企画展「郷土玩具でお正月」 他【新千葉新聞】
- 2024/1/7
- ニュース
新千葉新聞2024年1月7日発行
企画展「郷土玩具でお正月」
木更津市郷土博物館金のすず 絵馬や十二支など
木更津市郷土溥物館金のすず(館長・谷畑美帆)では、今月14日(日)まで、令和5年度企画展「郷土玩具でお正月」を開催している。
観覧料無料。
同展では、同館所蔵の郷土玩具を展示し、地域ごとの特徴を見ていく。
こうした玩具には、陰陽五行の考えに基づいて健康を祈願したものや子供の成長を願うものなどが含まれている。
このほか、お正月ならではの資料(絵馬や十二支)を展示し、この時期の雰囲気を感じてもらう。
開館時間は午前9時~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)。
問い合わせは同館℡0438-23-0011へ。
爽やかな墨の香りに包まれ
木更津市の新宿区 「書き初め会」を実施
木更津市新宿区(区長・遠山鎮宏)の、新春行事「第4回書き初め会」が、5日午後、新宿公会堂で行われた。
これは同区の青少年健全育成事業の一環として3年前に初めて実施し毎年行ってきたが、好評に応え4回目を実施したもの。
今回も講師は、同区役員で書家の染谷進さん(高校教師)夫妻。
当日は低学年の見学者から後期高齢者まで手伝いの人を含めて20人が参加、和やかに筆を走らせ、爽やかな墨の香りが会場を包んだ。
小学3年生~6年生は、「友だち」、「美しい空」、「伝統を守る」と書き、良い作品が出来たと、講師と一緒に笑顔で写真に収まった。
テーマ「良い方人とは」
木更津第三中学校 教育長が特別道徳授業
木更津第三中学校(校長・白木克也 全校生徒293人)3年1組で、木更津市の調部昌弘教育長による特別授業が行われた。
授業のテーマは『良い大人とは』。
このテーマは、昨年8月に行われた「第3回合同生徒会」で、木更津市内の各中学校の生徒会長の間で議論されたもので、当日の様子を収めたダイジェスト動画が授業の教材として扱われた。
授業の冒頭では廣部教育長より、合同生徒会が市内全中学生約3,000人に向けて発信するメッセージ「人を愛する~他者を愛する自分を愛そう~」が紹介され、成年年齢の引き下げによって、中学校を卒業して3年後には自分で携帯電話やクレジットカード等の契約が結べること、選挙権が与えられること等が説明された。
次に「『良い大人』とは、どんな人のことだと思うか」について、それぞれで考える時間が設けられ。
「礼儀正しい大」「法律やルールを守る大」「貴任を持った行動ができる大」等の意見が上げられた。
その後、「第3回合同生徒会」の動画が流され、視聴後生徒たちからは、「生徒会長たちは、大人の『人間性』に着目して考えていて、自分とは考える視点が違うと感じた」「一人一人考えが違って面白かった。答えがないことについて、みんなで話し合うことはとてもいいことだと思う」等の感想が発表された。
最後に授業のまとめとして、良い大人になるために大切にしていきたいことについての各自の考えを聞くと、「自分や他人の考えを尊重し合うことを大切にしたい」「人に歩み寄ること、自分のことを大切にすることを忘れないようにしたい」等、自分自身のことと、他者との関わりの両面について、しっかりと考えていきたいという意見が多く上がった。
廣部教育長は、「これまで63年間生きてきて、人として大切なことは一信頼」だと感じている。大から信頼を得ることで人脈が広がり、豊かな人生を送れるだろう。皆さんも多くの大と信頼関係を築きながら、充実した人生を送ってほしい」と生徒たちに向けてメッセージを送った。
生徒からは、「普段はあまり考えないテーマで、全然思いつかなくて戸惑ったけれど、他の人の意見を聞くことで、『大人』について考え方が広がった。」「自分がこれから大人になっていく中で、何を大切にしていくかを考えさせられた」など、多くの感想が寄せられ、中学生が自分のこれからの生き方に向き合う特別な場となった。
教材として扱われた「第3回木更津市合同生徒会」のダイジェスト動画は、今後木更津市公式YouTube「きさらづプロモチャンネル」で視聴可能になる予定。