知事賞に竹内和義さん 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年1月19日発行

知事賞に竹内和義さん

コシヒカリ部門で最優秀賞、JA木更津
JA全農ちば主催 千葉米食味コンクール

千葉県内各地で作られた新米の出来具合・美味しさを競い合う4年度「千葉米食味コンクール」(JA全農ちば主催)の最終審査会が16日、千葉市内のホテルで開かれた。
「千葉米食味コンクール」は、県内で作られた米の品質や生産意欲の向上、PRなどを目的に、「JA全農ちば」が毎年開催しているもので、今回の2022産では、恒例のコシヒカリ部門のほか、兼開発で2020年デビューの新品種「粒すけ」の部門が新設された。
コシヒカリ部門では木更津市の竹内和義さん(49、鎌足)が、最優秀賞に当たる知事賞に輝いた。
2022年は県内各地のJAから対象銘柄のコシヒカリに76点、粒すけに32点の応募があった。
1次審査で玄米の成分分析や粒の大きさ、2次審査でうまみ成分などを数値化した「味度(味度)値」をそれぞれ機械で審査。
最終審査に残った両部門の上位各4点をこの日、「ごはんソムリエ」や米食味鑑定師など専門家10人が食べて審査した。
各4店の米の香りや味などを審査し、入賞者を決定した。
津武助の部門では、初代知事賞を佐倉市の清宮正裕さん(52)が受賞した。
同日、千葉市内のホテルで行われた表彰式では、県やJAの関係者約30人が見守る中、JA木更津市の竹内さんに知事賞が贈られた。
熊谷俊人知事から表彰を受けた竹内さんは「木更津野取り組みでJAを通じて学校給食米で最優秀の賞をもらうことが出来てうれしい」などと喜びの言葉を述べていた。
農薬や化学肥料に頼らない、健康な根づくりを心がけている、地域で出た有機物、例えば米ぬかや自分で作っている大豆かすなどを入れて、無農薬での米づくりに挑戦し、その苦労が報われた瞬間だった。
JA全農ちばによると、「今年のお米は、天候に恵まれ、大きな台風も来なかったので、良好な出来」になったという。

子ども達だけでフリマ

楽しみながら環境を考える体験型イベント
木更津市福祉会館 キッズリサイクルデイ

木更津市では市制施行80周年記念事業として「キッズリサイクルデイ」を15日(日)午前11時~午後零時30分まで、木更津市民総合福祉会館市民ホールで開催し、多くの子どもたちが来場して盛況に行われた。
子どもたちが楽しみながら環境を考える体験型イベント。
リユースの大切さを学んでもらおうと、市が企画し、NPO法人「キッズフリマ」(東京)が運営を担った。
「売る」のも「買う」のも「子どもたち」だけのフリーマーケットで、保護者は、専用スペースで買い物の様子を見守った。
買い物は小学生以上が対象で、出店者も小学3年生~6年生の50人。
使わなくなったおもちゃや、ぬいぐるみ、ゲームなどを並べ、「いらっしゃいませ」「何かほしいものはありますか」などと呼び込んでいた。
買い物に訪れたのも120人の小学生で、28の核ブースで品定めをしながら欲しいものを見つけ、お金を払っていた。
出店者の児童は「自分が進めた物を買ってくれたことが楽しかったです。自分が要らなくなった物をお喜んで買ってくれたことは、とてもいことだなと思いました」と笑顔を見せ、買い物をした児童も「キッズフリマに参加してみて、これからは使い終わったら捨てるのではなく、再利用するように取り組みたい」と話していた。
また、保護者からも、「子どもたちが自由に自分たちで考えて買い物をしている姿に感動しました。また参加したい」や、「いつも親と一緒に行動していて、一人で自分の判断で行動することがないので、今回はいい機会だと思った」などの感想が聞かれた。
午後1時からは、「環境セミナー」が福祉会館第1・第2研究室開かれ、NPO法人環境カウンセラー千葉県協議会から講師を迎え、環境マークや身近なプレスチックゴミから、海のみらい・木更津野みらいについて学習した。
三か児童は、「地球の環境のことや問題になっていることがわかった。友だちと何ができるか考えあい、実行して生活につなげていきたい」と話していた。

