韓国の高校生が木更津へ 他【新千葉新聞】
- 2023/8/3
- ニュース
新千葉新聞2023年8月3日発行
韓国の高校生が木更津へ
木更津日韓高校生交歓委員会の主催で
生徒20人と引率教諭 渡辺市長を表敬訪問
木更津日韓高校生交歓委員会(代表・天内くみ子)主催、「日韓高校生交歓プログラム」として7月31日(月)~8月4日(金)の4泊5日の日程で大韓民国京畿道驥州市(キョンギドウヨウジュン市)の京畿観光(キョンギツーリズム)高等学校の生徒20人と引率教諭2人が木更津市を訪問し、行程2日目となる1日(火)午前10時、木更津市役所駅前庁舎に渡辺芳邦市長を表敬訪問した。
市役所を訪れたのは生徒20人のほか、同高校教師のシンヒジエ氏と、チョンベリョンさん、同交歓委員会の大原栄二副代表とコーディネーターの朴敬順(パクヶイジュン)さん。
木更津市からは渡辺市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、石井彰一市民部長、宗政靖同部次長、佐川純子同部地域共生推進課長などが出席して歓迎した。
席上、渡辺市長は「同プログラムは木更津市が今年4月に制定した『木更津市彩り豊かな個性が集う共生社会づくり条例』の目的の一つでもある、多文化共生の推進に繋がるものと期待しています。
滞在中は楽しく交流してほしい」などと歓迎、更なる交流の展開を祈念した。
京畿観光高校を代表してシン氏は、「この交流活動は大変意義深く、生徒たちも楽しみにしてきました」などと感謝の挨拶を行った。
この後の意見交換会では、木更津市に対し学校の授業内容や、自慢の特産品は?の質問に、渡辺市長は「ブルベリー!」と即答。
木更津市からは生徒たちに将来の夢などを尋ねたりと、和やかな交流が行われた。
一行は2日と3日には、拓殖大学紅陵高校で書道体験、空手道見学、太巻き寿司つくり、金田地域交流センターで浴衣の着付け・茶道などを体験、3日午後6時30分から同センターでの「さよならパーティー」に出席、4日に帰国する。
訪問団一行は1日~3日までホストファミリー九家庭の協力を得て、ホームステイし、日本の日常生活も体験する。
同交流事業に向けて拓大紅陵高校では通訳を講師に迎え韓国語のレッスンなども行ってきた。
バスケ・相撲は拓大紅陵V
剣道は翔凛、ソフトテニスは木総合優勝
千葉県高校総体 柔道は木総合男女V
全国高校総体(インターハイ)出場を目指して競った『千葉県高校総体』では地元勢も奮闘。
このうち「バスケットボール」男子では拓大紅陵が初優勝し、県新人戦に続く頂点に立った。
拓大紅陵は「相撲」でも6大会連続24回目の優勝を達成。
このほかの競技の団体戦で貫禄の優勝を決めたのは、「柔道」で木更津総合男女(男子が5大会連続9回目、女子が2大会連続7回目)。
「剣道」で翔凛女子(2年連続2回目)。
「ソフトテニス」で木更津総合男子(9大会連統18回目)。
上位入賞者は北海道総体2023=7月22日~8月21日=に出場、熱い戦いを繰り広げている。
県高校総体の入賞者は次の通り。
【バスケットボール】
◎男子
▽優勝・拓大紅陵
▽ベスト8・木更津総合
【柔道】
《男子》
◎団体
▽優勝・木更津総合
◎個人
▽60キロ級準優勝・伊藤悠葵(木更津総合)、ベスト8・上前成登志(木更津総合)
▽66キロ級優勝・小沢顕心(木更津総合)
▽73キロ級準優勝・新井善心(木更津総合)
▽81キロ級優勝・中野心太(木更津総合)、準優勝・北條允人(木更津総合)、ベスト8・島田光輝(木更津総合)
▽90キロ級準優勝・三ツ石大剛(木更津総合)、ベスト4・津本隼冴(木更津総合)、ベスト8・新隼ノ助(木更津総合)
▽100キロ級準優勝・飯田叶輝(木更津総合)、ペス卜4・小川栄樹(木更津総合)、ベスト8・外園海睛(木更津総合)
▽100キロ超級ベスト8・三木清夢(木更津総合)
《女子》
◎団体
▽優勝・木更津総合
◎個人
▽48キロ級ベスト4・若林美優(木更津総合)
▽52キロ級ベスト4・小山晶(木更津総合)、ベスト8・武次優菜(木更津総合)
▽57キロ級優勝・橋本翔歩(木更津総合)、ベスト4・佐藤りず夢(木更津総合)
▽63キロ級ベスト8・加藤陽菜(木更津総合)、ベスト8・吉沢菜椿(木更津総合)
▽70キロ級優勝・鈴木莉緒(木更津総合)、準優勝・青木玲奈(木更津総合)、ベスト8・安田心音(木更津総合)
▽78キロ級準優勝・大前暖佳(木史津総合)、ベスト4・坂口友莉亜(木更津総合)、ベスト8・鈴木彩花(拓大紅陵)、林りこ(木更津総合)
