有機農業育成など協議 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年2月11日発行

有機農業育成など協議

2016年に友好協定締結、輸出入等
木更津市長を表敬訪問 韓国槐山郡から8人

木更津市は、大韓民国忠清道 槐山郡(ケサングン)と、2016年9月に友好協定を締結し、これまでの間、ALGOAを通じて、農業分野を中心に交流を図り、両市の友好を深めてきた。
今回、槐山郡から、宣仁憲(ソン・イホン)郡守をはじめ、8人の訪問団が今月7日(火)から10日(金)までの4日間、有機農業の育成方策、及び農食品に関する輸出入の相互協力などについて協議することを目的として、来日し、行程2日目となる8日(水z)に木更津市の渡辺芳邦市長を表敬訪問した。
同市を訪問したのは、槐山郡からは、郡守・宋 仁憲、秘書室長・延 在浚(ヨン・ジェジュン)、農食品流通課長・李・炫周(イ・ヒョンジュ)、農業技術センター技術支援課長・安 美淑(アン・ミスク)の各氏ほか、郡職員4人。
市からは、渡辺市長、田中幸子副市長、石井宏典企画部長、佐伯浩一経済部長、他担当部職員が出迎えた。
訪問団は、8日午前中に道の駅「木更津 うまくたの里」を視察した後に、市役所駅前庁舎8階の防災室・会議室で渡辺市長を表敬訪問した。
面会では、渡辺市長が歓迎の言葉を述べ、「槐山郡と本市の間にて、未来を見据えた発展的な関係を築いてまいりたいと期待しています」と挨拶し、宋郡守からは、昨年の9月から10月にかけて開催された「2022 IFOAM 槐山国際オーガニックEXPO」への『渡辺市長の出席に対する感謝の意を表するとともに、「都市間の観光客誘致、有機農業育成と対日農食品の輸出活性化のため、渡辺市長の積極的なご支援とご協力を賜れればと思います」と述べられた。
また、有機農業の推進や移住定住の課題など、市の施策に関する意見交換を行い、短い時間だったが、非常に和やかな雰囲気での表敬訪問となった。
※ALGOAはアジアにおける有機農業科100%を目指している18か国地方自治体間での取り組み。

伝統的な味噌作りに挑戦

郷土博物館金のすず 旧安西家住宅で体験

木更津を中心とする西上総の伝統的な味噌作りを体験しようと、郷土文化伝承体験講座『西上総の味噌作り教室』が2月5日(日)午後1時30分から木更津市太田山公園内の旧安西家住宅で開かれた。
木更津市郷土博物館金のすず(館長・岩埜伸二)が、市内在住・在勤・在学者優先で参加者を募ったもので、当日は定員20人が参加して伝統的な味噌作りに挑戦した。
午前中に下準備したのは、大鹿幸恵さん(78)・佐伯信子さん(81)・沼田静代さん(75)。
金のすず職員の寺原進さんから作業内容の説明があり、参加者3、4人でグループをつくり、取りかかった。
普通は、大豆・米・ムギなどを蒸して搗(つ)き砕き、糀(こうじ)と塩を混ぜて桶に入れ、発酵させてつくる。
この日は、ビニール袋に米糀を小分けしてつぶし、大豆もビニール袋に小分けしてつぶして、一つの袋にまとめて塩を入れた。
仕上がりは一つ容器にまとめて、12月まで寝かせて発行するのを待つ。
そして出来上がった味噌は12月3日に参加者に渡される。
参加者は「出来上がりが楽しみです」と話していた。

県1271人

9日のコロナ感染

県内で9日(木)、新たに1271人が新型コロナウイルスに感染し、12人が死亡したと発表された。
感染者は前週の木曜日から553人減少し、23日連続で材の週の同じ曜日を下回った。
新規クラスターは10件確認された。

社説

エルメット全年齢に拡大

改正道路交通法の施行にかかわる政令が令和4年12月20日閣議決定され、2023年4月から、すべての自転車利用者にヘルメット着用が義務付けられることが決まった。
これは罰則のない努力義務。
長引くコロナ禍で、運動不足解消や、環境面などからも、自転車利用者が増える一方で、事故も増加しており、警察庁によると、ヘルメットを着用しているか否かで、事故時の致死率には倍以上の差があるという。
自転車乗車時のヘルメット着用について、これまでは、既に13歳未満の子どもについて、保護者に着用させる努力義務が課せられていたが、今年4月からは対象が全年齢に拡大され、自転車に乗る全ての人に着用が義務化されることになる。
自転車事故の多くは転倒した際の、頭部の損傷が死因となっていることから、自転車に乗る人はもとより、歩行者の安全確保のためにも、この義務化を浸透し、徹底されることを期待したい。
国は昨秋、「自転車利用の新5則」を定めた。
内容は、
①車道が原則、左側通行、歩道は例外、歩行者を優先。
②交差点では、信号と一時停止を守って、安全確認
③夜間はライトを点灯
④飲酒運転は禁止
⑤ヘルメットを着用
自転車は道路交通法上「軽車両」と位置付けられており、自動車の仲間。
車と同じ交通ルールを守り安全運転が求められている。
警視庁では、信号無視、右側通行、速度を落とさないで歩道通行等、これまで警告で済ませていたケースも、刑事罰の対象となる「赤切符」を着る方針に切り替えた。
更に酒酔い運転等の危険行為では、自動車と同様5年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられる。
生活の質を向上させ、SDGs活動にも貢献できる、快適で便利な乗り物・自転車も、ひとたびルール違反をした時はには、凶器にもなる。
ヘルメット着用義務化を機に、命を守る利用を心掛けたい。

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