英語指導助手23人歓迎 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年7月23日発行

英語指導助手23人歓迎

ALTを太巻寿司や茶道等でもてなし
木更津ユネスコ協会 ウエルカムパーティー

木更津ユネスコ協会(会長・君塚博)は20日、今年度の外国語指導助手(ALT)等23人を招いて、3年ぶりに「Welcome Party」ウエルカムパ-ティー・激励会)を木更津市立桜井公民館で開いた。
ALTのジェシー・ベルリン氏(男性、アメリカ、木更津は長く滞在)をはじめとする、フィリピン11人、アメリカ6人、カナダ2人、ジャマイカ2人、インド、ギリシャ、ケニア各1人の7か国から男性12人、女性11人を歓迎。
小山百合子事務局次長の司会進行、城戸富貴副会長の開会の言葉で始まった歓迎会では、君塚会長が「今年で35回を迎えたウェルカムパーティーですが、当会の中心的イベントとして定着している」と述べ、「ALTによる英語指導や子どもとのふれあい、日本文化の共有は国際貢献に寄与していると思う。国際交流は幸せになる一つの要素で、充実した事業を行っていきたい。ユネスコの精神である平和梢神を分かち合い、世の中をよくしていこう」などと主催者挨拶を行い、ALTには今日のパーティーを楽しんでほしいとした。
来賓を代表して、渡辺芳邦市長、浜田靖一防衛大臣代理の大堀将和秘書、鶴岡大治市識会議長、鈴木希依子国際交流協会会長が、「今年も7か国から23人のALTを迎え、英語のみならず、それぞれの国の文化も教えてもらい、木更津の子供たちが小さい頃から国際感覚を養うのに尽力をお願いしたい」とした上で「木更津市の小中学生にとって、英語の学力向上はもとより、生の英語にふれ、外国人と親しく話のできる機会は貴重だと思う。木更津を楽しみ、良い思い出をつくって下さい」などと歓迎のスピーチを行った。
このほか、来賓として、森岳県議(名誉会員)、廣部昌弘教育長、秋元淳教育部長、鈴木和代同部次長、難波秀和まなび支援センター所長、滝口君江社会福祉協議会会長等が紹介された。
市まなび支援センターの難波所長によるALTメンバー紹介では、各人は流暢な日本語で自己紹介、その後、ALT事務局の2人がALTをサポートすると挨拶した。
木更津市が中学生の英語教師の助手(ALT)として初めて採用したのが昭和61年 (1986年)。
多くの各国の若人達が来津され、市内の小・中学校において指導された成果は英語教育に留まらず、国際交流の見地からも計り知れないものがある。
テーブルには、中郷地区太巻きサークルのメンバーたちがつくったバラの花等の太巻寿司が並んだ。
また、和室では茶道の「希望の会」(代表・滝口宗君)の会員が、ALTにお菓子(主菓子で蛍)とお抹茶(薄茶)をふるまい、日本の伝統文化に触れたひとときとなった。

木更津市民合唱団の功績と

木更津第一小児童の「証城寺の狸ばやし」に
木更津ユネスコ協会 ユネスコ大賞を贈呈

コロナウイルス感染症発症から3年の月日が経過した。
その間、木更津ユネスコ協会の定期総会もコロナ感染拡大を考慮し、姙蕈碪で行ってきたが、今回は従来型の開催方式(対面方式)で、20日、桜井公民館で「令和5度総会」を開催した。
木更津ユネスコ協会は昭和51年(1976年)7月に結成されて今年で48年目を迎えている。
総会の議事では、令和4年度事業報告・同決算報告、令和5年度事業計画・同予算、などが全案可決された。
本年度の事業計画では、「地域に根ざした新たなユネスコ活動の推進」、「寺子屋運動推進のための国際援助活動に協力」、「会員の研修や親睦、交流を通じ組織の活性化を図る」、「生涯学習機関や文化団体と協力し、地域の教育・科学・文化の発展に努める」、「SDGsへの取り組みとその普及促進に努める」、「ESD(持続発展教育)の推進とユネスコスクールの活用推進を図る一が目標としてあげられ、承認された。
また、ウェルカムパーティーを同時開催として実施し、席上、顕著な活動をした人(木更津市内の児童生徒、団体等)に贈っている『ユネスコ大賞』の発表があり、今回は、
▽「木更津第一小学校児童・証城寺の狸ばやし」と、
▽「木更津市民合唱団」(混声)の2団体に贈呈された。
両団体とも地域文化の発展に寄与し、ユネスコ精神を良く体現したとして、その功績が称えられ、君塚会長から賞状と記念品が贈られた。
三年ぶりのユネスコ大賞贈呈となったが、「証城寺の狸ばやし」を踊る木一小児童代表は「今回の受賞を嬉しく思います。2年生から6年生まで39人で週2~3回、1時間程度踊りの稽古をしています。これからも木更津の文化を大切に活動していきたいです」と述べ、木更津市民合唱団の元木則子さんは「合唱を通じて地域文化に貢献出来ればと思っています」などと挨拶した。
そのあとピアノ伴奏に合わせて『翼を下さい』など2曲、天使の歌声を披露した。

