駅西口に複合施設整備 他【新千葉新聞】
- 2021/12/25
- ニュース
新千葉新聞2021年12月25日発行
駅西口に複合施設整備
朝日庁舎周辺にもイオンが複合施設提案
木更津市庁舎 事業化へ候補者決定
木更津市は、庁舎整備について、令和3年4月より交渉権者と詳細協議を行ってきたが、今月13日、庁舎整備事業者選定審査委員会において審査を行った結果、木更津駅周辺及び朝日庁舎周辺について、事業化に向けや候補者を決定した。
木更津駅周辺庁舎は総合建設業「(株)新昭和」(君津市)、朝日庁舎周辺庁舎は不動産業「イオンタウン(株)」(千葉市美浜区)を事業候補者として決定した。
市はいずれも民間施設を賃借する。
(株)新昭和の提案によると、駅西口の市営駐車場や民間施設を解体し、庁舎等と住宅棟、駐車場棟に計3棟からなる複合施設群として生まれ変わる。
「木更津駅の隣接一帯」に『(仮称)木更津てらす』を整備する。
駅西口には市営駐車場に代わり、鉄骨作り6階建ての「庁舎等」と1階建ての塔屋(面積867平方メートル)を建設。
1階にはコンビニエンスストア、公用車駐車場、2~3回に市民交流スペースが設けられ、4階以上~塔屋が市役所の賃借スペース(賃借面積は約4000平方メートル)となる予定だ。
「住宅棟」は鉄筋コンクリート造り15階(面積10,215平方メートル)を整備し、街なか居住の推進及び新規出店・企業の促進と商業の活性化として、定住人口の促進を図る。
整備エリアの延べ面積は24,171平方メートルになる。
「駐車場棟」は、鉄骨作り4階と塔屋1階の平面および立体駐車場(面積5349平方メートル)で計342台(公用車20台含む)の利用が可能となる。
一方、「朝日庁舎周辺庁舎」は、イオンタウン(株)によると、現在入居しているイオンタウン木更津朝日の近くの敷地に、市役所や商業施設などで構成する延べ約39,066平方メートルの複合施設(庁舎棟・商業棟・駐車場棟)を提案している。
庁舎棟は鉄骨造り2階(面積8460平方メートル)、商業棟は鉄骨造り2階(面積24,020平方メートル)、駐車場棟は鉄骨造り2階と塔屋1階(面積66404平方メートル)。
庁舎計画は独立棟1階~2階を市役所(賃借面積約8000平方メートル)として使用する。
駐車場は平面および立体駐車場で計1080台(公用車・70台含む)が利用できる計画となっている。
官民複合施設として、旭地区で地域交流拠点を形成する。
今後は、両候補者と来年3月上旬に協定を締結、同12月に事業化決定、事業(実施設設計~建設工事)は令和5年1月~令和6年12月、庁舎開庁準備(移転作業等)令和7年1月~、新庁舎業務は令和7年4月から開始される見通し。
賃借期間を15年と想定している。
美しい音色が広がって
(一社)まちづくり木更津、コンドー楽器
木更津駅で演奏会 駅ピアノフェスティバル
一般社団法人まちづくり木更津(会長・鈴木克己木更津商工会議所会頭)主催、(株)コンドー楽器後援、~駅ピアノ設置1周年記念~「駅ピアノフェスティバルin木更津」が、今月18日(度)、JR木更津駅自由通路(r機ピアノ設置場所)で開催された。
キアラづ駅の駅ピアノは昨年12月に「キアラづ駅周辺の活性化と音楽に親しんでもらう」ことなどを目的に、元木更津市立祇園保育園で40年以上愛用されてきたピアノが、仲郷保育園との統合で役目を終えたことから同法人が譲り受け、世界に一つだけの「アートピアの」として蘇らせた。
開会に先立ち、鈴木会長はこれより先同法人が設置した駅階段アートも紹介し。「駅ピアノにもたくさんの応募をいただいた。これはこのまちへの期待の表れ。これからも人と人とがつながるまちづくりを目指す」などと挨拶し、多くの協力に感謝した。
今回の「駅ピアノフェスティバル」では今年9月末から11月にかけ参加者を募集、県内外から、ソロ部門の小学生以下に50人、中高生以上に45人、アンサンブル部門に28組の応募があり、映像による予選でソロ部門に各10人、アンサンブル部門に5組が選出され、この日演奏疲労となったもので、駅通路は美しいピアノの音色に包まれ、駅利用者などが足を止め聞き入っていた。
