11日以降にホバリング 他【新千葉新聞】
- 2021/1/10
- ニュース
新千葉新聞2021年1月10日発行
11日以降にホバリング
木更津駐屯地 米海兵隊3機目オスプレイ
木更津市は8日、陸上自衛隊木更津駐屯地における、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の3機目の米海兵隊輸送機オスプレイMV-22については、今月11日(月、祝)以降に駐屯地内においてホバリングチェック、今月12日(火)以降に試験飛行を実施予定と発表した。
防衛省北関東防衛局から8日に、同市に情報提供があったもの。
木更津市は、月曜日にホバリングチェックを実施することは、米軍、防衛省、整備企業である(株)SUBARU(スバル)との間で取り交わした覚書の内容(タクシング及びホバリングを含む飛行などの運用時間は、月曜日の午前8時30分から午後5時の間)に沿ったものだが。同市では祝日に飛行(タクシングおよびホバリング含む)を実施することは控えるよう防衛省を通じ、米軍に申し入れを行っている-と対応を発表した。
同駐屯地は日米共通のオスプレイの整備拠点となっており、普天間飛行場の米海兵隊を対象に、2017年2月に「定期機体整備に着手。
これまでに2機が完了、所属部隊に戻っている。
3機目は、2019年3月28日に普天間飛行場から木更津に配備され、同4月から定期機体整備を開始、1年9か月以上を費やし、このほど完了、11日・12日のホバリング・試験飛行に至ったもの。
今月7日に5期目の同オスプレイが定期機体整備のため同駐屯地に到着している。
勇壮に「梵天立て」
国の記録選択無形民俗文化財に指定
木更津市中島海岸 若者が極寒の海で竹を
木更津市中島の「中島文化財保存会」(篠田芳夫会長)による『令和3年梵天(ぼんてん)立て』が、9日(土)午前7時から、0度近い完封が吹きすさぶ中島海岸(中島4412、金田漁業協同組合事務所の裏の海)で行われた。
今年はコロナ禍の下での梵天立てで、規模を縮小して実施された。
梵天立ては、江戸時代から中島地区に伝わる正月七草の伝統行事で、平成4年に国の記録選択無形民俗文化財に指定されており300年以上の伝統を誇る。
この年に成人を迎える若者が中心となる一種の成人儀礼としても行われている。
同行事は日の出と共に、同地区内にいる出羽三山の信仰行者が祈祷、ほら害を吹き鳴らすなか、同地区(6地区)のさらし木綿の下帯姿の裸の若者たちが、それぞれ5メートル前後の新しい真竹の先に護幣をつけた『梵天』を、極寒の海に立て、漁業大漁・五穀豊穣・天下泰平・船中安全・家内安全等を祈るもの。
今回は鯨地区の若者がいなかったため、5町内で、海に入る順に、浜戸(はもと)3人、仲宿2人、下宿4人、新町(しんちょう)4人の16人が、2~3人位で1組になり、海に入り、順を追って梵天を沖合へと立てていった。
地区別は、たすきの色で見分けられる。
鯨地区では、行人を務める有志3人が代役で、竹の先につけた「梵天」を海に納めた。
開眼では行人(ぎょうにん)たちが般若心経を唱え、浜大漁・五穀豊穣などを祈願した。
この梵天立ての民俗行事は、出羽三山信仰の象徴で、元禄年間に中島の沖に難破船がありその船の錨が流出して、船の人は中島部落の人達が盗んだという嫌疑をかけた。
部落の人達はその潔白を証するために出羽三山の行者たちに祈祷を頼んだところ、満願の日に土砂に埋まっていた難破船の大錨が砂中から浮き上がってきた。
その神助けに感謝するため、伝統として300有余年を経た今日まで行われている。
例年行われていた区長による甘酒の接待は中止。
見物人も海に入った若者の家族など中島地区の関係者のみとした。
大相撲初場所
きょう両国国技館
大相撲初場所は、きょう10日に両国国技館で初日を迎える。
白鵬が新型コロナウイルスに感染し休場予定で、鶴竜も休場。
3場所連続で初日から両横綱不在となる。
地元力士の番付は、千代嵐(木更津出身、九重部屋)が幕下東五枚目から同東十枚目に下がった。
雅(君津市出身、二子山部屋)は序二段西九十二枚から同東百六枚目に下がった。
技能伝承の部下指導育成
