8日から休業要請行う 他 【新千葉新聞】
- 2020/8/6
- ニュース
新千葉新聞2020年8月6日発行
8日から休業要請行う
接待を伴う飲食店とカラオケ店等に
森田千葉県知事 病床確保フェーズ3に
新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向に転じたことを受け森田健作知事は4日、感染症対策が徹底されていない、接待を伴う飲食店とカラオケ店に対し、8日(土)午前零時から新型コロナ対策の特別措置法に基づき、休業を求める方針を明らかにした。
県民には4日、同特別措置法に基づき、カラオケ化焼酎もマスクやフェイスシールドを着用することを要請した。休業要請の対象となるカラオケ店にはカラオケボックスだけでなく、こうしたカラオケ設備を備えた飲食店なども含まれる。
休業要請に踏み切った理由は「県内では昼カラオケでのクラスター(感染者集団)も発生しており、事業者に休業要請をお願いしないといけないと判断した」と述べた。
県内の新規感染者数は1日に過去最多の73人となり、それ以降高水準で推移。新規感染者数(直近7日平均)は46.3人、その増加比1.79倍、PCR検査の陽性率7.30%と、いずれの指標も休業要請の基準を上回った。
また新型コロナウイルス感染者の急増を踏まえ、県は4日、県の病床確保計画を11日(火)から「フェーズ3」に一段階引き上げることを決めた。計画では入院用の病床を750床、必要ホテル部屋数を700室に増やすことになっているが、郡部に地域の中核となる医療機関が少ないことを踏まえ、当面は郡部での病床確保を抑える。新型コロナ用の病床数を一気に増やせば、一般医療の提供体制に支障が出かねないため。地域の感染者数を見定めつつ、徐々に拡大していく。
県の病床確保計画は、県内の患者数などを基に4段階に分けて確保する病床数を増やしていくもので、今月1日から運用を始めている。
現在は下から二段目の「フェーズ2」にあたるため、病床500床と継承者らが療養するホテル150室の確保が必要となっている。病床については4日時点で514床を確保しており、278人が入院している。
フェーズ3で必要となるホテル700室の確保はすでに完了している。
コロナ対策支援にと
明治安田生命保険相互会社千葉南支社
木更津市に対し 地元応援募金74万円
明治安田生命保険相互会社千葉南支社(加藤健一支社長)は4日、木更津市に対し、「新型コロナウイルス対策支援に」と、74万2600円の寄付を行った。
同社では、地域社会へのサポートの取り組みとして、「地元の元気プロジェクト」事業を展開しており、その一環として、コロナ禍で支援を必要としている自治体、医療機関、福祉施設等に対し、同社従業員の募金と会社拠出の寄付をマッチングした「私の地元応援募金」を実施している。今回は木更津市を選定して贈ったもの。
駅前庁舎8階の市長応接室で行われた寄付金採納式には、同社から、加藤支社長、芦田誠推進役、大江和弘木更津営業所所長、植田翔馬木更津南営業所長が来庁。木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、高浦浩総務部長などが出席した。
加藤支社長から渡辺市長に目録が手渡され、「市民や医療従事者などのために使ってください」などと挨拶。渡辺市長は「皆さんの心のこもった浄財、大切に有効活用させていただきます」などと感謝し、木更津市からは同千葉南支社に感謝状が贈られた。
修学旅行などは中止に
本年度の宿泊学習 富津市立小・中学校
富津市教育委員会では5日、同市内の全小学校(8校)・中学校(3校)の本年度の修学旅行及び宿泊学習について中止することを発表した。
富津市の小学校においては、当初に予定していた修学旅行及び宿泊学習を9月または10月に延期し、実施に向けて検討を行ってきた。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染者数が再度の増加傾向にあり、全国的に広がりつつあること、宿泊を伴う行事は、児童生徒がミッシュして長時間活動することや、不特定多数の人との接触の機会が増えることになり、感染症対策を講じてもなお感染リスクが高い活動であること、旅行先で児童生徒や教職員に感染者や発熱者が確認された場合には、対応が困難であり、混乱が生じる事等を勘案し、市校長会や近隣市と協議を重ねた結果、児童生徒の健康・安全を第一に考え、全小・中学校中止とするに至った。
小・中学校の修学旅行
本年度はコロナの影響で 君津市も中止に
君津市教育委員会は5日、同市内の小・中学校の修学旅行を本年度は中止すると発表した。