交通遺児への育成資金

木更津交通安全協会 4家族8人に贈呈

木更津交通安全協会(会長・竹内義一)は、このほど、交通事故により親を亡くした小学校及び中学校に在学する児童・生徒の家庭に対し、育成基金を贈呈した。
これは、寄付者から預かり保管中の基金から、学業資金に役立ててもらうため、同基金を送ったもの。
竹内会長が、木更津警察署管内の、木更津市・袖ケ浦市居住の交通遺児、4家族(8人)宅を訪れ、育英基金を渡した。

県6102人

17日のコロナ感染

県内では17日(火)新たに6102人が新型コロナウイルスに感染し、18人が死亡した。
感染者は前週の火曜日から2873人増加し、6日ぶりに前週の同じ曜日を上回った。
累計感染者数は138万5408人。
年代別では40~49歳が938人で最多。
新規クラスター(感染者集団)は7件確認された。

561万円を3団体に

アクアラインマラソン 実行委員会が寄付

ちばアクアラインマラソン実行委員会は16日、昨年11月6日(日)に木更津市と袖ケ浦市で開催した大会を通じて集めた計561万300円を、日本赤十字社県支部など3団体に寄付した。
寄付金の総額は過去5大会で最高額となった。
同実行委は、2012年の初開催から、Tシャツなどのグッズ売り上げの一部や、参加料とは別に任意で募る「ランナーチャリティ」(500円)などを社会貢献活動の一環として寄付している。
昨年の同大会では出走者の約4割に当たる6410人が応じ、過去最高の437万5674円(2018年)を大きく上回った。
日本赤十字社県支部(千葉市中央区)で開かれた贈呈式で、実行委の前田俊也事務局長が、日赤県支部や日本パラスポーツ協会、県教育振興財団の代表に寄付目録を手渡した。
前田事務局長は「快く寄付してくれたランナーの多さに驚いた。今後も大会を盛り上げていきたい」などと話した。

県技術・家庭科部会長賞

君津地方小中学校 技術・家庭科作品展②

令和4年度君津地方小中学校技術・家庭科作品展の入賞者続きは次の通り。

社説

119番の正しい使い方

昨年末、都内の国道で救急患者の搬送を終えた救急車が中央分離帯に衝突して、乗っていた救急隊員3人が軽傷を負うという事故があった。
事故原因は居眠り運転とみられているが、この頃、都内では新型コロナウイルス感染拡大の影響で救急搬送が急増、隊員たちはおよそ17時間連続で現場対応していたという。
救急車のドライブレコーダーには、運転席と助手席・後部座席の隊員も居眠りをしている様子が映っていた。
救急車は119番通報を受信した場合は特別な状況を除き必ず出動する。
しかし長引くコロナ禍等で独居者などから、生命にかかわる緊急用からは外れた不適切な通報も増加、救急隊員を悩ませているという。
119番の日はごろ安房汗で本来11月9日だが、1月19日にちなみ119番について調べてみたところ、前記のような救急隊員の過労どうもあった。
しかしこんな状況があったら迷わず119番・救急車を呼びたい。
▽大人では、突然の激しい頭痛、腹痛、高熱、立っていられないほどの急なふらつき、急な息切れ、胸の中央付近の締め付けられるような痛み・圧迫感。
血を吐く、血便等々。
▽子どもは、意識がない、ぐったりしている、冷や汗を伴う強い吐き気、けいれん、大量出血を伴うケガや広範囲の火傷、交通事故、水に溺れている、高所からの落下、いつもと様子が違うなど。
救急車を呼ぶときは、救急指令センター司令員の案内に従って対応する!。
電話番号や目印になる近くの建物(公共施設や商店、コンビニの場合は〇〇店まで言う)を伝える。
救急車が来るまでに、保険証またはマイナンバーカード、普段宿曜している薬(お薬手帳)、受信している病院の診察券などを用意しておく。
また通報者などが行った応急手当の内容も救急隊員に説明できるといい。
乳幼児の場合は、母子健康手帳、紙おむつ、哺乳瓶、タオル、ビニール袋などもあるとよい。
くれぐれもいたずら電話は慎みたい。

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