津軽三味線の源流辿る

津軽三味線じよつぱりの会の吉田敏雄氏ら
木更津市立中央公民館 中央郷土史講座開催

木更津市立中央公民館(館長・水越学)の公民館主催事業、令和5年度「中央郷土史講座(第四回)」が19日(水)に開かれ、津軽三味線じょっぱりの会の吉田敏雄氏(木更津市)等を招き、『伝統文化の継承 津軽三味線を通して~津軽三味線の源流を辿る旅~』について、演奏も交えて学んだ。
伝統文化を引き継ぎ、継承している人の話を聞き、木更津市内の伝統文化について考え、見直そう-というのが狙いで、対象は中央郷土史講座生(30人)など。
講師(主宰)は、津軽民謡巡業資料館・津軽三味線じょっぱりの会の吉田敏雄氏(唄、太鼓、司会、青森県南部出身)。
このほか、ゲスト(講師)として、福土豊次氏(津軽民謡全国大会優勝者、山形県酒田市出身)、福土豊美香さん(津軽三味線全国大会優勝者、松戸市出身)、吉尾定司氏(津軽三味線じょっぱりの会、君津市在住、秋田県由利本荘出身)が参加した。
「津軽三味線の源流を辿る旅」では、次のような、歴史・由来・継承していく努力などが吉田氏より説明された。
▽我が国の各時代における身体にハンディのある者に幕府が行った「当道座(とどうざ)」など治外法権的な公認制度と津軽三味線誕生の先駆け。(江戸時代から明治時代初期)
▽津軽三味線始祖の誕生とその活動について。(明治10年以降~)
▽津軽の唄会出現とその後の坊様と睛眠者の活動について。(明治36年以降~)
▽津軽民謡(津軽三味線・唄・津軽手踊り)大会の隆盛について。(戦後から現在まで)
演奏曲では、『津軽じょんから節六段』を津軽三味線四人で合奏、また独奏など一者は感動と共に酔いしのほか、『津軽よされ節』、『津軽小原節』、『津軽三下がり節』『津軽あいや節』などの唄が福土氏や吉田氏によって披露され、迫力ある生の津軽三味線の演奏とともに、参加は感動と共に酔いしれた。
この津軽三味線の源流は、インド→中国三線→沖縄上陸(安土桃山時代)→大阪の琵琶職人→明治になって津軽ヘ-という歴史を辿っていると話された。

木更津総合惜敗

野球・準々決勝

「第105回全国高校野球選手権記念千葉大会」第11日は21日、ZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)で準々決勝二試合が行われ、優勝候補に挙げられていた木更津総合は千葉商大付に4-8で敗れた。
前回大会で準優勝、今年春の関東大会でも準優勝し、2018年(平成30年)いらい5年ぷりの甲子園出場を目指していた木更津総合だったが、初回に先制するも2回に逆転を許してからは試合の主導権を捩れなかった。
木更津総合は1回、伊藤海翔外野手(3年)の左中間本塁打で2点を先制したが、2回にエースの石沢順平投手(2年)が4失点。
4回に1点を返すが、5回に1点を追加され、さらに7回裏にも2番手の千葉雄斗投手(2年)が3点を奪われ、その差を5点に広げられた。
9回、1点を返して粘ったが、反撃は叶わなかった。
なお、「習志野-市船橋」は4-1で習志野が勝利。
「拓大紅陵-専大松戸」と「志学館-東京学館」は22日、県総合スポーツセンター野球場で行われた。(結果は後日掲載)

