高齢者の見守り事業等 他【新千葉新聞】
- 2023/8/24
- ニュース
新千葉新聞2023年8月24日発行
高齢者の見守り事業等
(株)ジェイコム千葉木更津局と協力体制
木更津市で締結式 ネットワークの覚書
木更津市は22日、(株)ジェイコム千葉木更津局(局長・国分多喜夫)と、《木更津市高齢者見守りネットワーク事業》に関する『覚書』を締結した。
木更津市役所駅前庁舎市長応接室で行われた締結式には、国分局長、西田豊史管理部長、會澤はるか地域プロデユーサーなどが来庁、木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、清水和也福祉部長、森田益央福祉部次長、木村容子高齢者福祉課長など関係者が出席した。
渡辺市長と国分局長が覚書に署名して締結、記念写真に収まった。
席上、国分局長は、「当局は日常40台のジェイコムカーが地域に密着した営業活動を行っている。そんな中で少しでも地域の高齢者の見守り事業にお役に立ちたいとの思いで参加させてもらった」などと挨拶。
渡辺市長は、行政の力だけでは目の届かないことも多々あるとして「大変心強い」などと深く感謝した。
木更津市高齢者見守りネットワーク事業は、~高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう支援すること~を目的に平成26年(2014)に開始された。
高齢者と接することの多い民間事業者等と木更津市が連携することにより、「郵便受けに新聞や郵便物がたまっている」「2~3日姿が見えない」などの異変のある高齢者や、何らかの支援を必要とする高齢者を早期に発見し、必要な支援を行い、地域社会全体で高齢者を見守る体制を構築しているもの。
今回、(株)ジェイコム千葉木更津局との締結で36事業者が同事業へ参加したことになり、市にとってはより強力な体制が図られた。
市では、「異変に気づいた時は原則、市役所高齢者支援課〈℡0438‐23-2630〉へ連絡をいただきたい。状況によって臨機応変に対応をしていく」としている。
これまでに複数件の通報があり、一命をとりとめたケースもあったという。
24日招集、9月21日迄
29~1日の一般質問に18人登壇
木更津市議会9月定例会 上程議案は17件等
木更津市議会(議長・鶴岡大治)は「令和5年9月定例会」を、きょう24日(木)招集、9月21日(木)まで会期29日間の日程で開く。
本会議は24・29・30・31日、9月1・21日の6日間にわたり開かれ、いずれも午前10時(29日のみ午前9時)から始まる。
審議されるのは補正予算5件、教育委員会委員の任命1件、公平委員会委員及び固定資産評価審査委員会委員の選任各1件、人権擁護委員候補者の推薦3件、条例の一部改正3件など17件、請願1件。
一般質問(代表質問、個人質問)は29~1日の4日問行われる。
初日は代表質問のみで4会派代表4人、2日目からの個人質問には14人の計18人が登壇して執行部の見解を質す。
質問者は順に、
▽29日=羅針盤代表・草刈慎祐、自由民主クラブ代表・斉藤高根、公明党代表・竹内伸江、新栄会代表・座親政彦
▽30日=田中紀子、神蔵五月、渡辺厚子、・井晃治、吉田真紀人
▽31日=近藤忍、堀切俊一、永原利浩、重城正義、鈴木秀子
▽1日=佐藤修一、吾津松太郎、安藤順子、大野俊幸-の各氏。
委員会は1日に決算審査特別委偶会、5日総務常任委員会・同協議会、6日教育民生常任委員会・同協議会、7日建設経済常任委員会・同協議会、12~14日決算審査特別委員会、19日交通政策特別委員会協議会、基地政策特別委員会協議会・同委目会、21日議員全員協議会-の順。
議案は次の通り。
「上程議案」
▽専決処分の承認
▽令和五年度一般会計補正予算
▽同国民健康保険特別会計補正予算
▽同介護保険特別会計同
▽同公設地方卸売市場特別会計同
▽令和4年度歳入歳出決算の認定
▽教育委員会委員の任命
▽公平委員会委員の選任
▽固定資産評価審査委員会委員の選任
▽人権擁護委目候補者の推薦
