当初予算は過去最高額だった令和五年度に次ぐ、過去2番目の予算規模となっている。
国民健康保険特別会計をはじめとする四つの特別会計予算総額は、255億4,860万円(前年度比1億5,590万円0.6%の減)、公営企業会計である下水道事栗会計の予算額は69億5,656万8千円(前年度比3億8,830万6千円、5.9%の増)。
一般会計、特別会計、公営企業会計を合わせた予算規模は、845億717万円で、前年度比1.2%の減となっている。
【歳入】については、法人市民税は減額と見込むものの、個人市民税は個人所得の増加が見込まれること、また、固定資産税では、新規事業所の開設及び設備導入等に伴う資産の増加を見込むなど、市税全体では前年度比、7億1,349万円(3.3%)増額の225億1383万円と見込んでいる。
一方、【歳出】においては、庁舎整備基金積立金の皆減もあり、総務費は23億7,841万円の減、新火葬場整備事業の減額等により衛生費が2億4,463万円の減額となるが、障害者自立支援給付事業費の増額等により民生費が10億2,474万円の増額、中学校施設長寿命化改修事業費の増額等により、教育費が2億5,506万円の増額となっている。
市ではこのように、市税の増額を見込むものの、社会保障関係費の増加や公共施設の長寿命化対策、長期化する物価高騰による経常経費の増加が避けられないことから、事業の効率化・重点化により更なる経費削減を実行し、市政の課題に対応しながらも、安定的な財政基盤を構築し、将来を見据えた健全な財政運営に取り組むとしている。
また、一般会計の財政調整基金(災害などの不測の事態や年度間の財源不足に備えるための決算剰余金等を積立ておくもので、地方公共団体の貯金にあたるもの)の令和5年度末残高は、52億4,665万9千円、令和6年度末は、当初予算における取り崩しや、令和5年度決算剰余金の積立て見込みを考慮し、46億2,824万8千円と試算している。
令和6年度の新規事業などは後日掲載します。
地元の食材を使い料理
講師は大井雄一氏「句を生かして」
西清川公民館 にしきよクッキング教室
木更津市立西清川公民館(館長・江尻益男)で、4年ぶりの、にしきよクッキング教室「旬を生かして」~地元の食材を使って~が1月26日(金)に行われた。
講師は木更津市オーガニックアクションパートナーズとして地産地捫の活性化に取り組んでいる料理人の三心庵・大井雄一氏(43)。
メニューは木更津産の食材を使用した大井麻婆豆腐、蓮根和え、季節野菜炒め、令和五年度「木更津産米」食味コンクール入賞米の『コシヒカリ』。
はじめに講師から食材についての説明があった。
麻婆豆腐に使われるのは木更津産のジピエイノシシ肉。
鳥獣被害対策の一助としての活動で、臭みや獣感から敬遠されがちだが、弱火でよぐ炒めることによって臭みもなく、甘みが出てうま味にもなること。
旬野菜は木更津市中尾の石川和光さんの原木椎茸、白菜、ほうれん草、木更津市長須賀の眞澄慎司さん、お米は矢那の農家さんから仕入れたこだわりの有機野菜であることなどが話された。
終始和やかな雰囲気で調理法を教わりながら料理を作り上げて試食をした。
参加者からは「臭みもなく美味しかった」、「鍋一つで作れて効率的」などの感想が聞かれた。
同公民館における第2回クッキング教室は、今月22日(木)。
テーマは精進料理で、精進八宝菜風、精進料理の王道『胡麻豆腐』、
小松菜と木更津産のり和え、令和5年度「木更津産米」食味コンクール入賞米『コシヒカリ』の予定。
募集は若干名。
問い合わせは西清川公民館℡0438-23-0286まで。
いなり囃子奉納(太鼓)
木更津市稲荷町区 令和6年稲荷神社初午祭
木更津市の稲荷町区では、「令和6年稲荷神社初午祭(いなりじんじや、はつうまさい)」を、今月12日(月・祝)午前11時から執り行う。
初午祭はコロナ禍により3年間、稲荷町区関係者数人により規模を縮小して行ってきたが、今年は、当地安寧、住民の多幸を願い、久々に以前と同様の通常の初午祭式典を挙行することになった。
