ブルーベリーでつなぐ 他【新千葉新聞】
- 2023/6/4
- ニュース
新千葉新聞2023年6月4日発行
ブルーベリーでつなぐ
木市オンライン配信 講師は飯田喜代子氏
木更津市では、今月1日(木)~30日(金)まで「男女共同参画フォーフム」のオンライン配信を行っている。
今回は、木更津市の特定非営利活動法人一粒舎の飯田喜代子理事長を講師に迎え、農福連携によるブールーベリー栽培を通して障がい者と地域が共生し、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会の実現に向けた取り組みについての話を聞く。
昨年に引き続き、同市の公式YouTubeチャンネル「きさらづプロモチャンネル」で動画配信するため、ぜひ見てほしいとしている。
飯田理事長の話のテーマは『ブルーベリーがつなぐ地域の未来~障かい者も安心して自分らしく暮らせるように~』。
動画掲載ウェブサイトは、市公式ホームページ上で動画へのリンクを公開する。
https://www.city.isarazu.lg.jp/kurashi/sanka/danjo/1004216/1011326.html
参加申し込み不要。
誰でも視聴できる。
他市の人も歓迎。
参加費用も無料(ただし、通信料は自己負担)。
視聴者特典として、アンケート回答者を対象としたプレゼント企画を実施する。
動画を視聴し、アンケートに回答した人の中から抽選で10人に、ブルーベリー園のらり・くらり(木更津市真里谷)の無料ペア入園券(2枚1組)をプレゼント。
応募期間は、動画配信期間と同じ6月1日~同30日。
アンケートフォームヘのリンクは市ホームページ上に設置する。
かずさマジック対YBC柏
都市対抗野球南関東 第二代表トーナメントに
南関東第94回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の2次予選にあたる南関東大会第2日は1日、千葉県総合スポーツセンター野球場(千葉市稲毛区)などで行われ、第1代表決定トーナメント準決勝に臨んだ日本製鉄かずさマジック(君津市)とJFE東日本(千葉市)は共に惜敗し、敗者復活戦に当たる第2代表決定トーナメントに回った。
日本通運(さいたま市)と対戦した日本製鉄かずさマジックは打線が1安打に抑え込まれO-1の完封負け、JFE東日本も0‐1でホンダ(埼玉県寄居町・小川町)に逃げ切られた。
2日は県内各地で大雨が予想されたため、予定していた全試合を延期、改めて日程を調整する。
第3日はZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)で第2代表決定トーナメント・準決勝が行われ、日本製鉄かずさマジックはYBC柏(柏市)と、JFE東日本はテイーエステック(行田市)と戦う。
がん細胞ワクチンを解明
DNA研究所など 北海道大学等と共同
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2-6-7)は1日、-北海道大学遺伝子病制御研究所、北海道大学大学院医学院と共同で、がんの治療に有効な「がん細胞ワクチン」が効くメカニズムを解明したIと発表した。
ポイントは、
▽がん細胞そのものを用いたワクチンのうち、ごく一部のワクチンのみが効くメカニズムを解明
▽有効ながん細胞ワクチンではがん細胞内で自然免疫系遺伝子の発現が増加していることを発見
▽今後のがん細胞ワクチン開発への応用に期待-の3点。
概要は次の通り。
北海道大学遺伝子病制御研究所の和田はるか准教授、清野研一郎教授、同大学大学院医学院博士課程の梶原ナピール氏らとかずさDNA研究所の研究グループは、がん細胞ワクチンはほとんど効かないとされる中、《効く》がん細胞ワクチンの、効果を示すメカニズムを明らかにすることに成功した。
がん細胞そのものを用いるがん細胞ワクチン療法は、がん細胞を得ることができれば、理論上ほぼ全ての患者さんに適用できる治療法となりうることから、大変期待されていた。
しかし残念ながら、ごく一部を除ほとんどの例で有効性が見られなかった。
またむく一部の効く場合でも、なぜ効くのかが不明なままであり、近年ではほとんど顧みられなくなっていた。
研究グループは、マウスのがん細胞株では非常に高いワクチン効果を示すものが複数存在することに着目し、ワクチン効果を示さないがん細胞株との比較解析を行うことで、ワクチンが効くメカニズムの解明に取り組んだ。
その結果、ワクチン効果のあるがん細胞株では、自然免疫系に関係する複数の遺伝子の発現が高くなっていることが分かった。
そこで、発現の高い特定の三つの遺伝子をワクチン効果のないがん細胞株に導入してワクチン療法を行うと、治療効果が得られるようになった。
また、ワクチン効果の発揮にはインターフェロン‐γ産生B細胞が重要であることも判明した。
今回得られた研究成果は、今後のがん細胞ワクチンの開発に貢献するものと期待される。
なお、同研究成果は、2023年5月22日(月)公開の『Onecolmmunology』誌に掲載された。