3選めざし立候補表明 他【新千葉新聞】
- 2022/2/11
- ニュース
新千葉新聞2022年2月11日発行
3選めざし立候補表明
3月20日告示、27日投開票
木更津市長選 渡辺市長が記者会見
任期満了に伴う木更津市長選挙は、3月20日(日)告示、3月27日(日)投開票で実施される。
これに伴い、現職の渡辺芳邦市長(57)が9日(水)午後4時から、木更津市役所駅前庁舎内の記者クラブで記者倶楽部で記者会見を行い、「3選を目指し立候補する」と、出馬表明を行った。
渡辺市長は昨年12月の木更津市議会定例会で、議員の質問に答えるかたちで出馬の意向を示していたが、正式な出馬表明はこの日が初めて。
渡辺氏は「引き継いだ時より、損なうことなく、より良くして次世代に引き継ぐ~を基本姿勢に活動してきた。台風被害や長引くコロナ禍で市民の皆さんは不安を抱えていると思うが、市全体として生活環境、賑わい、まちの価値観向上に多少なりとも貢献できたのではないか」と4年間を振り返り挨拶。
人口は昨年末までに873人増、地価も全用途で6.93%アップ、待機児童も民間の協力により新年度には解消できる見込みなど、具体的な数値を示しながら、「現在進行中の施策・事業の推進・仕上げを行っていく」として、
▽オーガニックなまちづくりのアクションプラン
▽市庁舎や市民ホールなどの公共施設
▽市民との接点に重点を置いたDX(IT化の浸透、デジタルトランスフォーメーション)
▽市民に寄り添う市役所づくり
▽オスプレイの暫定配備などへの道筋を立てる中で、引き続きまつの価値向上にいどみ、次代の木更津を次世代に引き継いでいきたい、
と立候補に向けての意欲を語った。
文化的な違いを理解し
ベトナム国ダナン市の私立学校と
富来田小学校・中学校 オンライン交流会
木更津市立富来田小学校(校長・佐藤雅之、児童数・188人)と富来田中学校(校長・臼井弘子、生徒数・94人)は、今月9日(水)、ベトナム社会主義共和国ダナン市の私立VIETNAM JAPAN LEVEL SCHOOL(ベトナム-日本インターレベル学校)と、オンラインによる交流会を行った。
これは令和元年(2019)7月26日に両市の友好協力関係構築を目的とした「覚書」を締結していることに基づくもので初の開催。
今回はグローバル(地球的規模)教育の一環として~国籍や民族などの異なる人々が互いの文化的な違いを理解し、認めありながら共に生きていく多文化共生意識を育成することなどを目的bに実施された。
現在、世界規模で新型コロナウイルス感染症が拡大していることから、同交流会でも両校が全員、マスク着用で行われた。
午前11時から約1時間富来田小学校、午後3時から4時24分まで富来田中学校がそれぞれに交流し、親睦を深めた。
【午前の部・富来田小学校】
では、体育館に6年生37人、家庭科室に5年生33人が集合して行われた。
交流会冒頭、両校校長の挨拶が行われ、佐藤校長は寒い毎日であることや、コロナ禍であるが交流会が開催できて嬉しい。皆で楽しみにしていた‐などを話し、新しい1年が穏やかで実り多い日々であるように祈念した。
5年生の交流は、日本の歴史や伝統文化、木更津市の紹介などをビデオで紹介し、やっさいもっさい踊りも披露した。
6年生は学校紹介を行い、スクールバスでの投稿風景、パソコンを使用した授業、給食の様子、昼休みの時間の遊びの様子、1日の日課表などを紹介した。
日本インターレベル学校の学校紹介では、小学3年生から高校3年生までが在籍。
日本の文化を学ぶ授業や活動もあり、太鼓練習や折り紙、桜まつりなども行われるという。
両校の質疑応答では、富来田小からは「食事のときに橋は使うか」(返答・使う)など日常生活に関することなどが多く出され、和やかに進められ、全員で歌『ふるさと』を斉唱して交流に感謝した。
【午後の部・富来田中学校】
では、1、2年生が体育館に集合。
両校の校長挨拶や学校紹介が行われ、富来田中はよさこいソーラン踊り『富来田中ソーラン』を披露した。
3月6日(日)まで延長
千葉県など まん延防止等重点措置
政府は9日、千葉県など13都県に適用している新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」を3月6日(日)まで延長する方針を固めた。
10日に専門家に諮問。
国会へ報告し、政府の対策本部で決定した。
政府決定を受け、熊谷俊人千葉県知事は、県全域となっている重点措置の対象区域を維持する方針を示し、現在の対策が継続される。
今月13日(日)が期限だったが、新規感染者数に歯止めがかからず延長となった。
ハマタマホウキを解読
アスパラガスに近縁の野生種のゲノム
かずさDNA研究所等 品種育成に貢献へ
