災害時の応急物資供給等 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年3月29日発行

災害時の応急物資供給等

スペースアビエーション(株)とも3者締結
木更津市は観光振興等 (株)ホテル三日月と協定

木更津市は26日、(株)ホテル三日月と、オーガニックなまちづくりや、SDGsの推進、観光振興を図ることなどを目的にした『包括連携協定』を締結した。
また、木更津市は、(株)ホテル三日月が観光事業として連携しているヘリコプター運用会社のSpace Aviation(スペースアビエーション)(株)との3者で『災害時の応急物資供給等及び観光の協力に関する協定』を締結した。
龍宮城スパホテル三日月で行われた締結式には、渡辺芳邦木更津市長、(株)ホテル三日月・小高吉宗代表取締役社長、スペースアビエーション(株)・保田晃宏代表取締役など3者の関係者が出席して実施された。
締結式では、これまで木更津市と(株)ホテル三日月との様々な連携協定などが紹介された後、渡辺市長と小高社長が協定書に署名して締結、続いて保田代表取締役も加わり3者で、協定書に署名して締結、記念写真に収まった。
なお、スペースアビエーション(株)が、ヘリコプターを活用した災害時応急対応に関する自治体との協定は、広島県広島市に次いで木更津市が全国2例目。
保田代表取締役は、「全国に45機のヘリコプターを保有しており、熟練されたパイロットや整備士などにより、常に万全の準備が整っており、有事の際には協力を惜しまない」などと挨拶。
小高社長はベトナム・ダナン市の三日月ホテルは順調に営業していることなどを報告。
渡辺市長は、「3者連携は非常に心強く、防災力向上に向け、それぞれが有する資源を有効活用することで、これまで以上に持続可能なまちづくりが推進できる」などと深く感謝し、両社の益々の発展を祈念した。
木更津市と(株)ホテル三日月とのこれまでの連携は
▽2008年8月5日、木更津市の福祉行政にと1億円寄付、市では「木更津市三日月基金」を設置。
▽2012年2月24日、木更津市と龍宮城スパホテル三日月の「津波避難ビル協定」締結。
▽2020年12月25日「災害時における水陸両用車両の貸与に関する協定」を締結している。
包括連携協定連携事項は次の通り。
①オーガニックなまちづくりの推進及びSDGsの推進移管すること。
②観光振興に関すること。
③防災力の向上に関すること。
④情報発信に関すること。
⑤移住・定住の促進に関すること。
⑥双方に交流のあるバトナ無社会主義共和国ダナン市との協力関係の構築に関すること。
⑦その他両社が協議し、必要と認めること。

各校生徒会活動を報告

12校の生徒会長がオンラインで終結
木更津市内中学校 合同生徒会が発足

「木更津市合同生徒会」が、今月15日(水)に発足した。
同会は廣部昌弘教育長が主宰し、木更津市内の全12校の中学校生徒会長が参加する会議で、日頃の各学校の生徒会活動についての情報交換や、協議を行うなかで、中学生リーダーの結束を固め、木更津の未来を担う若者の育成を図ろうとするもの。
同日オンライン開催された第1回目の会議では、はじめに廣部教育長から、木更津市の目指す教育の指標である「新木更津プラン」の3つの重点「学習習慣の形成」「自他を大切にする心の育成」「健康・安全意識の確立」についての説明があった。
これらは、これからの「人生100年時代」の中で、今の中学生があと80、90年を生き抜いていくために必要な要素である。
中学校生活の中でしっかり身に着けてほしいと考えていると生徒たちへ向け伝えた。
次に生徒会長が、自己紹介とそれぞれの学校の生徒会活動について順番に報告した。
主に「いじめ撲滅に関すること」「生徒が行うボランティア活動に関すること」についての報告があり、全校でいじめ0をテーマとした標語コンクールの開催、いじめアンケートの作成と実施、ペットボトルキャップ回収や地域美化ボランティア活動等、活動内容にはそれぞれの学校の特色が見られた。
この合同生徒会は、年会4階の開催を予定しており、次回は会長1人、副会長2人を決定し、全12校での共通の取り組み内容を協議する。
また、会議以外の場でも、一人1台端末を最大限に活用し、日常的に他行との交流を深めていくことを目標としている。
夏休みには参集型の会議も予定している。
第1回の開催を終え、廣部教育長は、「各学校の生徒会長と直接話をする中で、学校のリーダーとしての意識の高さや能力の高さに感銘を受け、木更津の未来は明るいと感じた」と、これからの若者の成長と活躍に期待を寄せた。

木一小校長に齋藤淳氏

南房総教育事務所 小学校校長の異動

県教育委員会は23日、4月1日付(退職者は3月31日付)の教職員人事異動を発表した。
異動総数(千葉市教委含む)は1万342人で、前年度より167人減少。
学校管理職(校長、副校長、教頭)のうち、女性は597人(22%)で、人数・率ともに15年連続で過去最多を更新した。
教職員全体の新規採用は1728人となり、前年度より31人増加。
退職者は1834人で、前年度より53人減った。
学校管理職には572人が昇任。
597人だった前年度を25人下回った。
校長の再任用制度は77人となり、前年度の42人から大幅に増加。
同制度は新年度から副校長・教頭にも適用し、高校に再任用副校長2人、小学校に再任用教頭1人を配置する。
南房総教育事務所管内における君津地域4市の異動は次の通り。
敬称略。

県内129人

27日のコロナ感染

県内で27日(月)、新型コロナウイルスに新たに129人が感染し、1人が死亡したことが判明した。
感染者数は前週の月曜日から37人増加、5日連続で前週の同じ曜日を上回った。
累計感染者数は146万1432人。
新規クラスター(感染者集団)の発表はなかった。

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