市長や議長が体験搭乗 他【新千葉新聞】
- 2022/7/24
- ニュース
新千葉新聞2022年7月24日発行
市長や議長が体験搭乗
「オスプレイ」の運用性能などを確認
陸自木更津駐屯地 議会等27人が経験
木更津市議会基地政策特別委員会(委員長・永原利浩、委員7人)では22日(金)、令和7年までの5年間の予定で、定期機体整備のため、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されている陸上自衛隊オスプレイ(V-22)への体験搭乗を行った。
これは、オスプレイの運用性能や有用性などに関する理解を深め、今後の調査・研究の参考とするためといわれ、オスプレイが木更津駐屯地に初配備された令和2年(2020年)7月10日から丸2年を経て、初めてのこと。
この体験搭乗は、今年1月29日に岸信夫防衛大臣が陸上自衛隊木更津駐屯地を訪問して、オスプレイの機体整備の進捗状況等を視察した折、木更津市を表敬訪問し、渡辺芳邦市長や重城正義市議会議長などとの対談の中で、「自分も今搭乗してきたが、市長や議長もぜひ搭乗して見てください」などと言葉があったもので、これに応え、同年2月から木更津市議会基地政策特別委員会が中心となり、防衛省に要望してきた。
当初3月に予定されていたが、コロナ禍で延期となり、2回目の予定日7月9日も延期され、22日に実現したもの。
体験搭乗には、渡辺芳邦市長(木更津駐屯地に関する協議会会長)、重城正義市議会議長、草刈慎祐副議長、永原委員長以下基地政策特別委員会委員や市議、田中幸子副市長、石井宏典企画部長、木更津駐屯問いに関する協議会委員及び同部会委員など合計28人が3階に分かれて搭乗した。
1回あたり15分程度。
同機は上院定数24人のところコロナ対策として、10人ずつ搭乗した。
1回目の飛行には、正副市長、正副議長などが搭乗し、垂直離陸のあと、同基地内上空で約5分間のホバリングや滑走路離陸、東京湾上空の定期飛行コースを2回旋回し、約15分間の飛行を行った。
当時の天候はカミナリ雲の発生も予測される雨の中の飛行だった。
体験搭乗後、重城議長と渡辺市長は記者会見に応じ、感想を述べた。
~機内の様子は軍用機なので窓などはなく決して快適ではないが、ホバリングや離着陸などは安定していて安心感があった。
騒音は非常に大きいので地域の人々に不安感を与えているのかもしれない(現在9機が配備されており飛行回数も増えているので)。
木更津駐屯地への恒久配備はない。
今後も当初の予定通り『5年間の暫定配備の遵守』を防衛相に要望していく~などと話した。
V-22 オスプレイは、米海兵隊の最新鋭の航空機。
ヘリコプターのような垂直離着陸機能と、固定翼機の長所である速さや長い航続距離という両社のリテインを持ち合わせた航空機。
回転翼を上に向けた状態ではホバリングが可能となり、空中で止まていることができ、前方へ傾けた状態では高速で飛行することが出来るなど、3つの飛行モード(固定翼モード、転換モード、垂直離着陸モード)で飛行する。
着陸できない山間部や海上、その他危険地域では、ホバリング状態で救護活動を行ったり、人員や貨物を降下させることもできる。
7日間から5日間に短縮
政府が追加対策 濃厚接触者の待期期間
新型コロナウイルスの中高「第7波」の急拡大を受け、政府は22日、感染者の濃厚接触者の対期間を、7日間から5日間に短縮することを盛り込んだ追加対策を発表した。
抗原検査で2回続けて陰性を確認できた場合は陽性者との接触から3日目に解除する。
国内では22日、新規感染者が19万人を超え、2日連続で過去最多を更新した。
感染拡大が続く中での短縮に専門家から異論も出ているが、欠勤を余儀なくされる濃厚接触者が増え、社会経済活動を維持できなくなる恐れが出てきたため見直した。
濃厚接触者の待機期間短縮は22日から適用している。
濃厚接触者の特定や行動制限については、これまで通り、感染するリスクの高い同居する家族や、重症化リスクが高い人がいる医療機関、高齢者施設の従事者に求めていく。
企業の職場などそれ以外では必要ない。
なおコロナの新規感染者は10日間の自宅(ホテルなど)待機が求められている。
小さな善意寄付
アピタ木更津店
小さな善意で大きな愛の輪運動を展開している、ユニー株式会社アピタ木更津店(店長・髙木清重)は14日、”小さな善意で大きな愛の輪”募金運動第60回分、51719円を社会福祉事業にと、社会福祉法人木更津市社会福祉協議会に寄付した。
紅陵と木総合4強入り
高校野球千葉大会 きょうマリンで準決勝
「全国高校野球選手権千葉大会」第13日は22日、ZOZOマリンスタジアム(千葉市)等で準々決勝が行われ、拓大紅陵、木更津総合、専大松戸、市船橋が勝ち上がり、ベスト4が出揃った。
昨秋優勝の拓大紅陵は習志野を5-2で破り、2011年(平成23年)以来11年ぶりに4強入りした。
春夏連続の甲子園をねらう木更津総合は東京学館に7-0のコールド(8回)で勝利した。
準決勝は、きょう24日(日)同球場で行われ、拓大紅陵は第1試合(午前10時~)で市船橋と、木更津総合は第2試合(午後零時30分~)で専大松戸を対戦する。
決勝は26日(火)午前10時から同球場で行われる。
4市過去最多599人感染
県22日発表コロナ 県内9463人
県によると、君津地域で22日(金)、新型コロナウイルスの新規感染者が木更津、君津、富津、袖ケ浦の4市合わせて過去最多の計599人確認された。
君津市、富津市、袖ケ浦市も過去最多。
いずれも2日連続の過去最多更新で、感染者の激増に歯止めがかからない状況。
各市の感染者数は木更津市が過去2番目・217人(これまでの最多=7月21日・228人)、君津市過去最多・136人(同=7月21にち・111人)、富津市過去最多・75人(同=7月13日・54人)、袖ケ浦市過去最多・171人(同=7月21にち・155人)。
1週間前の金曜日・15日の感染者数と比較した増加人数と倍率は木更津市が133人増(約2.6倍)、君津市88人増(約2.8倍)、富津市48人増(約2.8倍)、袖ケ浦市130人増(約2.9倍)、地域320人増(約4.2倍)。
20日現在における4市の累積感染者数は、木更津市が1万人を超え10173人、君津市5261人、富津市2505人、袖ケ浦市5252人。
千葉県内では同日、3人の死亡(うち1人は千葉市内の10代男性)と過去最多となる9463人の感染が新たに判明。
千葉市は10代の死者を発表するのは初めて。
感染者数は前週の金曜日から約2倍となった。
新たなクラスター(感染者集団)は計16件発生した。