平和について考えるイベント

沖縄から平和を願う-をオンラインで
木更津市「寛傳知」 山口氏が大空襲の話

去る6月23日、木更津市中央にある一般社団法人「寛傳知(かんでんち)」で、「Pray for PeaceCollection in沖縄-沖縄から平和を願う Kids Fashion Show」をオンラインで視聴しながら、終戦78年、沖縄慰霊の日に平和について考えるイベントが開かれた。
「Pray for peace Collection in 沖縄」は君津市出身のデザイナー鶴田能史(つるた たかふみ)氏のテンポデザイン事務所が主催し、KPG Hotel & Resortの共催、沖縄県、那制市、木更津市を始め各地方自治体や教育委員会の後援で実施されたファッションショーで、鶴田氏が子どもたちの平和の思いに寄り添いデザインした服を、沖縄の子供たちがモデルとなって登場した。
それぞれモデルの希望とイメージを元にデザインされた、色鮮やかな服を着て登場した3歳から15歳の子供たちはそれぞれ、「自分にとっての平和」とは「家族とおいしいご飯を食べること」 「みんなが差別なく自由に幸せに暮らせること」などそれぞれの思いを述べ、沖縄三線の奏でる音楽をバックに堂々とステージに立ち自己表現をしていた。
そのイベントの視聴に先立ち、「寛傳知」の代表理事、矢部牧子さんは、せっかくなので木更津市のここに集う人たちと平和についてもっと勉強し、語り合いたいと木更津市八幡台在住の山口一三(やまぐちかずみ)氏に15歳で体験した東京大空襲の時の様子を聞く会を開催した。
山口氏は昭和4年生まれの94歳だが、話しぶりもしっかりしており、大空簔の時、九死に一生を得て生き延びたこと、父の遺体確認を母の代わりにしなければならなかったこと、多くの屍が公園に夜間埋められていった様子など、淡々と、しかし熱い語り口調で話していた。
当日は小学生やインドからの留学生を含む20数人の参加があり、それぞれに歴史の生き証人の言葉に熱心に耳を傾け、その後平和についての思いをメッセージに残し、山口氏を囲んで記念撮影した。
矢部さんは、「山口さんのお話をさらにもっとお閧きしたい。またもっと多くの子供たちにも聞いてもらいたい」と第2弾も考えているとのこと。
「寛傳知」は、日本財団と公益財団法人「ちばのWA地域づくり基金」の支援を受け、昼間は「ワンデイキッチン」、夕方は「子ども第三の居場所」などいろんな世代の人たちとの交流ができる場所を提供している。
そのような活動の中から、今回の企画も生み出されたようだ。

社説

電話被害に遭わないために

海外から日本へ詐欺の電話をかけていた主犯格などが多数検挙されているが、それでも一向に減らない「電話de詐欺被害」。
その手口は、~
カパンをなくした。
投資に失敗した。
すぐにお金が必要。
あなたの口座が犯罪に使われている。
キャッシュカードを交換しますので預かります。
医療費や保険金の還付金があります。
期限が迫っています。すぐにATMで手続きをしてください
~等々。
従来から横行しているものに加え、現在では、高齢者世帯の増加とともに、運転免許証返納、歩行困難、コロナ禍で外出自粛等、様々な理由から自分で現金を保管する、いわゆる『タンス貯金』をしている人が増え、これを詐欺犯人が狙っているという。
ダンス貯金は、いざというときにすぐに使える利便性があり、心強い一方で、オレオレ詐欺に狙われやすい!と県警では注意を呼び掛けている。
「タンス貯金」は、周囲の人による声掛けで被害の防止が難しい。
現金の準備が容易なため狙われやすい。
被害に遭わないためには、
①必要以上の現金は自宅に保管しない。
②自宅にお金があることを他人に教えない。
③普段から家族とこまめに連絡をとりあう
(一人で判断せず、家族に確認することで、被害を防ぎ大切な財産を守ることができる)。
このほか、台風・豪雨・地震・竜巻などの自然災害のあとには、「保険金が使えます。保険申請も代行します」などの謳い文句での、住宅修理サービスを売り込む、住宅修理業者等による災害に便乗した犯罪が増える。
自然災害では一度に多くの家屋などが被災することがある。
「自己負担金ゼロ、すぐやります、すぐ出来ます」などといわれてもすぐに契約はしないこと。
悪質商法である場合が多い。
先ずは、加入先の損害保険会社または代理店に相談する。
県警では、犯罪・不審者情報などをメールマガジン「ちば安全・安心メール」で配信しているので活用を呼び掛けている。

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