▽同
▽同
▽附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定
▽印鑑条例同
▽火災予防条例同
▽令和5年度下水道事業会計補正予算
▽令和4年度下水道事業決算の認定
◎請願
▽「特定商取引法平成28年改正における5年後見直しに基づく同法の抜本的改正」を求める請願書
補正予算などは後日掲載。
趣味を活かして楽しく
舞台でカラオケや民謡、舞踊等を披露
木更津市シニアクラブ連合会 第46回芸能発表会
木更津市シニアクラブ連合会(会長・橋詰清、会員20クラブ、503人)の令和5年度「第46回木更津市シニアクラブ連合会芸能発表会」が21日(月)、4年ぶりに市民会館中ホールで開かれた。
同大会は、会員の健康保持や生きがいづくり、クラブの健全育成などを目的に開催されているもので、4年前の2019年に老人クラブから「シニアクラブ」と改称された。
例年、芸能大会として審査を行っていたが、今回は審査は実施しなかった。
午前10時からの開会式で、橋詰会長は「4年ぶりの芸能大会です。出演者も応援者も楽しい1日を過ごしましょう」と呼びかけた。
今年度の出演者は、16プロクラムに、団体・個人約50人が出場。
カラオケ、舞踊、合唱などで日頃の練習成果を披露し、多くの拍手が送られた。
また、午後零時30分からの閉会式では、部会長挨拶のあと、「お楽しみ抽選会」が行われ、素敵な景品が20人に当たった。
出演者も応援者も、思い出に残る楽しい1日になった。
市民俳句大会と短歌大会
木更津市文化協会 文化祭行事始まる
木更津市文化協会(会長・鹿島典子)恒例の文化祭行事「市民俳句大会」が、9月3日(日)、午後1時~3時まで中央公民館スパークルシティ6階第7会議室(木更津駅前西口)で開かれる。
「秋季雑詠」で未発表の3句を、川合憲子さん(℡0438‐22-2539)まで送るが、申し込み締め切りは終わっている。
当日、俳句大会に参加できる人に限る。
会費は500円(当日受付)。
また「市民短歌大会」は10月1日(日)午後1時~3時まで中央公民館スパークルシティ6階第7会議室(木更津駅前西口)で開かれる。
締め切りは9月8日。
随意題一首はハガキで、292-0026、木更津市井尻826、鈴木紫乃あて送る。
会員無料、会員外400円(当日受付)。
当日参加できる人。
自己免疫疾患の治療へ
DNA研究所など 新たな脂質の発見
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2‐6-7)は3日、東京大学、千葉大学と共同で、自己免疫疾患を引き起こす病原性Th17細胞の制御に関わる5つの脂質代謝酵素や機能性脂質を明らかにした、と発表した。
自己免疫疾患は、本来異物を排除する役割の免疫システムが、自分自身の正常な細胞や組繊に対して過剰に反応し、病状を起こす疾患。
近年、この免疫システムが脂質の代謝と密接に関係していることがわかってきた。
例えば、肥満になるとTh17細胞という白血球の一種が増加し、関節リウマチや炎症性腸疾患などの自己免疫疾患が引き起こされる。
しかし、どのような脂質がどのような仕組みでTh17細胞を増加させるかは明らかではなかった。
今回、かずさDNA研究所の遠藤裕介室長の研究チームは、投稿大学医学部の村上誠教授、千葉大学の中山俊憲学長らと共同で最先端の技術を駆使してTh17細胞の脂質代謝を詳細に解析した。
その結果、5つの脂質代謝酵素がTh17細胞を増加させること、脂質の一種であるLPE[1‐18:1]がTh17細胞を増加させること、さらにLPE[1‐18:1]はTh17細胞で遺伝子の発現を制御する主要なタンパク質と複合体を作ることでTh17細胞の増加に関わっている可能性があることを明らかにした。
同研究の結果、Th17細胞を利用した自己免疫性炎症疾患の診断マーカーや治療法の開発、さらに脂質代謝経路を創薬のターゲットとすることでメタボリックシンドロームの克服にも貢献することが期待される。