医療現場での実習開始 他【新千葉新聞】
- 2022/11/12
- ニュース
新千葉新聞2022年11月12日発行
医療現場での実習開始
ナイチンゲールの灯火を受け継ぎ誓詞朗読
木更津看護学院 22人が継灯式
郷土の医療現場を担う看護師を養成する一般社団法人君津木更津医師会(会長・天野隆臣)立木更津看護学院(校長・重城利國)の、令和4年度「第71回生継灯式」が10日、同校3階大教室で厳粛に挙行された。
今年度の1年生は22人(女子20人、男子2人)。
「継灯式」とは、今年4月にお入学した1年生がナイチンゲールの灯火を受け継ぎ、医療現場での実習をスタートさせ、看護師への第一歩を踏み出すことを祝す式典。
令和元年度までは、このスタートを祝い、看護師の象徴であるナースキャップを授ける式典「戴帽式」を行ってきたが、長引くコロナ禍のため一昨年度より戴帽式に代えて継灯式を行っている。
この日の式典には、天野会長、同医師会の松葉祥一副会長、重城校長、三枝奈芳妃副会長(同行副校長)、今村大朗福紅陵が参列した。
今年4月に入学した1年生(以下継灯生)は約7か月間にわたり主に机上で、看護のk訴知識や看護師としての心構えなどを学び、新たに患者と向き合う臨床実習を全員が許可されこの日の式典に臨んだ。
上級生から贈られた祝いのコサージュを胸に飾った継灯生は一人一人呼名され、ナイチンゲールの手元に点る「看護の灯」(親火)を継承し、全員でナイチンゲールの精神が謳われている「誓詞朗読」を行い、看護師としての責任や氏名を自覚し、清々しい心で、慈愛をもって学び続けることを誓った。
重城校長は式辞で、「これからは直接、患者さんと接しながら様々なことを学び、知識・技術を高めてほしい。能力ややさしさのある看護師としての成長を期待している」と継灯式を祝った。
天野会長も、「同学院の卒業生約3000余人が地域医療の担い手として活躍している」などと同校の歴史に触れながら、「初心を忘れず、地域を支える看護師になってほしい」とエールを送り、祝辞を述べた。
上級生代表の石川結友さん(2年生)が「実習は心身ともに身が引き締まるものですが、この経験はやがて実のなるものにつながります。共に頑張りましょう」と、お祝いの言葉を贈った。
継灯生を代表して白川心麗さんが、「入学以来皆で支え合い、励まし合ってきた。実習では、患者さんとのコミュニケーションを大切に、命にかかわる看護の役割・大切さを学んでいく」などと宣誓を行った。
不審者対応の避難訓練
木更津警察署の職員が不審者役に
木更津第三中学校 命を守るための3点
木更津市立木更津第三中学校(校長・吉岡秀樹、全校生徒312人)で、このほど、木更津警察署・生活安全課の職員を招き、不審者対応避難訓練を実施した。
昨今たびたび問題となる学校への不審者の侵入に対して、命を守るために何をしなければならないのかを学ぶ機会とするために実施されたもの。
訓練では、校舎裏の職員駐車場から1階3年4組教室へ、刃渡り60センチほどの模造品のナタを振り回す不審者(役・警官)が侵入し、生徒たちはグラウンドへ避難。
緊急用警報ブザー音を聞き付けた職員が身柄確保のために「サス股」などで奮闘。
2分ほどの乱闘の末、制圧するという訓練であった。
全校生徒がグラウンドへ避難した後、警察署の職員から自分の身を守るために必要なこととして、以下のことを教わった。
「自分の命は自分で守る 自分で行動すること!」そのために必要なことは以下の3点。
①見かけない人が校舎内にいたら、まず挨拶をすること。笑顔で挨拶をしてくれる人は悪い人でない。
②不審な人がいると思ったら、先生にすぐに報告すること。
③非難するときには生成の指示に従い行動すること。そのためには日頃の学校生活が大切であり、集団での行動を大切にすること。
訓練で不審者役の警察官が侵入した3年4組の学級担任である岩崎昭典教諭は、「侵入者が来ることが分かっていたにもかかわらず、適切な避難指導、不審者対応をとることができなかった。生徒の命を守るために、普段から緊張感をもちながら冷静な判断ができるように生活をしていかなくてはならないと、改めて感じた」と語っていた。
商業施設等でキャンペーン
木更津税務署等税を考える週間 様々な広報活動
国税庁主催、11月11日~17日(木)までの「税を考える週間」に因み、木更津税務署(署長・森重良二)管内では、様々な湖応報活動を実施している。
昨報続きは次の通り。
きょう12日(土)には木更津法人会青年部会による「やさしい税金クイズ大会」がウインモール木更津(築地)で開かれる。
また、木更津税務懇話会では、13日(日)午前10時30分からマザー牧場で。15日(火)午後3時30分から、ジョイフル本田君津店とイオン長浦店で、それぞれ「街頭キャンペーン」を行い、花屋野菜の種を配布し税の習慣をPRする。(いずれも昨年、一昨年は未実施)
木更津青色申告会は、11日~17日に合わせて管内各所で、広報車による巡回を行い、税や青色申告普及月間をPRしている。
16日(水)には午後3時から東京ベイプラザホテルで「納税表彰式」(昨年は中止)、y通学生の税についての作文(納税貯蓄組合連合会)や税の標語(間税会)の表彰式も行われる。
25日(金)には同ホテルで午後3時から「税務署長講演会」(税彰会、優申会)が開催される。
県2487人
10日のコロナ感染
県内では10日(木)、新たに2487人に感染し、9人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の木曜日から268人増加。
6日連続で前週の同じ曜日を上回った。
累計感染者数は100万9244人。
新規クラスター(感染者集団)は6件確認された。
市政発展の協力に感謝
木更津市制施行80周年記念式典 表彰の功労者④
(終、敬称略)