ポリテクセンター君津 受講者を募集中
「ポリテクセンター君津」(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構千葉支部、千葉職業能力開発促進センター君津訓練センター)=君津市坂田428=では、1月27日(水)、同28日(木)に開講する能力開発セミナー「技能伝承のための部下・後輩指導育成(OJTトレーナー育成)」の受講者を募集している。
講習内容は
①訓練概要
②技能伝承(技能伝承の重要性、部下・後輩指導育成の概要)
③部下・後輩育成の進め方(目的の提示、現状把握・分析、育成計画と育成)
④育成担当者の行動(育成担当者に求められる5つのスキル、個別カリキュラム設計、指導のポイント)
⑤総合演習(部下指導育成の課題と育成計画の作成)
⑥まとめ
2日間とも午前9時10分~午後4時。
講師は(株)M×Eコンサルティング講師。
受講料9500円。
筆記用具持参。
申し込みは受講申込書に必要事項を明記しファックスで。
申し込みは同センター訓練課(TEL0439-57-6313、FAX同57-6386)。
木更津市で新たに14人
8日コロナ感染 県最多更新455人
県の発表によると8日、新たに木更津市で14人、袖ケ浦市9人、君津市2人の新型コロナウイルス感染が判明した。
富津市からは出ていない。
概要は次の通り(発表順)。
①推定菅セイン経路
②発症日(検体採取日)
③検査確定日(陽性判明日)
④発症(検体採取)2日前からの行動歴
【木更津市】
▽60歳代会社員男性
①不明
②5日
③6日
④自宅、医療機関
▽30歳代会社員男性
①患者接触
②4日
③6日
④自宅、医療機関
▽20歳代公務員男性
①不明
②4日
③7日
④自宅、医療機関
▽50歳代無職女性
①不明
②4日
③7日
④自宅、医療機関
▽30歳代会社員男性
①患者接触
②5日
③7日
④自宅、医療機関
▽20歳代会社員男性
①不明
②6日
③7日
④自宅、職場、医療機関
▽20歳代会社員男性
①不明
②12月22日
③7日
④自宅、職場、医療機関
▽30歳代会社役員男性
①不明
②4日
③6日
④自宅、職場、医療機関
▽30歳代アルバイト女性
①患者接触
②6日
③7日
④自宅、医療機関
▽10歳未満女児
①患者接触
②6日
③7日
④自宅、医療機関
▽60歳代無職女性(無症状)
①患者接触
②6日
③7日
④自宅、医療機関
▽20歳代保育士女性(無症状)
①患者接触
②7日
③7日
④自宅、職場、医療機関。
ほか2人。
【袖ケ浦市】
▽40歳代会社員男性
①不明
②4日
③6日
④自宅、医療機関
▽40歳台か社員男性
①患者接触
②6日
③7日
④自宅、医療機関
▽20歳代会社員男性
①不明
②6日
③7日
④自宅、医療機関
▽70歳代自営業女性
①不明
②7日
③7日
④自宅、職場、医療機関
▽20歳代会社員男性
①不明
②6日
③7日
④自宅、職場、医療機関
▽20歳代会社員男性
①県外患者接触
②6日
③7日
④自宅、職場、医療機関
▽10代女子生徒
①患者接触
②7日
③7日
④自宅、学校、医療機関
▽40歳代公務員女性(他市の職員)
①患者接触
②7日
③7日
④自宅、医療機関
▽40歳代公務員男性(他市の職員)
①患者接触
②7日
③7日
④自宅、医療機関
【君津市】
▽50歳代アルバイト女性
①患者接触
②6日
③7日
④自宅、医療機関
▽60歳代自営業男性(無症状)
①患者接触
②7日
③7日
④自宅、医療機関
君津市は8日夜、職員1人の感染を発表した。
市内居住の20歳代女性保育士で、昨年11月以降、長期休養中で出勤していない。
7日保健所から濃厚接触者街頭の連絡を受け検査(自覚症状なし)、8日発熱、検査確定(陽性判明)。
市では引き続き感染防止に努めるとしている。
県内では8日、新たに455人の感染が確認された。
1日あたりの感染者数は、7日の450人を上回り、5日から4日連続で過去最多を更新した。
7日の県内の感染者は13353人(死亡131人)。
木更津市は223人、袖ケ浦市90人、君津市64人。
富津市17人は変わらず。