▽78キロ超級優勝・鹿島楓(木更津総合)、ベスト8・稲場カンナ(木更津総合)
盛大な港まつり願って
木更津港まつり 寄付の企業・団体①
「第76回木更津港まつり」が、8月14日(月)と15日 (火)、木更津港周辺で盛大に開催される。
これまでに寄せられた寄付等の協力者は次の通り(事務局発表)。
敬称略。
▽日鉄環境東日本支店、デッケン君津事業所、日鉄ケミカル&マテリアル木更津管理室、日鉄ハードフェイシング君津製造所、三幸南総支店、君津共同火力、石川金属工業君津支店、日鉄コミュニティ君津支店、日鉄物流君津、幌清君津事業所、九州ゴム製品販売君津事務所、黒崎播磨君津営業所、吉澤石灰工業君津事業所、フジコー君津事業所、峰製作所君津構内出張所、大和速記情報センター、西原環境、セット設計事務所東関東支店、ちぱぎんコンピューターサービス、重城産婦人科小児科、KOUZUKI、ユーベック、シーサイドゴルフ木更津、昭和兄弟商会、加藤病院、石村歯科医院、玄々堂木更津クリニック、菅沼建設、フィズクリニック、なるかわ歯科医院、ワンディクリナース本店、喫茶せいべ、光・管エ、栗原商店、上総工業、サンワピジネス、荒井建設、綾部工務店、よこすか医院、マルコン警備保障、共進社、エアー・クリーン、江川製作所、ミズサワ、篠田設備工業、ベアーズ、鴇田建築、六幸電気工業、高倉農産物直売センター、陵石匠、木更津石材、谷中造園土木、フォレストホーム、長田、森田医院、東亜道路工業木更津営業所、津多屋木更津店、アザレ南関東販売、河木クリニック、東和機材本社(木更津営業所)、泉水石材桜井店、興和建設、小倉鑿井工業所、鳥飼石材店、綜和熱学工業、上総水道、明王丸商事、浜奈食堂、共和電気工事、中央鈑金、濱田重工君津支店、S・B・Sロジコム君津支店、ノバ・メディクス、昭栄興産、八千代商事、日本製鉄君津労働組合、富士交易東日本支店、日鉄テックスエンジ君津支店、吉川工業君津支店、日興産業君津営業所、広田鉄工所君津機械工場、君津清掃社、前田道路君津営業所、日鉄ビジネスサービス東日本、日本製鉄君津交通安全推進会、大建産業君津支店、大同特殊鋼君津工場、日鉄建材君津鋼板工場、日吉回漕店君津営業所、君津健康センター、木信産業、三晃金属工業君津営業所、昭和シェル石油高柳SS(岩崎石油)、みつば造園、大日本ダイヤコンサルタント、丸宮物産、ヒップオート、SUS千葉事業所、田中建設、関東山砂興業、高尾商事、ウォーターエージェンシー、中西製作所東関東支店、社会福祉法人かずさ萬燈会、安成建設本店、かずさ整形外科、松清歯科医院
(続)
社説
最低賃金
厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」は7月28日、2023年度の最低賃金の目安を全国の加重平均で「時給1002円」にすると決定した。
1,000円を超えたのは今回が初めてで、昨年度の961円より41円高。
この上げ幅は過去最大で、昨年から続く物価上昇による生活への影響に対応したもの。
この賃上げによる消費拡大を通じて、経済成長につなげることが目的。
特にコロナ禍からの規制が緩和されて以来、人手不足のサービス業を中心に賃上げにつながる可能性は高いが、企業側は収益力の向上が喫緊の課題となっている。
実際、時給1,000円台になるのは東京・神奈川・大阪など首都圏や関西圏を中心に8都府県になる見通しで、地域格差は広がったまま。
17県は時給800円台にとどまる様相で、最も高い東京都と、最も低い沖縄県などとの差は221円となり、昨年度よりさらに広がった。
最低賃金は都道府県ごとに異なり、各都道府県の審議会が中央の目安額をもとに実額を決定する。
適用は10月頃になる見通しという。
また「働き方」の面では、「年収の壁」がある。
~扶養に入っている人の年収が一定額を超えると、その人の社会保険料が発生するため手取りが減る~というもので、超えないためには労働時間を減らすしかない。
最低賃金の上昇は労働者支援としては聞こえのよい政府目標だが、年収の壁の是正との両輪でなければならない。
さらに非正規従業員の待遇改善にも最低賃金の引き上げは欠かせない。
外国人の技能実習生や、パートやアルバイトでその日暮らしをする若者、家計の足しにと時間をやりくりして働く主婦なども少なくない。
これらの人々の労働力がなければ日本の経済は成り立たないはずである。
労働者の働いた汗が賃金として報われる、働き甲斐のある経済社会であってほしい。
今秋にかけてまだまだ生活必需品の値上がりは続く様相である。