出場者はそれぞれ日ごろからピアノに親しみ、ピアノ教室等で練習を積んでいどんだ。
審査の結果「ソロ部門小学生以下」では、第1位は富眞あかりさん(小3年、東京都)、第2位は坂本晴人さん(小5年、東京都)。
「ソロ部門中高生以上」では、第1位はまるよさん(27)、第2位は栗原崇さん(18、木更津市)。
「アンサンブル部門」の特別賞は連弾を披露した青木咲環さん(9つ、木更津市)&長島花隠さん(10、袖ケ浦市)。
この入賞者5人(第1位、2位、特別賞)には、来年春開催予定の、県内で駅ピアノがあるJR勝浦駅、銚子駅と連携したイベント「千葉県駅ピアノフェスティバル」への出場権が贈られた。
ソロ部門・小学生以上の部に出場した松浦陽南さん(大貫小6年)は軽快なタッチで「千本桜」を披露した後、「弾ききりました。本選に出られてうれしかった。これからもピアノを楽しみたい」と笑顔が輝いていた。
歳末助け合い募金活動
木更津東ロータリー 木総合インターアクト部と
木更津東ロータリークラブ(会長・渡邉愼司、以下RC)とともに活動している木更津総合高校インターアクト部(部長・佐々木彩恵)は20日、同RCの社会奉仕プロジェクト委員会(委員長・林孝二郎)、青少年奉仕委員会(委員長・小林裕治)の応援を得て、「2021年歳末助け合い募金」活動をJR木更津駅東口階段下の⇔2か所で実施した。
これは例年、年末に行っており、今年で3回目。
同部生徒とRC会員などが、木更津駅利用者や下校途中の高校生等に「歳末助け合いの募金にご協力お願いします」などと大きな声で呼びかけると、市民などが足を止め、「ご苦労様」、「少しですけど」、「がんばってね」等々の一声を添えながら募金箱に浄財を寄付してくれた。
その「都度生徒たちは笑顔で「ありがとうございます」とお礼の言葉を述べながら感謝していた。
この募金活動はコロナ禍の前には同部と生徒会・RC会員とが合同で行っていたが、感染拡大防止などを目的に今年は分散実施とし、生徒会は23日に行った。
老実の募金総額は15万445円で社会福祉協議会を通して、市内の福祉団体などに寄付する。
県内7人感染
コロナ地元はゼロ
県によると、23日、君津地域4市で新型コロナウイルスの新規感染者は確認されなかった。
県内では新たに10歳未満~60歳代の男女7人の感染が判明した。
1日の感染者数が10人を下回るのは2日ぶり。
死者なし。
ドローン飛行体験学習
畑沢中学校 生徒がipadを使用
木更津市立畑沢中学校(校長・上田真里、生徒数351人)でこのほど、3年生(4学級・127人)の「ドローン飛行体験学習」が体育館で行われた。
同校では、3年生技術科単元の「計測・制御」学習の一環として、~ipadを使用して生徒が各自のプログラムを作成し、ドローンを飛ばす~体験学習を企画、(株)エスタホールディングス(代表取締役社長・鈴木喬裕、本社・木更津市祇園)の鈴木社長を講師に迎え、同行電は初の試みとして実施された。
今年度もコロナ禍で、様々な活動が自粛されたことから同校PTAでは生徒たちに、「中学3年間の思い出として心に残る活動を贈りたい」と、このドローン飛行体験学習が実現した。
生徒たちはクラスごとに講義(午前)と実技(午後)を受講。
講義では~プログラミングとは「機会が自動で動くようにあらかじめ支持を与えておくこと」~などを学び、その支持の内容をipadに入力。
午後からの実技では入力通りに、「ドローンを地上1メートルの高さで飛ばし、着地させる」などを行い、実際にドローンが飛ぶと、生徒たちから「オー、感激!」「楽しい!」などとあちこちで笑顔が広がった。
生徒たちの学習を見守った上田校長は、「生徒たちに、いい体験をプレゼントして下さったPTAに感謝です。生徒たちがこれから興味を広げてくれたらうれしい」と話していた。