同市小・中学校の修学旅行については、新型コロナウイルス感染者数の全国的な推移、集団で宿泊する際に密な状況を回避することが難しいこと、長時間の移動、児童生徒及び供促インんが感染した場合、急遽中止せざる得ない状況になる事等に鑑み、中止を決定したもの。
実施を予定していた時期は、今年9月は、7校(小学校2校、中学校5校)、10月は16校(小学校14校、中学校2校)だった。
第8地区の結果
県独自・高校野球
県独自大会『2020夏季千葉県高等学校野球大会』の「地区大会」第8地区の結果は次の通り。
【8月4日】
◎2回戦
▽木更津総合10-0姉崎(5回コールド)、
▽翔凛10-7君津商業(延長11回タイブレーク)、
▽拓大紅陵11-2市原八幡(7回コールド)、
▽市原中央4-2暁星国際
PCR検査
政府が高齢者施設等
政府は高齢者施設や医療機関で新型コロナウイルスの集団感染が起きるのを防ぐため、移動式のPCR検査車両などを活用して、施設内で働く人や入所者らに積極的に検査を行う方針を決めた。
施設内で一人でも感染者が出た場合、症状がない人を含め、全員の検査を行うことを検討している。
高齢者や基礎疾患がある人は、感染すると重症化したり、死亡したりするリスクが高い。
厚生労働省は公費で検査の費用を負担する対象を整理。症状が出ている人や農耕接触者に加え、接待を伴う飲食店や医療機関、高齢者施設のようなクラスターが発生しやすい場所でも公費で検査ができることを明確にした。
観音様のご縁日にお参り
木更津市中央の愛染院 10日は四万六千日
寺は心の原風景、木更津寺町に江戸時代から続く真夏の風物詩「観音様のご縁日」四万六千日(しまんろくせんにち)が、今月10日(月・祝)午後6時~同9時まで、同市中央1-3-15の愛染院(住職・宮崎栄樹)慶大で行われる。
縁日は、年に一度の観音様のご開帳の日。
11面観音様のご開帳で、当日のお参りは自由。家内安全や無病息災、所願成就などの祈願も。
今年は「夜店」は中止となっている。
大護摩供は、午後7時から、第1座のみ。
身代わり札は、当日受付はないので、前日までに申し込んでほしいとしている。問い合わせは愛染院TEL0438-22-2033へ。
君津市で3人が感染 8人目
4日判明は47人 木更津市は新たに1人
国内で4日、新型コロナウイルス感染者が新たに1236人(午後9時30分現在)確認された。前日、6日ぶりに3桁(959人。午後9時50分現在)となった1日あたりの感染者は、再び1000人を超えた。
東京都の新たな感染者は309人で、200人を超えるのは8日連続。神奈川は89人、沖縄が83人で、いずれも過去最多を更新した。
千葉県では4日、新たに47人の感染が確認された。
君津地域からは木更津市1人、君津市3人の感染が判明。このうち木更津市の女性買い越しと君津市の女性看護師は同じ県内の高齢者施設に勤務しており、既に感染が反御影している利用者と接触していた。他2人は感染経路不明。
佐倉市の昼カラができる4店で初声下クラスター(感染者集団)では、新たに動詞の男性1人の感染が分かり、感染者は計28人となった。またクラスターが発生している船橋市立リハビリテーション病院でも新たに入院患者ら5人が感染し、感染者は10人に増えた。
新規感染者の居住地別内訳は船橋市8人、市川市7人、松戸市6人、千葉市5人、君津市、柏市、浦安市各3人、佐倉市など2市各2人、木更津市など7市と東京都各1人。
木更津市と君津市の感染者は次の通り。
◎木更津市 ▽40歳代の女性介護士。7月23日発症、8月3日検査確定(陽性判明)。高齢者施設勤務。7月31日に要請が判明している同市居住で介護サービス利用者の60歳代無職男性(当紙8月2日付既報)と接触していた。発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関。
◎君津市 ▽50歳代の女性看護師。7月21日発症、8月3日検査確定。同日に検査確定した木更津市の40歳代女性介護士と同じ施設に勤務していた。発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関
参画50歳代の自営業男性。7月29日発症、8月1日検査確定。感染経路不明。発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関。
▽60歳代の男性会社員。7月27日発症、8月3日検査確定。感染経路不明。発症2日前からの行動歴は自宅、医療機関。
県は、農耕接触者の把握を含めた接触的疫学調査を行っている。
4日午後8時現在の県内の感染者数は1874人(再陽性含まず)。地元4市は木更津市36人、袖ケ浦市10人、君津市8人、富津市ゼロ。