河川氾濫防止へ対策を 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年5月26日発行

河川氾濫防止へ対策を

武田川・泉川の整備を促進する会
木更津市馬来田地区 市等に要望書提出

木更津市馬来田地区一の「武田川・泉川の整備を促進する会(会長・笈間晃)」の役員(佐久間会長、長谷川安幸・鶴岡良成両副会長)は、19日、君津土木事務所と木更津市役所を訪れ、近年多発する両河川合流地点での河川氾濫防止のために、早急な対策工事の着手を願う『要望書』を提出した。
武田川は、千葉県が管理する二級河川、泉川は木更津市が管理する河川。
同要望書では、〈両河川の合流地点の氾濫は、両河川が直角に蛇行して合流する河川の線形が原因と想定されている。大雨のたびに同合流地点では河川が氾濫し、同地域の宿地区では、陸の孤島と化し、不自由な生活を強いられており、近年その頻度が増加している。早急に県と市が協議し、調査検討、対策工事に着手して欲しい〉などと明記されている。
この要望には、関係住民四百人の署名も一緒に提出された。
君津土木事務所には木更津市選出の県議会議員、高橋浩氏・森岳氏、木更津市議会議員の三上和俊氏が同行、県土木事務所では、宮田所長、宍倉次長、鈴木建設課長、保田調整課長などが対応した。
木更津市役所には、三上市議が同行し、早急な改善を求めた。
市では田中幸子副市長(市長代理)、吉田究都市整備部長、鈴木陽一次長、小磯浩土木課長などが対応した。

市内一斉清掃

28日袖ケ浦市や木更津市で実施

袖ケ浦市では、今月28日(日)午前8時~正午まで「市内一斉清掃」を突施する。
分別に協力を。
小雨決行。
荒天の場合は6月4日(日)に延期。
なお、木更津市でも5月28日(日)は「ゴミゼロ運動」を実施する。
雨天時は6月4日(日)に。

木総合は5年ぶり準決勝

春季関東地区高校野球 常総学院と対戦へ

「第75回春季関東地区高校野球大会」(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は24日、保土ヶ谷球場(横浜市)で準々決勝が行われ、木更津総合(千葉2位)は昌平(埼玉1位)を7-2で破り、2018年以来、5年ぶりの準決勝進出を決めた。
専大松尸(千葉1位)に続き、県勢2校が4強入りするのは2013年以来、10年ぶり。
木更津総合は11安打で快勝だった。
2回に三富大輝選手(3年)の適時2塁打で1点を先制し、4回に4安打で3点、5回にも1点を追加。
さらに6回、庄村佑心選手(1年)が2点本塁打を放って突き放し勝負を決めた。
先発の千葉雄斗選手(2年)は5回まで無失点と好投した。
準決勝は27日(土)、横浜スタジアムで行われる。
木更津総合は第2試合(午後零時30分試合開始)に登場、常総学院(茨城1位)と対戦する。
専大松戸は第1試合(午前10時同)で高崎健康福祉大高崎(群馬1位)とぶつかる。

コロナ数増加

定点医療機関から直近1週間の患者

県は24日、県内205の定点医療機関から直近1週間(15~21日)に報告された新型コロナウイルスの患者数を発表した。
患者総数は818人。
1医療機関あたりの平均は3.99人で、前週から0.91人増加した。
16保健所別の平均報告数は、市原が最も多く7.55人(前週3.00人)。
次が君津で5.75人(同5,08人)。
君津は前週から0.67人増加した。
年代別では10代が最多で179人だった。

早期4車線化を要望

建設促進期成同盟 富津館山道路に関し

千葉県と県内10市町で構成する「東関東自動車道館山線建設促進期成同盟会」(会長・熊谷俊人知事)は23日、令和5年度の通常総会を千葉市内で閧いた。
総会には穴沢幸男副知事(会長代理)や来賓など約60人が出席。
令和4年度の事業報告や今年度の事業計画・予算案等を承認した。
特に、現在は対面通行の暫定2車線区間となっている同線富津館山道路(富津市竹岡-南房総市富浦町、約19.2キロ)の早期4車線化の事業化などを国に要望すると確認した。
要望書では、富津館山道路が2車線のため、観光シーズンや休日の渋滞、工事や事故による通行止めなどが多く生じているとし、早期4車線化を求めた。
また東京湾アクアラインの通行料値下げ継続に必要な予算の確保や、道路関係予算全体の増額等も要望した。

繰り返した飲酒運転 福祉職員30代

飲酒運転の代償⑤ 飲酒運転受刑者の手記

私は現在、刑務所で自分の犯した罪を反省し、更生の日々を送っています。
以前から深夜までお酒を飲み、二日酔いの状態のまま出勤したり、ビール1、2本を飲み、数時間休んだ後、酔いを醒ましたからなどと自分に都合よく考え、飲酒運転をすることがありました。
初めの頃は、お酒が残った状態で運転をすることは危険であると分かっていたし、罪悪感もありました。
しかし、飲酒運転の回数を重ねていくうちにお酒が多少残っている程度では事故を起こさずに運転できると過信するようになり、次第に飲酒運転に対する危機感や罪悪感を失っていきました。
このように身勝手な行動をしていたある年の夏、夕食時に妻と口論になり、お酒に酔っていた私は腹が立つからと近くのコンビニまでお酒を買い足しに行きました。
このまま妻と顔を合わせても口論が長引くだけと考え、車の中で少し休もうと車内で横になりましたが、気が付いたときは交差点の信号待ちで居眠りをしていたようで、周りに救急車とパトカーか集まっており、逮捕されました。
この事件では執行猶予となり、その後はアルコール依存の治療を受けながらしばらく生活を続けていました。
しかし、止めていたお酒に再び手を出してしまったことをきっかけに家族と口論になり、前回の事件で運転免許取消し処分を受け、無免許であったにも関わらず、怒りに任せて家族が所有していた車を勝手に運転し始めてしまいました。
このような状態で車を運転すれば、当然冷静な判断が出来なくなり、周りの状況を見誤ってしまいます。
しかし、当時の私は飲酒運転を緩り返しても交通事故を起こすまでの大事にはならないだろうと軽く考えていました。
買いい足したお酒を飲み、やがて酔いが回りました。
このまま運転を続けたらまずいと思い、駐車場に車を止めようと右折したところ、ハンドル操作を誤り、対向車線を走行中のトラックに衝突してしまいました。
トラックは私の車がぷつかった衝撃で縁石を越えた挙げ句、その先にあった信号柱を倒し、ようやく止まりました。
しかし、私の車がトラックに正面から衝突したことで、被害者様は、つぶれたトラックのフロント部と座席に挟まれ、苦しんでいました。
そのような中、私は状況を理解できるような意識でなく、救助することも通報することも出来ませんでした。
近くで現場を見ていた方々が通報してくださり、被害者様の救助に至りました。
被害者様との示談は済ませて頂きましたが、直接謝罪することは出来ず、謝罪文を送らせて頂いても「もうこれ以上何もして欲しくない。関わらないでくれ。」と書かれました。
この事件で実刑判決を言い渡された私は、勤務していた会社は解雇され、受け持っていた仕事を終えることが出来ず、会社に大きな損害を与えてしまいました。
このように被害者様や社会の皆様、自分の家族に迷惑を掛け、刑務所に入るまで飲酒運転を止めなかったこと、そもそも法を犯しても平気でいた自分は本当に愚かだったと、今は反省の日々を過ごしています。
(県警発行)

新千葉新聞

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