子どもの接種券を発送 他【新千葉新聞】
- 2022/3/1
- ニュース
新千葉新聞2022年3月1日発行
子どもの接種券を発送
5歳以上11歳以下の約8300人に
木更津市接種予定 3月中旬から開始
木更津市は、5歳以上11歳以下の小児へ新型コロナワクチンの接種を始めることに伴い、2月25日、該当者約8300人に接種券を発送した。
また、小児用ワクチンについては、3月6日の週に協力してもらえる医療機関に配分を行い、3月中旬から接種を行う。
症に接種の基本内容は、5歳以上11歳以下の接種希望者が対象。
厚生労働省によると、小児へのワクチンは、12歳以上が打つ量の3分の1で、1回目の接種から3週間の間隔をあけて2回接種する。
保護者の同意と立ち合いが必要。
使用ワクチンは米ファイザー製の小児用mRNAワクチンで、接種期間は今年3月中旬~同9月30日。
25日に接種券を送付した接種対象者は木更津市に住民登録がある5歳~11歳(生年月日が平成22年4月1日~平成29年2月28日までの人)の人。
(これから5歳になる人へは、誕生日付きの翌月に発送)
接種体制は、乳幼児・小中高生予防接種協力医療機関や、新型コロナワクチン接種について実績のある18医療機関(25日現在)で実施する。
(接種びについては、各医療機関の予定による)
木更津市内の医療機関は、天野医院、石井病院、大日方医院、加藤病院、鹿間医院、重城産婦人科小児科、竹内基クリニック、だんや小児科、松清医院、みるみる内科と在宅クリニック木更津、山田医院、やまだこどもクリニック、よこすか内科小児科はるこレディースクリニック、吉田医院、ワイスクリニック、ほか2医療機関。
同市では集団接種では実施しない。
調味料選手権で最優秀賞
木更津市の「かずさスモーク」の商品
お酢部門で勇気燻製ピクルスの素
「かずさスモークkazusa-smoke」の燻製(くんせい)商品シリーズを手掛ける株式会社リオ(本社・木更津市)の「勇気燻製ピクルスの素」が2月の日本経済新聞(全国版)に掲載され、反響を呼んでいる。
同ピクルスの素(袋型調味料)は、昨年末の140を超す応募があった調味料選手権(野菜ソムリエ協会主催)で、お酢部門の『最優秀賞』として選ばれ、その味が高く評価されたもの。
さらにピクルスを漬け込むだけでなく、漬け残った液を甘酢あんかけや南蛮漬けなど、最後の1滴迄使ってもらうための、ひとひねりを加えた工夫に、審査員の高評価が得られたという。
「有機燻製ピクルスの素」(180ミリリットル、550円税抜)は、有機野菜への新たな風味付け。
有機純米酢と有機砂糖、パダゴニア塩湖の湖塩のみを使用し、化学調味料や香料など一切使用せず、「燻製」という類稀な加工を施すことで、今までのピクルスにはない新しい風味を楽しむことができる。
商品自体が容器になっているので、野菜を切って入れるだけ。
簡単にピクルスが出来上がる。
「かずさスモーク」では、産地証明のある選び抜かれた有機JAS基準の国産のヤマザクラを使用し、未だかつてない「オーガニックスモーク」に挑戦した。
有機燻製調味料(液状)は、わずかひとさじでその風味を与え、一瞬にして上質でリッチな風味にワンランクアップさせる。
料理人の考えた「おいしさ」と「安全」から生まれた、無香料・無着色。
同社の成否には、エキスストらバージンオリーブオイルを桜チップで燻製↓同社の代表作「勇気燻製オリーブオイル」(90グラム・1000円税抜、180グラム・1550円税抜)、「有機燻製しょうゆ」(65ミリリットル、550円税抜)、「燻MAYO(くんマヨ)」(マヨネーズタイプ、200グラム、800円税抜)、お肉が美味しくなる「燻製ステーキソース」(100ミリリットル、1219円発売当時)がある。
(株)リオ「かずさスモーク」は木更津市長須賀2038-4、元高根酒店、TEL0438-71-1700、営業時間午前10時~午後6時、定休日土曜、日曜。
房総四季の蔵君津店や天然温泉海辺の湯(富津市)、道の駅うまくたの里、などでも販売している。
27日4市計114人感染
県内は3524人
県によると、君津地域では新型コロナウイルスの新規感染者が4市合わせて26日(土)に88人、翌27日(日)に114人確認された。
1週間前と比較し、26日は19日(92人)より4人減るにとどまったが、27日は20日(201人)より87人減と、大きく下回った。
市別の内訳は、26日が木更津市45人、君津市15人、富津市と袖ケ浦市が共に14人。