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市)、香川県農業試験生命科学研究所は共同で、アスパラガスに近縁の野生種であるハマタマボウのゲノムを解読したと、今月7日に発表した。
ハマタマボウキは山口県から九州北部の砂浜海岸に自生する日本固有種で、アスパラガスと交雑できること、また、アスパラガスの主要病害のひとつである茎枯(くきがれ)病に抵抗性をもつことから有用な遺伝子減として注目されている。
今回ハマタマホウキの全ゲノム構造が明らかになったことにより、ハマタマボウキの茎枯病抵抗性やストレス耐性を導入したアスパラガス種間交雑品種の育成に向けたDNAマーカーの開発が進む。
また、種間交雑が成立する仕組みなど、種分化の進化学的な研究にも貢献できる。
この研究成果は国際学術雑誌DNA Reseatchにおいて、1月18日(火)にオンライン公開された。
夜間閉鎖実施
木更津南IC入り口
NEXCO東日本東京湾アクアライン管理事務所(木更津市)では、館山自動車道の上り線、木更津南インターチェンジの入り口ランプで塗装補修工事を行うため、2月14日(月)~同18日(金)午後9時~翌5時まで「夜間閉鎖」を実施すると発表した。
荒天時の場合、予備日は2月21日~同28日に順延する。(土日祝除く)
木更津81人、4市計185人
県9日発表コロナ 県内は4741人
県によると、君津地域では9日、新型コロナウイルスの新規感染者が4市亜合わせて185人確認された。
1日の感染判明者数としては、前日(8日)に並び過去2番目(最多は今月4日の227人)。
1週間前の水曜日(2日)と比べると19人の増。
内訳は木更津市が81人、袖ケ浦市41人、君津市36人、富津市27人。
このうち木更津市は今月6日と同じ過去2番目の多さ(最多は今月4日の102人)。
袖ケ浦市の槇の実特別支援学校では40歳代の男性が感染した(8日発表)。
同日現在の累計感染者数は、木更津市が3257人、君津市1712人、富津市826人、袖ケ浦市1463人に増えた。
県内では同日、4741人が感染、6人が死亡した。
感染者数は水曜日としては過去最多。
新規クラスターは14件確認した。
令和4年度市政運営の
渡辺木更津市長 基本的な考え方③
④市民と未来ビジョンを共有できるまちづくり
市制施行80周年を迎え、これまでの市政発展の歴史を振り返り、木更津の良さを再認識するとともに、100周年を見据えたまちづくりのスタートとなるよう、新たな時代にふさわしいまちづくりを市民とともに考え共有する。
また、「シビックプライドの醸成」「未来ビジョンの共有」及び「パ-トナーシップの実現」の3つのコンセプトをもとにした記念事業を実施し、新たなまちづくりへの機運醸成を図る。
⑤安定した行財政基盤の構築
市民の安心・安全を支える安定した行財政基盤の構築に向け、行財政改革を徹底的に行うとともに、財政規律の確保を図り、将来世代に負担を先送りすることの内容財政健全化や、国の施策と連携したデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進し、市民サービスの向上を図る。
2,重点施策
基本方針を踏まえ、基本構想に定めるまちづくりの基本方向における重点施策については次のとおりとする。
▽安心・安全でいききとした暮らしづくり
①「健康きさらづ21」に掲げる健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指し、生活習慣病の発症や重症化予防のための生活習慣改善に取り組む。
②社会的に孤立しが珍生活困窮者等が就労やボランティアなど地域んぼ担い手として勝やぅする機会を提供し、社会的・経済的自立を図るための支援を行う。
③「高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画」に基づき、地域包括支援センターの希望強化を始め、健康づくり・介護予防や自立支援、在宅医療と介護連携の推進等により、地域包括ケアシステムのさらなる深化・推進を図る。
④「第5次障がい者プラン」に基づき、障がいの重度化や介護者の高齢化に対応するため、基幹相談支援センターを軸とした相談支援体制の強化を図るとともに、障がいのある方が地域生活へ移行できるための支援を行う。
⑤災害対応管理システムや災害ネットシステムを有効に活用し、迅速な情報収集と的確な対応につなげるとともに、防災行政無線のデジタル化整備を進めるなど、災害に強い基盤づくりを推進するほか、防災意識の向上や自主防災組織の拡充など、地域で支え合える地域防災力の向上に取り組む。
⑥地域や警察と連携しながら、地域の状況を踏まえた防犯対策に取り組むほか、交通安全環境の整備や交通安全意識の高揚等につながる啓発活動に取り組み、交通事故発生件数の抑制を図る。
(続)