内容は次の通り。
▽10時15分から、稲荷町婦人部による甘酒の接待。
▽10時30分、いなり囃子保存会によるいなり囃子奉納(太鼓)。
▽11時から初午祭式典。稲荷神社宮司による修祓式。
▽式典終了後、稲荷森公会堂で直会(なおらい、正午頃の予定)を行う。
役員は次の通り。
◎稲荷町区区長=桑田消司
▽稲荷神社部長=鈴木正義
▽稲荷神社責任役員=篠崎徹、伊藤尚宏
(敬称略)
社会福祉にと
祗園むつみ会が寄付
木更津市の祇園むつみ会(代表・水野清)は、2月1日(木)、社会福祉事業に役立ててもらいたいと、6,199円を、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会(木更津市潮見)に寄付した。
Bクラス優勝は中森君
将棋普及協会ちば 王将位争奪将棋大会
NPO法人将棋普及協会ちぱ(理事長・松本璣)主催、「1月度月例王将位争奪将棋大会」が、1月28日(日)、木更津市の金田地城交流センターで開かれた。
結果は次の通り。
▽Bクラス
①中森人夢(金田小6年) ②松野圭吾(太田中1年) ③宮原三枝子
▽初級クラス
①実松佳吾(有秋西小3年) ②加藤成貝(貞元小2年) ③水野智香子(千葉生浜西小4年)
▽入門クラス
①林航大(清見台小2年) ②近藤純途(港区立青南小3年) ③近藤正途(港区立青南小2年)
優勝、凖優勝者には景品、入賞者以外全員に参加賞が贈られた。
なお、同協会では、今年度の将棋教室受講生と将棋教室の指導者を募集している。
詳しくは℡080-6687-5192(松本理事長)へ問い合わせを。
技術は一生の宝!
君津郡市共同高等職業訓練校 訓練生の募集始まる
学べる環境がここにあります。
千葉県認定職業訓練校があなたの夢と可能性をサポートします。
千葉県認定職業訓練校「君津郡市共同高等職業訓練校」(校長・細矢福一、木更津市潮見)は、《令和六年度職業訓練生》を3月31日まで募集している。
募集科は「建築施工系 木造建築科」と「園芸サービス系 造園科」の二コース。
両科とも、入校の制限(性別・年齢・居住地ほか)はなく、中学校・高等学校の今年度卒業見込みの新卒者はもとより、新たな技術取得や更なるスキルアップを目指す人をはじめ、女性や定年退職した人など様々な年齢層の人たちが学んでいる。
今年度建築科に入校した72歳の男性は「毎週土曜日が待ち遠しい。若い人たちと一緒にモノ作りが楽しめて嫡しい」などと話していた。
第1~第4土曜日に訓練の見学ができる(第1第3は実技)。
ただし3月第3~4月第1までは新年度準備のため見学はできない。
両科の詳細は次の通り。
【木造姓築科】
▽訓練期間3年、毎週土曜日午前9時~午後4時30分、
▽訓練内容は、専門学科(建築一般・設計製図等の基礎的な知識)と基本実技(建築一般等の技術)、
▽入校資格は、中学・高校を卒業した人で、建築を希望する人。
建築業に従事し、比較的短期間の人、
▽訓練費、年額95,000円(諸経費込み、教科書代が別途必要)、
▽訓練修了後の特典(技能照士試験の合格者は技能士補、2級技能士検定試験の学科免除、2級建築士の受験資格の短縮、所得税の動労学生控除)。
【造園科】
▽訓練期間1年、毎週土曜日午前9時~午後4時30分、
▽訓練内容は、専門学科(植物学や製図等の基礎的な知識)と基本実技(造園一般等の技術)、
▽入校資格は、中学・高校を卒業した人で、造園を希望する人。
造園業に従事し、比鮫的短期間の人、
▽訓練費、年額95,000円(諸経費込み、教科書代などは別途必要)、
▽訓練修了者の特典(技能照査試験の合格者は技能士補。2級技能士検定試験の学科免除、所得税の勤労学生控除、造園施工管理の受験資格の1年の短縮。
【入校願書】は、君津郡市職業訓練協会(木更津市潮見2-8)、℡0438-23-9554、FAXO438-38-4388で配布しているほか、HPからダウンロードできる。