27日は木更津市58人、袖ケ浦市26人、君津市21人、富津市9人。
27日現在の4市の累計感染者数は4511人、木更津市が4511人、君津市2306人、富津市1148人、袖ケ浦市1962人となっている。
県内では26日に3258人、27日には3524人の感染が判明。
死者数は26日が過去3番目の多さとなる18人、27日は12人。
感染者数は両日とも1週間前の同じ曜日を下回った。
新規クラスター(感染者集団)は26日に高齢者施設などで5件、27日には小学校などで7件確認された。
長須賀の田んぼにオオタカ
2月26日に木更津で撮影 獲物を捕らえた姿
木更津市長須賀の田んぼで、オオタカ(成鳥)が中型鳥を捕まえ食する姿が目撃された。
オオタカのこうした姿は珍しい。
2月26日午後零時30分ごろに撮影された。
オオタカの雄は全長50センチ、雌は約60センチ、羽を広げると約100~130センチになる。
トビよりも一回り小さく、カラスと同程度であるが、尾羽は長いのが特徴。
小さめの体は森の中で木々や茂みの間を飛行する際に有利であるほか、長い尾羽は空中でのブレーキや方向転換に役立つと考えられている。
日本列島では南西諸島、南方諸島を除く全域に分布する。
平地から山岳地で飛翔能力が高く、中型の鳥類(ハト、カモ等)や小型哺乳類(ネズミ、ウサギ、オコジョ等)を空中あるいは地上で捕らえる猛禽類である。
食物連鎖の頂点に位置するため、生態系の自然が健全であったが、現在では都市部にも進出している。
成鳥の頭から尾羽にかけた上面は灰色になる。
飛ぶ速さは、水平飛行時で時速80キロ、休耕か時には時速130キロに達するという。
「当たり前」に感謝を
税の作文・東京国税局管内納税貯蓄組合連合会長賞
私立暁星国際中3年 鴇田実優
「当たり前」なんて存在しない。
こんなことを中学生が言っても説得力がないかもしれないが、私がこのように考えるのは、税金へのイメージを変える出来事があったからである。
令和元年9月9日、台風15号は私が澄千葉県を襲った。
今までに経験したことのない長期間の停電と断水だった。
税金によって科学の研究が進み、文明が発達した時代に生まれたものだから、生活するうえで電気や水があることが「当たり前」だと思ってきた。
もしものことなんて真面目に考えたことがなかったため、これからはどうなるのか心配で考え込んでいると、両親が「水を汲みにいくぞ。」と言った。
どこで飲料水が組めるのか気になり、ついて行った先は近くのコミュニティセンターだった。
断水しているのにここで水が汲めるの?と思った私の目に飛び込んできたのは給水車だった。
そこにはタンクを持った人たちが並んでいた。
毎日給水をしてくれるおじさんたちがとても笑顔で接してくれたため、不安な気持ちが一気に軽減された。
それだけでない。
自衛隊の方が来てくれてお風呂に入れたり、移動トイレが利用で来り・・・。
私を含め、たくさんの人が救われたと思う。
「ありがとう」この一言は相手だけでなく自分自身も笑顔にする魔法のようだった。
この気持ちは忘れずに思い出と共に残っている。
台風を通して学んだと言うのは不謹慎かもしれないが、税金によって、災害時の支援や復興支援、停電復旧見通しの精密化などのこれからの対策も行われており、国や地方自治体がより良い生活のために動いてくれることを学ぶ機会となった。
それまで私は税金に対して、大人になったら自分で稼いだお金の一部を払わなきゃいけないというマイナスのイメージを持っていたが、プラスへと変わり、感謝の気持ちを持つようになった。
私たちの身の回りは税金のお陰で成り立っていることがたくさんある。
例えば、医療費の額を補助してくれる『子ども医療費助成制度』もその一つだ。
普段気づかないところで生活や命を支えてくれている。
「税金を納めてるんだからいざとなった時に助けてくれるのが「当たり前」だろ。」という大人をよく見かけるが、私は「当たり前」とは思わず、ひとつひとつに感謝できる人間になりたいと思う。
「してもらってうれしかったことは他の人にも同じことをしなさい。それが恩返しにつながるんですよ。」私はこの言葉を宝物として心にしまっている。
自分で働くようになるころには少子高齢化がさらに進み、少ない若者たちで高齢者を支えていくことになるだろう。
そのためにできるだけ多くのお金を稼ぐことで社会貢献をし、この精神を多くの人に伝えていきたい。
そうすることで人々の繋がりができて明るい未来になると思うからだ。